今回は、Hちゃんが1ヶ月ぶりに来てくれて、教室はとても賑やかでした。
そして、先月は小学校別の団体戦がありましたが、今月は7月21日に「ロッテ杯」という教室別の団体戦があり、こちらにも出場することになりました。
永代家からは、小学校別の団体戦に長男と次男が出場しましたが、ロッテ杯には長女が大将として出場します(笑)
他にももう少しすれば、19路盤でしっかり対局できる子たちも増えてくるので、そのときは大勢を引き連れて大会に出場したいですね!
最近はとても暑く、まるで真夏のような気候ですが、鈴田先生が毎回来てくださり、しっかりと指導してくれています。
生徒どうしの対局の見守り&アドバイス、指導碁、詰碁指導など、毎回大活躍してくれています。
いつも本当にありがとうございます!
そんな鈴田先生ですが、今回は終わりのほうで、いつの間にか長男と対局していました(笑)
ハイレベルな熱戦が繰り広げられ、暑い夏にふさわしい、熱い戦いでした!
日本一やさしい囲碁入門ドリル
東京子ども囲碁普及会では囲碁入門ドリルを使用しています。
簡単な問題をたくさん解くスタイルで、子どもたちも大喜びで問題に取り組んでくれます。
楽しく上達できる囲碁入門ドリルをお友達に勧めてみませんか?
2025年7月9日、日本棋院東京本院にて「第50期碁聖戦挑戦手合五番勝負 第2局」が行われました。
黒番の井山裕太碁聖が、白番の芝野虎丸十段に185手・中押し勝ちを収め、シリーズは1勝1敗のタイとなりました。
白の虎丸十段が、中盤で白模様をひたすらに大きくしました。
対する井山碁聖は白のスソ空きや少しだけある利きを使って、突入。
最後には白地を荒らすどころか、逆に攻め合いで白石を取ってしまうというおまけつき・・・。
読みに自信がないと、突っ込んでいけない局面の連続でしたね。
堂々と勝ち切った井山碁聖、強い。
井山碁聖は王座と合わせて二冠。
虎丸十段は十段のみで一冠。
一力棋聖の国内五冠を奪いにいく前哨戦になっていると思います。
どちらに勢いがつくか。
天王山となる三局目が楽しみですね。
第三局 7月18日(金)
第四局 8月1日(金)
第五局 8月20日(水)
いずれも会場は日本棋院となります。
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく、「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをお勧めします。
永代囲碁塾
囲碁漫画『伍と碁』の第二巻が発売されました〜。
第一巻は発売開始後すぐに重版が決まり、人気だったようですね。
第二巻が発売されたということで、さっそく駅前の本屋さんで買ってきましたよ。
伍と碁(第二巻)
そして、この表紙を見て思ったこと・・・。
もしかして、タイトルに使われている「伍」の漢字は、五人のライバルたちのことなのではと・・・。
いまさらですが(笑)
絶対にみんなは気づいてましたよね。
当たり前すぎて話題にも出なかっただけですよね。
まぁ、タイトルの漢字にあるように、一巻ではライバル一人目の葉月ちゃんが出てきました。
囲碁界にはまずいないタイプです。
そして、第二巻では二人目の光士郎くんが登場です。
生徒会長をやっている、熱そうな男です。
囲碁界にはまずいないタイプです。
設定にはいろいろと面白いところもありますが、そこは漫画なのでご愛嬌。
スピーディーな展開は『ヒカルの碁』にも似てますね。
今後の急展開が楽しみです。
2026年2月に開催される「三鷹市小学生囲碁大会」。
親子囲碁入門を含めると、計200人の参加者が集まるビッグイベントです。
今日はそのミーティングがありました。
前回大会は2月に終わったばかりですが、5月から毎月開催していて、今回は3回目のミーティングです。
大会はだいぶ先の話になりますが、文化庁の申請関係や、三鷹市への後援申請、ゲスト棋士への依頼、スタッフの人数確認など、さまざまなことの確認が必要になります。
大規模なイベントを開催するには、それなりの準備が必要で大変なんですよね。
そして、このミーティングの面白いところは…。
三鷹囲碁界の情報交換の場でもあるのです。
いつもの話題は、三鷹市内の小学校にどうやって囲碁クラブを増やすかなど、普及活動についてが主な話題です。
しかし!
今回の話題はもちろん!
