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プロ棋戦情報

 

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上野愛咲美、連勝で奪取!【第29期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合 第2局】(日本棋院)

姉妹対決は姉・愛咲美の先勝!「女流棋聖戦」(永代囲碁塾)

 

二連勝で決着!姉・愛咲美が三冠達成!

 

注目の姉妹対決は、上野愛咲美女流名人が二連勝で幕を引きました。

これで女流名人、女流立葵杯と合わせて三冠です。

上野梨紗四段はこれで扇興杯のみとなり、一歩後退。

一力さんは五冠ですし、国内のタイトルが少しずつ片寄ってきていますね。

この二人を倒すのは誰かということが、しばらくはトレンドになりそうです。

 

大石を取られてからの大逆転!(第二局)

 

黒・上野 梨紗 女流棋聖

白・上野 愛咲美 女流名人

女流棋聖戦第二局
女流棋聖戦第二局
 

愛咲美女流名人はなんと!

大石である、左の白一団を捨てたのです!

うん?うーん。

さすがに捨てたのではなくて、取られたのではないでしょうか。

私ならここで投了してますね。

この碁はもう勝てる気がしません。

さぁ、第三局目はどうなのるのかなと思っていたのですが…。

ところがどっこい、愛咲美女流名人は諦めませんでした。

そして、最後にはきっちりと逆転まで…。

すごい精神力ですね。

今回の姉妹対決は約40年ぶりのことでした。

でも、この二人のことなので今後はたくさん対局することになるでしょう。

なんなら、一年に一回は何かのタイトル戦で番碁を打ってそうですね。

姉妹対決に注目です。

 

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上野愛咲美が先勝!【第29期ドコモ杯女流棋聖戦挑戦手合 第1局】

 

41年ぶりの姉妹対決!

 

過去には杉内寿子九段、本田幸子八段、楠光子八段の三姉妹でタイトル戦頂上決戦があったようです。

それがもう41年前とのこと。

歴史を感じますね。

さて、ここから新たに歴史が動き始めました。

上野愛咲美女流名人と上野梨紗女流棋聖の頂上決戦です。

さらには、この二人は若いし実力派なので、これからは何度も頂上決戦をすると思われます。

ある意味で恐ろしいですね(笑)

 

直前に沸いた直感(第一局)

 

・上野 愛咲美 女流名人
・上野 梨紗 女流棋聖

 

1図

1図、黒番は上野愛咲美女流名人です!

見てください。この雄大な打ち方を(笑)

発端は右下の「目外し」(3の五のポジション)という珍しい立ち上がりからですね。

打つ直前に目外しでいくと決めたようで、上野梨紗女流棋聖も予想していなかったのではないでしょうか。

AIの評価値的には黒の勝率がよろしくなかったのですが、そんなことはなんのその。

結局は戦いに入ってすぐに勝率も取り戻し、最後にはがっちりと勝ち切りました。

 

 

上野愛咲美女流名人「妹は負けたあとに成長するので油断せずにいきたい」とか面白いコメントですね(笑)

今後も姉妹の掛け合いが見れると思うと楽しみです。

あ、もちろん対局も注目ですよ〜!

 

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一力、準優勝【第30回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負 第3局】
 

LG杯、第一局目を勝利するも、その後は連敗

 

第一局目を勝利して、応氏杯と合わせて世界戦二冠に王手をかけた一力棋聖。

しかし、第二局と第三局に負けてしまい、世界戦二冠ならず。

惜しくも準優勝となりました。

準優勝とはいえ、世界で互角以上に戦えることを証明してくれました。

先日の新韓銀行世界棋仙戦では芝野虎丸十段がベスト4に入っています。

日本勢が世界で戦える状態になってきています。

今後に期待しましょう!

 

やり過ぎた?(第三局)

 

黒・一力遼棋聖 白・申旻埈九段(韓国)

 

1図

1図、実戦は申九段が白1とアテ込んだところです。

これに対して大人しく受けていれば、互角の形勢でした。

 

2図

2図、一力棋聖は黒1から反発していきました!

