月曜日の午前中は西大井駅のメープルセンターで囲碁講座をしています。
前半は教材を使った講義、後半は生徒どうしで対局&永代の指導碁をしています。
今回の講座です。
講座の前半はテーマを絞った講義をしています。(後半は棋譜解説)
急場のサガリ(問題)
黒番です。
引き続き、白を攻めたい局面です。
攻めるには根拠が重要になってきます。
白の根拠を狭める方向性は?
急場のサガリ(解答)
黒1のサガリが急場で、正解です。
なぜ、黒1が急場かと言いますと、まずは右上隅が確定地になり、黒の根拠は安定します。
対する白はどうでしょうか?
白2、4と一生懸命に中央に向かって根拠を広げても、なかなかはっきりとした根拠はできません。
このように根拠は隅や辺でできやすいことから、相手を責めるには横から狭めるというのが基本の動き方なのです。
急場のサガリ(失敗)
黒1は一見すると白を厳しく攻め立てているように見えます。
しかし、これは白2と打たれるとすぐに白の根拠が広がってしまいます。
続いての黒3手目を見ると、急場のサガリの価値がより一層理解できるかもしれません。
今回の講座は「急場のサガリ」をテーマに6問を用意しました。
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月曜日の午前中は西大井駅のメープルセンターで囲碁講座をしています。
前半は教材を使った講義、後半は生徒どうしで対局&永代の指導碁をしています。
本日の講座です。
講座の前半はテーマを絞った講義をしています。(後半は棋譜解説)
ケイマにツケコシ(問題)
白が△とケイマにしてきたところです。
ケイマをする側が、必ず考えないといけないことは何でしょうか?
気分良くケイマばかり打っていると、手痛いしっぺ返しを喰らうことがあります。
ケイマにツケコシ(解答)
ケイマをするときには、黒1のツケコシからのシチョウを考えてから打たないといけません。
今回のツケコシはシチョウが黒良し。
白4とシチョウにしても逃げられて、黒を取ることはできません。
これは白が困ります。
ケイマにツケコシ(解答変化)
ツケコされてシチョウが悪い場合は、白4などに引いて戦うことになります。
今回は周りが黒だらけで、黒のほうが圧倒的に強い立場です。
ツケコシは大成功しそうですね。
結果として、問題図の△のケイマは悪手ということになります。
①ツケコシをされたときに、シチョウは良いか。
②シチョウが悪いときに、その後の戦いはどちらが有利か。石の強弱を判断しておく。
ケイマをするときにはこの二つを必ず考えてくださいね。
「攻めはケイマ」という格言があるように、ケイマは立場が強いときに使う手です。
攻めているときはシチョウが悪くても成功することが多いですが、少し間違えるとすぐに潰れてしまいますので常に気をつけておきましょう。
ケイマにツケコシ(失敗)
黒1はツケコシではありません。
白を飛び越えていませんからね(笑)
この切り方は形が悪く、白から色んな利きが生まれています。
白を分断したとしても、うまくいかないことも多いです。
実際の講座は「ケイマにツケコシ」をテーマに4問を用意しました。
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誰でも楽しい囲碁講座(メープルセンターHP)
西大井で囲碁教室(永代囲碁塾ブログ)
メープルセンターでの囲碁講座も3回目になりました。
ようやく生徒さんの名前と顔が一致してきましたし、棋力や棋風もだいぶ把握できました。
これからどのように指導していくかを練っていかねばなりません。
生徒さんは8人ですが、棋力分布図はこんな感じです。
・19路デビュー組が2人
・5級〜10級が3人
・5級前後が2人
・二段が1人
棋力が幅広いので、講座のレベルの設定や組み合わせなどなかなか難しいところがあります。
それでも基本が大事ということで、有段者でも参考になるような基礎的な考え方を教えています。

囲碁の勝ち負けは、最終的には「陣地の多さ」で決まります。
ただし、陣地を確保するためには、途中で絶対に取られない石を作らなければなりません。
そのため、「石の生き死に」がとても重要になってきます。
今回は、19路盤デビューしたばかりの方を対象に、中手を中心とした解説をしました。
とはいえ、これだけでは一桁級の方には少し物足りない内容かもしれません。
そこで話の本筋からは少しそれますが、
「この黒石を取ったら何目になるのか?」
という番外編もあわせて説明しています。
このように工夫していろんな棋力の方がいても、飽きないように工夫して講座をしてます。

その後は、石が生きるために必要な「スペース感」を身につけてもらうことを目的に、実際の形を見てもらいました。
一般的に、生きるためにはおおよそ8目程度の陣地は欲しいところです。
さらに余裕を持ちたいのであれば、10目ほどの陣地を確保したほうが良い、という話をしました。
こうした基礎的な感覚は、実は上級者であっても意外と疎かになりがちです。
このあたりも幅広い棋力の方に説明できる根本的なところだと思っています。
このようにいろんな棋力の方がいる講座でも、みんながしっかりと勉強になる内容を作っていきます!