三鷹市出身の吉田透真くんの入段についてです。
さっそく今月に、三鷹市長に会って報告をするそうです。
さらには、地元のテレビ局であるJCOMも取材に入るそうです。
入段祝賀会はどうするか、後援会はどうするかなど、話が尽きません。
三鷹市長も囲碁に一定の理解があるような気がしますので、三鷹市を囲碁の街にするべく、みんなで頑張っていきます。
永代囲碁塾
日本棋院東京本院の令和8年度夏季採用棋士が決まりました。
三鷹市出身の「吉田透真(よしだ とうま)」新初段です。
2011年生まれの14歳で、中学3年生。
中学生のうちに囲碁棋士になるのは素晴らしいですね!
記事にも出てくる「放課後教室の囲碁クラブ」は、実は「きらめき囲碁クラブ」のことなんです。
とうま新初段との出会いは、私が夏休み教室の講師として呼ばれたときでした。
当時はまだ15級くらいで、とにかく元気いっぱい。
少し目を離すとどこかに行ってしまうような、まさに「やんちゃ坊主」でした(笑)。
先生たちは毎回あたふたと探し回っていたようですが、いざ対局が始まると、その表情は一変。
すさまじい集中力だったのを覚えています。
あの頃から「この子は強くなる」と確信していましたが、まさか中学生のうちにプロになるとは…(笑)
その後は三鷹近辺の先生方に教わりながら実力を伸ばし、さらに藤沢一就プロの「新宿子ども囲碁教室」で本格的に腕を磨いていきました。
私はというと、たまに相談を受けるくらいで、実際に教えたのは数えるほどです。
むしろ院生時代のとうまくんが、きらめき囲碁クラブに来てくれて、永代「とうま」と一緒に対局してくれたこともあります。
そのとき、私も対局する機会があったのですが、向先で負けてしまいました。
当時は院生Bクラスくらいで、すでに実力はありましたね。
インタビューで、とうま新初段は「世界で戦える棋士になりたい」と語ったようです。
実際に、もうすぐマレーシアで行われるU−18の世界戦に、日本代表として出場します。
早速、活躍するチャンスですね!
みんなで応援しましょう~!
きらめき囲碁クラブでは、実戦対局だけでなく、ドリルを使った問題にも取り組んでいます。
特にドリル形式は子どもたちに大人気で、一度始めるとどんどん夢中になって解いていきます。
囲碁はどうしても難しいイメージがありますが、簡単な問題を解いて「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることが、自信ややる気につながっていきます。
そんな成功体験をたくさん得られるように、この囲碁入門ドリルを活用して、最初のハードルを楽しく乗り越えていきましょう!
ご購入はこちらから↓↓
日本一やさしい囲碁入門ドリル
先日、囲碁入門ドリルの製作秘話を紹介しました。
今回は肝心の中身を紹介したいと思います。
問題のレイアウトは、1ページに9問のものと4問のものの2種類です。
下記のように陣地など全体にかかる問題は見にくくなるので、碁盤を大きめにするため、4問にしています。
そして、デジタル版ならではの機能で、問題と解答は相互リンクをしていて、右下のリンクを押すと、関連するページ同士を行き来できるようになっています。
(ここが製作秘話で触れた、リンクの欄が同じ場所にうまく納まらなかったり、PDFの変換のやり方しだいではリンクが機能しなくなったりしたところです。それで1ページずつ座標を入力したり、画像を前面にするなどを入力していきました)
ドリルというと、問題をばーーーとやって、あとでまとめて答え合わせする流れが一般的ですよね。
しかし、あとで解答を見ても「この問題ってなんだっけ・・・?」ということもしばしば。
やはり、その場ですぐに答え合わせしたほうが良いと思いました。
それなら問題のすぐ後ろに解答ページを配置して、問題と解答を交互に配置すればいいのでは、という声も聞こえてきそうです。
でもですね。
そんなのは「ドリルじゃない!」と思ったのでこのドリル形式にしました。
なんとしても「囲碁入門ドリル」という響きを使いたかったのです(笑)
下記は部分的な問題なので、1ページに9問です。
冒頭に囲碁のルールを載せています。
ルールをまとめてテキストで1ページ。
実際、囲碁のルールは5つくらいしかないので簡単に終わっちゃうんですよね。
そこで、各ルールに対応した問題を1ページずつ作成しました。
こんな感じで図をつけたものが、合計5ページです。
これでルールブックとしての役割は終わりです!
早い!(笑)
でも、これだけで囲碁が完璧に打てるようになる方は、天才の部類に入ると思います。
普通はこれを見ても、99.9%の方が対局のイメージは湧かないでしょう。
それではどうしたら良いか?