場合によっては中央白の大石を取ってしまうぞ!という迫力のある一手ですね。

世界戦優勝決定局でこの一手を繰り出すとは度胸満点です。

しかし、結果的にはこれがやり過ぎだったようで、この後の形勢は白に好転していきました。

やはり、大石を取るのは大変なんですね…。

相手がトップ棋士なら、なおさらです。

結果は準優勝でしたが、日本の囲碁ファンは大きく盛り上がりましたし、また次回にも期待ができる内容でした。

引き続き応援していきましょう!

 

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一力が先勝!【第30回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負 第1局
 

LG杯、決勝三番勝負の第一局目で逆転勝利!

 

一力棋聖の快進撃が止まりません!

昨日に行われたLG杯の決勝で、韓国の申旻埈九段に黒番で中押し勝ち!

序盤から終始苦しい時間が続いていましたが、最後には大逆転勝利となりました。

これで応氏杯に続いて、世界戦二冠へあと一勝となりました。

次回の第二局は1月14日(火)に行われるようです。

第三局は1月15日のようですが、ここは二局目で決めてもらいましょう!

 

逆転負けでの敗戦

 

黒・一力遼棋聖 白・申旻埈九段(韓国)


 

 

逆転の場面です。

この直前の白の一手で、白の勝率85%→黒の勝率85%とその差は170%(笑)

しかも、このあたりのAIの解説を見ても全く分かりません。

トップ棋士の頭の中はどうなっているんでしょうね。

しかし、とにかく劣勢の中から掴み取った1勝は大きい!

この調子でもう一局お願いします〜!

 

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芝野十段は開幕戦

 

名人リーグで芝野虎丸十段は初戦が手空きだったことから、今回の福岡航太朗七段との一局が開幕局となりました。

結果は芝野十段の黒番1目半勝ち。

微細な形勢が揺れ動く一局でした。

 

好勝負な立ち上がり

 

黒・芝野虎丸十段 
白・福岡航太朗七段

1図

序盤は色々と戦いを経ながらも、形勢は互角の立ち上がりでした。

実戦、白が赤丸のところへ出てきました。

これはアマチュアの多くが何も考えずに黒1とオサえるところでしょう。

しかし、このあと黒は断点だらけなので、何だか味が悪そう…。

白が形勢をリードする

2図

実戦の黒は結局、黒1としっかりと守って白2とツキ破らせることを選びました。

黒3と白一子を抜いて、右側の黒は二眼生き。

左右の黒は安全に落ち着くことができましたが、このワカレは明らかに白が戦果を上げています

ここで白が一歩リードしました。

でも実はAIは、1図のアマチュアの誰しもが考える黒1を推奨していました。

芝野十段は考えすぎたのかもしれません。

囲碁って難しいですね。

AIも予想できなかった妙手!

 

3図

黒が赤丸に打った局面です。

このときの評価値は白のほうが優勢でした。

これに対する応手は、白1がAIの第一候補のようです。

でも、ここで不思議なことが起きます。

白1が正しいのに、評価値がすごく落ちるんですね。

それは…。

黒2がAIの候補手にもない妙手のようで、黒の評価値がぐぐっと上がっていきます。

そしてここから…。

AI超えの一手!

4図

白の応手に問題があったとはいえ、黒16まで一気に形勢が逆転して黒良しになってしまいました。

ここから先は細かいながらも、白に勝ちはないようです。

黒の赤丸(3図の黒2)というAIを超える一手を繰り出した芝野十段が、強引に逆転勝利を引き寄せました。

 

永代の個人的な意見としては、この一戦が最初にして一番重要な一局だった予感…。

 

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一力九段は逆転で敗れる【第26期阿含・桐山杯 日中決戦】

 

  最後の阿含杯

 

阿含杯は今期で終了が決まっています。

日本は一力遼五冠の優勝で幕が閉じましたが、まだ最後の日中決戦が残っていました。

お相手は中国の王星昊九段で、世界戦でも優勝するなどの実力者です。

最後の一局ということもあり、一力五冠には頑張ってほしかったのですが、残念ながら負けてしまいました…。

この悔しさは、次のLG杯決勝で晴らしてもらいたいものです。

 

  逆転負けでの敗戦

 