『 週刊永代囲碁塾 』毎週水曜に配信中!
「囲碁講座」「詰碁」「棋譜解説」「実際の指導で出てきた形」などの特集で、棋力アップ間違いなしのオンライン囲碁雑誌です。全ての基本から学び直して、強くなりたい方はまず読んでください。
情報誌というのは厳しいとは予想していましたが、本当に難しいですね。
情報は無料で仕入れられる時代なので、付加価値をつけてお届けするのは難易度が高いです。
週刊囲碁マガジンでは情報雑誌としてのお役に立とうとしていたのですが、有料版では難しいかな…。
がっくり。
今後は方向性を変えて、永代囲碁塾らしく講座や詰碁をメインにして、棋力アップに特化していこうかなと思います。
それなら得意分野ですし、普段の講座でもフル活用できますしね。
情報系は引き続き、ブログでやっていけば良いかなと思います。
やっぱり情報は無料か…。
ここ3ヶ月くらいは寝る間も惜しんで一生懸命やってきたのですが、一旦は方向転換ですね。
でも、この努力は無駄にはならないと思うので、方向を変えて頑張ります!
今度は本でも出す勢いで頑張ります!
永代囲碁塾
JRの西大井駅すぐにある「メイプルセンター」で囲碁教室をやります。
まずはお試しの1dayイベントとして、10月6日(月)の10時〜12時に行います。
そしてなんと!!
こちらのイベントが大盛況になり、今後も継続して囲碁教室に行きたい!という声が多数の場合は、1月から毎週の講座として始まります。
ぜひとも皆さまの応援をよろしくお願いいたします。
ある日、とある女流棋士から「カルチャーセンターで囲碁教室やらない?」と連絡がきました。(ありがとうございます!)
メイプルセンターの囲碁教室をやっていた先生が、お辞めになるということで後任を探しているとのことでした。
西大井は武蔵小杉に近いこともあり、仕事がある日なら筋が良い(囲碁用語)場所です。
そこで開催日時などを相談させていただいて、これで人数が集まるならスタートしましょうと即決。
悩んでいるよりも、とりあえずは条件を決めて動き出したほうがいいなという、いつものスタイルです。
少し前まで囲碁教室に通っていた方々がまた来てくれるようになるか、新規でどれだけ来るかなどは未知数ですが・・・。
でも結局は「やってみないと分かりませんよね」という口癖とともに受けました。
対象の棋力は講座名にあるように、誰でも楽しんでもらえる講座にします。
だから初心者でも大歓迎です。
生徒間の棋力差がすごすぎてどうにもならなかったら、講師を二人体制にする覚悟で初心者でもOKということにしました。(うちには奥様という奥の手があるのだ〜)
おかげさまでイベントは10人以上の申し込みがあるようです。(でも、初心者は0人かな・・・?)
これでとりあえずはイベントを無事に開催できそうです。
そして、次の段階は体験教室に満足していただいて、毎週の講座が始まるのか・・・。
また報告します。
乞うご期待!
ちなみに、これを見てくれた方が来ていただいてもいいですよ(笑)
よろしくお願いいたします〜!