ボードゲームの中で最も難解とされる囲碁を、テキストだけで理解しようというのは無理がありますよね。
だから、ひたすらに問題を解いて、体にルールを染み込ませるのが一番なのです。
自転車の練習は最初、乗る、転ぶ、乗る、転ぶ・・・とひたすら実践の繰り返しをしますよね。
囲碁も同じで、問題を解く、解答を見る、問題を解く・・・とひたすら繰り返すのが上達への一番の近道なのです。
こんな感じで問題を解いているうちにルールが理解できて、いつの間にか9路盤で囲碁が打てているという流れを作っています。
自転車にどうやって乗れるようになりましたか?
これを理屈で説明できる人はそうそういないと思います(笑)
ということで、9路盤で打てるようになりたい方は、ぜひこのドリルの問題を繰り返し解いてみてください。
すぐに解答を確認できるので、楽しく取り組めると思いますよ!
これから囲碁を始めたいと思っている方にお勧めしてください〜!
最近はまた人数がたくさん集まり始めています。
今回、19路盤を出した数は4面!
19路で打てる子が増えてきました。
継続して通ってくれている証拠ですね。
みんな、上達してきています。
休憩時間中でしたが、いきなり「こんにちは〜」との声が。
振り返ってみると、そこには李沂修八段← の姿が!
「近くだったから寄ってみた」ということだったらしいのですが、気にかけてくれて嬉しかったですね。
休憩時間が終わったあとの勉強時間も、横から見守ってくれて、子どもたちにアドバイスをくれていました。
李八段とは院生時代に同時期ですが、私よりも5歳下です。
5歳も年下なのに、私と同じクラスにいるんです。(何かおかしい)
その後も颯爽とプロになってしまい、若鯉戦優勝や棋聖リーグ入り(現在のSリーグに相当)をしたすごい棋士なのです。
そんな李八段が「何かあったら手伝うから気軽に言ってね〜」と言ってくれています。
昔から良い子でしたが、今も良い子でした(笑)
▲ 教室に突然登場した李沂修八段!
「世界一」はちょっと確認できないので(笑)、
今回は「日本一やさしい囲碁入門ドリル」として、ついに完成しました。
内容はドリル形式で260題。
ページ数も約80ページと、なかなかのボリュームになっています。
もちろん囲碁をまったく知らない人でも「このドリルで、囲碁が打てるようになる」という設計にしました。
ルール説明から基本的な形、終局のところまで。
ファイルの形式はPDFです。
紙で印刷しても使えるし、スマホやタブレットでも見やすいようにしました。
問題ページから解答ページ、解答ページから問題ページへ、それぞれすべてに相互リンクを貼って行き来できるようにしました。
デジタル教材ならではの便利さですね。
……が、いざPDFに変換したら「リンクが全部消える」という悲劇が発生。
Word上では機能していたリンクが、PDF変換でなぜか無効に。
調べて、やり直して、調べてを繰り返し……なんとか復旧しました。
さらにもうひとつ「碁盤が縮む」問題も。
Wordではきちんと配置していた碁盤が、PDFにすると突然小さくなるという謎の現象が起きました。
画像のサイズ調整や配置設定など、ほとんどのページでサイズや座標を手入力していました。
そもそも最初から「思ったところに画像が配置できない」というWordあるある。
行間が微妙に広かったり、真ん中に配置されなかったり、なぜかスペースが足りなくなったり。
地味に大変な調整作業が続きました。
オンライン販売のために決済機能も準備。
Stripeでアカウントを作ったものの、色々と手間取っていたら時間が経ちすぎたせいか「一時停止」状態に。(途中できちんと対応していれば良かった)
その後の復旧にも意外と手間がかかり、こちらもまた一苦労。
「販売までの道のりって、本当に大変なんだな」と実感しました。
もちろん中身だけでなく、表紙や全体のデザインにも悩みました。
そもそも私は素人なので、イラストなんて描けません(笑)
そこでChatGPTにお願いして、表紙のデザインをやってもらうことに。
……が、これがまた大変。
「ここの漢字はおかしい」、「碁石の大きさが白と黒で違う」、「碁盤のマス目の中に石を置かないで」など、
何度も細かい修正をお願いしながら、やり直しの連続。
気づけば50回くらいは作り直していたと思います(笑)
さらにはファイルサイズも気にして、一部は白黒にしたり、画像を軽くしたりと地道な作業が続きました。