黒・王星昊九段 白・一力遼五冠

1図

立ち上がりは白の一力五冠が順調に打ち回して優勢でした。

この一図の局面では、一見して白の中央が危ないかなと思いそうなところですが、上辺の黒五子が取れているので問題ありません。

うっかりとダメヅマリや、攻め取り(攻め合いで多く手を入れさせられる)には注意が必要ではありますが。

2図

黒▲と仕掛けてきた局面です。

ここが最後の勝負どころで、ここを乗り切れば…というところでした。

特に気をつけたいポイント

・左辺黒四子の復活(白一子の要石を取られると復活)

・中央右の白17子の大石が危ない

3図

ここは白1、3と出てから白5で中央右の白は別で生きてしまうのが良かったようです。

これなら中央の黒にも切りが残っていて(白3の右上)、黒も簡単には白を取りにいくことはできません。

しかし、一力五冠はここの対応を誤り、一気に勝負を持っていかれてしまいました。

しかし、ずっと白のほうが優勢だったのに、王九段の一瞬でひっくり返す勝負勘というのは本当にすごいですね。

あの一力さんから逆転できる、世界レベルの人たちの頭はどうなっているんでしょうか…。

 

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一力遼五冠 VS 小池芳弘七段

 

七冠を目指す一力五冠ですが、十段戦の本戦トーナメント準々決勝で小池七段に敗れてしまいました。

これで七冠を目指すことは一年持ち越しとなりました。

さらには七冠を獲得するためにはまた一から七冠全てを取り直さないといけません…。

ここまで「あと二冠!」というところだったのですが、この一歩後退はなかなか厳しいですね。

一敗するだけで一年の延期。

七冠がいかに大変かが分かります。

井山さんはこれを二回も達成したんですよね…。

人間離れしており、まさしく魔王ですね…。

 

一力さんの石が死ぬのは珍しい

 

黒 一力遼五冠  白 小池芳弘七段

一力五冠が黒1から9まで右下方面を精一杯広げたところです。

「左辺の黒は死ぬわけないでしょ」と一力五冠は言っています。

しかし、実戦は白10と左辺の眼形を奪って、黒が二眼を作ることはできません。

このあとは中央に脱出していきましたが、左上黒の大石と絡まれて1)しまって、結局は黒は頓死。

そこで勝負が決まってしまいました。

ーーー1)

絡み攻め・・・相手の二つの弱い石を同時に攻めること。どちらかの石を取れたり、取れなくても莫大な利益を得ることが多い。

モタレ攻め・・・相手の生きている石にモタれながら、本命の弱い石を睨むこと。弱い石は逃してあげるが、周りで何らかの得を図ることを目指す攻め方。

ーーー

 

弱い石から動く

 

一力五冠をよく知る同門の平田智也八段は、以前に「一力はいつも自分の石が死ぬはずがないと思っている」と言っていました。

現に一力五冠の石がそのまま頓死するのは珍しい気もします。

何か読み違いがあったのでしょうか。

実際は黒3で左の黒から動かないといけなかったようで…。

黒3、5とまずは分断。

場合によっては左辺の白を取るぞ!と脅しながらサバくというのが良いようです。

これなら黒が打ちやすい流れでした。

やっぱり「弱い石から動く」という基本が大事ということですね。

 

 小池芳弘七段との思い出

 

洪道場の100段記念パーティーで少しお話をしました。

とてもしっかりと話せる好青年でしたね。

実は私、小池七段が院生のときに初対面をしておりまして…。

綱島で子ども囲碁教室をしているときに、春休みや夏休みには合宿形式の特訓コースをやっていました。

弟くんが来ていた関係でお兄ちゃんも一度だけ勉強に来てくれたのです。

当時はBクラスくらいだった記憶がありますが、もうその頃にはかなり強かった記憶があります。

こういう子がプロになって強くなっていくんだろうな〜という雰囲気をムンムンと漂わせていました。

結果的に一力五冠を破るまでに強くなったので、私の勘は間違っていなかった(笑)

十段挑戦まであと二勝!