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをおすすめします。
永代囲碁塾
NHK囲碁フォーカスは10月から新講座が始まるのですが、なんと!
講師が山下敬吾九段になるそうです。
ビッグネームが来ましたね。
七大タイトル経験者としては初めての講師だと思うのですが、それにしても七大タイトル経験者という枠を超えるほどの実績をお持ちの山下九段です。
棋聖5期
名人2期
本因坊2期
天元2期
王座2期
碁聖1期
と、七大タイトルだけでも、これだけ獲得しています。
ただ、よく見ると「十段」だけがないですね。
十段があれば七大タイトルのグランドスラムでした。
講座名は、聞き手を続投する徐文燕プロによると「盤上の冒険王」とのことです。
10月からの囲碁フォーカス 講師は山下敬吾九段!私も続投させていただきます。
— 徐文燕 (@Jobunen115) September 9, 2025
講座のテーマは『山下敬吾 盤上の冒険王👑』
無難な良い手ではなく、山下流の冒険心のある手で魅せる打ち方を紹介します!
どんな冒険が始まるのか、私も今からワクワクです✨
毎週日曜日、12時〜ぜひお楽しみに! pic.twitter.com/iZF5nCq4BQ
AI流に頼らず、山下九段は独自の路線で「破壊力満点の棋風」を貫いています。
そんな山下九段ならではの講座になりそうですね。
山下九段とはマイナビ出版から、一緒に本を出版させてもらっています。
山下敬吾九段が著者で、永代が編集を担当しております。
本当に実戦でよく出てくる形をまとめています。
ちょうどほぼ10年前に出版してるのですが、これだけは今だに売れ続けているようで、文庫本が販売されています。
(私が編集を担当した他の4冊はすでに廃版になっており、電子書籍のみ)
ロングセラーも納得のお勧め本ですので、よろしければどうぞ!!
出る順で学ぶ実戦死活・著/山下敬吾九段
私が山下九段と交流があったのは・・・。
・本を出版したとき(2冊)
・ケーブルテレビ杯(当時)の全国大会で指導碁を打ってもらった+打ち上げの食事会
大きく分けると、この二つかなと思います。
こちらのエピソードはまた次回以降のお楽しみに・・・。
実際にレッスンで出てきた形を紹介します。
要石・・・相手の石を切っていて、相手の石を弱くするなど影響力のある石
カス石・・・相手の繋がっている石に、ただくっついているだけで、影響力がほとんどない石
※石数は関係なく、あくまで分類する目的
テーマ図
黒21、23、25の黒石がそれぞれ要石かカス石かを判断します。
黒A・B・Cはそれぞれが白五子にただくっついているだけのカス石です。
相手の石を切っているわけでもなく、ほとんど影響力を持たない石となります。
さらに詳しくいうと、この中でも一番価値が小さいのは黒Cです。
黒Cを取るためには白があと2手必要とすると、黒Cの周りに合計で6個もの白石を費やすことになります。
黒Cの一子を取るために6個も使うなんて、非効率な石の取り方です。
黒Bを取るには周りで合計4個で、これはポン抜きと言われるような、効率の良い取り方になります。
黒Aを取るには、周りに合計5個です。
黒Aは黒Cよりはいいけど、黒Bには劣りますね。
よって価値の高い順は
黒B>黒A>黒Cとなります。
価値の高い順で黒Bと黒Aをしっかりと守れる黒1が形です。
一番価値の低い黒Cは、一番捨てやすい石となります。
黒1は▲の一間の間をつないでいます。
これは一間トビをノゾかれていないのにツグことを「棒ツギ」と愚形の一種として呼んでいます。
逆に一間トビをノゾかれてツグのは「ピンツギ」と好形の一種として呼びます。
この違いによる石の効率を感じ取れるようになりましょう。
説明したいことが関連していて、長くなってしまいました。
次回は黒27の手抜きについて解説したいと思います。
(黒27そのものの解説ではなく、右辺を手抜きという考え方について)
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをおすすめします。
永代囲碁塾
テーマ図(黒番)
全局的に弱い石がなくなり、落ち着いた局面です。
戦いが起きそうにない局面の場合は、陣地の攻防がポイントとなります。
それでは、次の一手を考えてみましょう。