囲碁の本はたくさんあっても「本当にやさしい入門書」は意外と少ないと思います。
おそらく、入門というのは一番お金になりにくい分野。
でも、多くの人が必要としているし、最近では最も重要な分野として力を入れ始めています。
だからこそ、きちんと初心者の方のために用意したいと、ドリル形式で入門書を製作しました。
入門の時期は考え方を学ぶというよりも、数をこなして経験を詰むことが大事です。
自転車が乗れない子どもに、自転車に乗るフォームを細かく教えたりしないですよね。
最初はたくさん実践して、たくさん失敗することが上達への一番の近道なのです。
ということで、何も考えずにたくさんの問題に取り組んでください(笑)
ご興味のある方は、以下のショップページからぜひご覧ください。
「日本一やさしい囲碁入門ドリル」表紙
2025年6月25日、記念すべき第50期碁聖戦の第1局が、日本棋院東京本院にて行われました。
挑戦者は芝野虎丸十段。
昨年に続き2年連続の挑戦で、前回はストレート負けを喫していますが、今回は一味違います。
春の十段戦では井山十段(当時)をストレートで破って十段を奪取。
直近の本因坊戦挑戦手合でも一力遼本因坊を相手に、劣勢な状況から食らいつき、星を五分に戻して最終局まで持ち込んでいます。
一方、迎え撃つ井山裕太碁聖は現在5連覇中。過去にも6連覇を果たしており、このタイトル戦では圧倒的な実績を誇ります。
そんな二人の初戦、今回は芝野十段が黒番。
持ち時間各4時間、秒読みは残り5分からというスピーディな早碁形式の一日制です。
結果は午後5時38分、159手までで芝野十段の中押し勝ちとなりました。
昨年は三連敗でタイトルを逃した芝野十段にとって、今回の先勝は非常に大きな意味を持ちます。
対局内容もほぼ完勝と言ってよいのではないでしょうか。
幸先の良いスタートを切りました。
舞台は日本棋院東京本院。歴史と伝統を誇るこの場所で、第50期という節目の碁聖戦初戦が行われるのは、まさにふさわしい舞台設定でした。
立会人は片岡聡九段。
穏やかで柔らかい語り口が印象的な棋士で、タイトル戦の進行役としても安心感があります。
優しくダンディーなおじさまです(笑)
記録係は大西研也六段と張心澄二段。
若手の二人がしっかりと記録を務め、現場に爽やかな空気を添えていました。
解説には鶴山淳志八段(新聞)、沼舘沙輝哉七段(幽玄の間)と、若手〜中堅の実力者が勢ぞろい。
今後を担う布陣としてもバランスの良い顔ぶれでした。
タイトル戦では毎回話題になるのが“昼食”と“おやつ”。
今回の昼食は、芝野十段が「あづまやの親子重」、井山碁聖が「明治座の桔梗」。
いずれも東京本院近辺の定番メニューですが、今回はどんな心境で決めたのでしょうか。
おやつは井山碁聖が「ガトーショコラとリンゴジュース」。
芝野十段が「ブルーベリーフロマージュとももジュース」。
芝野十段は甘党なイメージですが、井山碁聖もしっかりと甘いものを補充してますね。
対局の緊張感とは裏腹に、こうした柔らかい場面があることが、タイトル戦のもうひとつの魅力ですね。
ときには盤上よりも食レポで盛り上がることもよくあるくらいです(笑)
第2局は7月9日(水)、日本棋院東京本院にて行われます。
2回目の6連覇に向けて、二連敗は避けたい井山碁聖。
対して、絶好調の勢いそのままに突っ走るか、芝野十段。
次局も楽しみです。
永代囲碁塾
2025年6月25日、いよいよ第50期碁聖戦五番勝負が日本棋院東京本院にて開幕しました。
第50回という記念すべき節目の期に登場したのは、井山裕太碁聖と、挑戦者の芝野虎丸十段。
井山碁聖は直近の3期でストレート勝ち。
さらには第46期からの「5連覇」という大記録がかかった重要なシリーズです。
(第37期-42期の6連覇とは別で)
一方の芝野十段は、2年連続での挑戦。
昨年の3連敗ストレート負けの雪辱を果たすべく、再びこの舞台に帰ってきました。
(先日の十段戦では芝野十段が3−0ストレート勝ちをしておりましたが)
ちなみに今回の立会人は片岡聡九段。
温厚な人柄と的確な分析で知られるレジェンド。
そして、記録係は大西研也六段と張心澄二段です。
対局の模様は、いつもの通り「幽玄の間」での中継に加え、日本棋院のYouTubeでも同時配信されていて、ファンの間でも大きな注目を集めています。
井山碁聖が節目の五連覇を飾るのか。
それとも、最近絶好調の芝野十段が世代交代の狼煙を上げるのか。
このシリーズも楽しみですね。
永代囲碁塾