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正解図
黒1(B)で隅を確定地にするのが正解です。
白2はそう大きい場所ではありません。
白2に対しての黒は、受けても確実で良いのですが、私なら黒3、5と白の勢力を削減します。
そして、黒7、9と大ヨセに入って、黒が絶好調でしょう。
「 中盤 = 戦い 」
「 終盤 = ヨセ 」
中盤が終わったら終盤というのは誰もが分かることです。
大事なのは「いつ中盤が終わるか」ということ。
中盤は「戦いが起こる見込みがなくなったら終了」です。
要するに「 弱い石がなくなった & 打ち込みがなくなったら 」ヨセに入ると考えてOKです。
この考え方の講座はまた別でやりたいと思います。
失敗図1
黒1(A)は右辺黒の確定地から広げているので大きくはありません。
右辺の黒は最も価値の高い一階建て部分が、すでに確定地になっているからです。
これが「確定地から囲う」という表現になります。
白2から10まで、三々に入られて一階建て部分を大きく荒らされるのが大きいです。
黒11から中央を増やしても白12、14で邪魔をされると、そう大きくはなりません。
中央は柱を2本も高くしないといけないために、簡単には大きくならないのです。
これが一階建て部分の効率の良さが分かる理由です。
失敗図2
白2の三々に対して、黒3から被害を最小限にしたとしましょう。
しかし、この定石は白が先手となります。
黒7まで先手で大きく減らされたうえに、白8などに先着されます。
黒11まで囲っても、白14までの進行を見てください。
気づけば白地も拡大しています。
隅の三々を先手でやられた分だけ、損害が残ります。
これまで勢力の広げ方について3問やりました。
下記の3つを基本として、常に意識してください。
| ① 土地を広げる(一階建て部分) |
| ② 柱を高くする(二階建て部分) |
| ③ 屋根を作って陣地確定 |
これに加えて
| ④ 次の狙いがある場所へ打つ |
| ⑤ 確定地からは囲わない |
このようにグレードアップしていけば、家づくりの名人になるはずです!
それでは頑張ってください!
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをお勧めします。
永代囲碁塾
前回の記事はこちら↓↓
テーマ図(白番)
白でA、B、Cと3つの候補を選びました。
勢力を広げる順番を考えましょう。
さらには勢力を広げるだけでなく、他にも狙いが持てれば一石二鳥になりますね。
A、B、Cのいずれかに打つと、黒の勢力への狙いが生まれます。
それでは、お考えください。
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正解図
白1(B)の二間ビラキが自身の補強も兼ねた、落ち着いた好手です。
白の土地を広げながら、黒の土地拡大を防いでいます。
さらには……。
黒が手を抜くと、白5の打ち込みが強烈です。
黒は6から連絡する程度ですが、白9まで大成功。
黒地がなくなって、白地がどんどんと増えています。
このように、勢力を広げる好点なだけでなく、次に打ち込みを狙えるという一石二鳥の手でした。
この次の手を狙うというのは、とても大事な考え方です。
もし、白1に対して黒が9と受けてくれれば、先手で白の勢力を広げられて嬉しい展開となります。
失敗1図
白1は土地を確定地にすることで決して小さくはないところですが、時期尚早です。
黒2とお互いの勢力を広げる好点に先着されると、左下白も少し不安になってきました。
白3と受けるくらいですが、黒4から柱を高くしながら白へプレッシャーをかけられて、黒が好調でしょう。
失敗2図
柱を高くするのは、土地を広げたあとにするものですので、手順が前後しています。
黒2のほうが、勢力を広げるうえでは勝ります。
土地を広げたあとに、柱を高くすることで、床面積がどんどんと広がっていきます。
土地が狭いのに柱を高くしていくのは、細長いビルのようになってしまい、床面積はあまり広がりません。
まずは平屋でもいいので、一階建て部分を精一杯に広げる。
そして、余裕があれば、二階建てや三階建てを作っていくという順番が良いのです。
まさしく陣地は家づくりと同じなのです。
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