今後が楽しみな棋士ですね。

 

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上野(愛)、準決勝で敗退【第8回呉清源杯世界女子囲碁オープン戦】
 

連覇の期待で盛り上がるも…

 

第8回呉清源杯という女流棋士の世界戦で日本勢で唯一ベスト4に残った上野六段。

連覇を目指して、囲碁界が盛り上がっていました。

有限の間のライブ中継やYouTubeでの解説は芝野虎丸十段が担当。

ビッグゲストの登場でこちらも盛り上がっていました。

 

ベスト4の結果

対局結果(左が勝者)

崔精九段(韓国) 半目 上野愛咲美六段
金恩持九段(韓国) 中押し 周泓余七段(中国)
残念ながら上野六段はここで敗退。
決勝は韓国どうしの対決となりました。

上野愛咲美六段 VS 崔精九段(韓国)の一戦

上野六段が黒番です。

相変わらず上野六段の碁は激しいですね(笑)
解説が難しいので、印象に残った場面を紹介します。

1図

1図 上野六段が下辺の白地をどう減らしにいくのかな?という局面です。軽く消しにいくのか、はたまた深く荒らしにいくのか…。
実戦は黒1から軽く消しでいったか〜と思っていたら…。
いきなり黒3から踏み込んでいきました。
白2と少し守らせておいて、踏み込みのハードルを上げてからの打ち込み…。
こんなのアマには真似できません。
トップ棋士ならではの感性、いや、上野六段ならではの感性かもしれません。

2図

2図 結果はうまく生きたものの、二眼生きでは大戦果とも言えない結果のようです。
個人的には生きればすごいな〜と思うのですが、なかなか難しいものですね。

このあとは微妙な形勢が続きましたが、最後には崔九段の半目勝ちということで決着がつきました。
上野六段は連覇ならずで残念でしたが、また次の機会にお願いします!

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志田八段が初の王冠奪取【第66期王冠戦挑戦手合一番勝負】
 

伊田篤史九段の十連覇を阻む

 

中部総本部の棋士だけが参加できる棋戦「王冠戦」。

優勝者はタイトルホルダーとして、次年度は挑戦を受ける番碁勝負となります。

とはいえ、一回勝負なのですが…(笑)

なので王冠戦は一番勝負となります。

伊田王冠は初優勝をしたあとは、これまで1勝ずつで防衛を8回してきたということになります。

(1勝ずつで優勝賞金170万円!)

そして、今回で十連覇目をかけた戦いとなったのですが、志田八段に敗れてしまいました。

十連覇というのは響きが良いので、達成してほしい気持ちもありましたが残念でした。

志田八段は、今年の天元戦で日本三強(一力五冠、井山碁聖、芝野十段)以外で唯一、七大タイトル戦の挑戦者になった実力者です。

好調を見事に持続した形となりました。

 

ラスト解説会「ホテル穂高」

王冠戦の会場としてもはや伝統になっていた「ホテル穂高」。

今後は営業終了が決まっているらしく、これで伝統となった会場も見納め。

次の会場はどこになるのでしょうか。

次の挑戦者がどうなるかとともに、会場がどうなるかも楽しみですね。

伊田王冠 VS 志田八段の一戦

志田八段が黒番です。

昨日の上野六段の碁は内容が激しすぎましたが、本局は逆に上下の黒と白ですっきりと二分割しています(笑)

1図

1図 伊田王冠が白1と上辺を構えたところです。白模様が大きいですね。黒の志田八段はどこまで深く入っていくのかなと注目していました。

少し進んでも、まだ入らない。

もう少し進んでも、突入しない。

いつ突入するんだ?と思っていたら…。

2図

2図 黒1から普通に囲い合いを選んで、突入せず…。
すっきりと白に囲わせてしまいました。

これは伊田王冠も予想外だったのではないでしょうか。
たしかに白の強いところなので、黒が突入したらひどい攻めをくらいます。
「それならいっそ、入らないよ」と言っています…。
なんと賢い…。
これぞ「いぶし銀」と称される、渋さ満点志田八段の真骨頂です。

いや、でもですね、プロはですね、こういう消極的な手を打って負けるとすごく後悔する生き物なんですね。
井山碁聖を始めとする棋士たちが「消極的に打って負けると後悔する!」と断言していることからも分かるでしょう。

だからこそ、2図の黒1は本当に自信がないと打てない手なのです、形勢にも自分にも。
見る人が見ていたら「勝ちました」と言ってるなと…。
(これで負けると本当に辛いんです。)

このあとも評価値はゆらゆらしていたような気もしますが、結果的にはこれが功を奏して黒の勝利。
善悪は別として、2図黒1はとても印象深い一手となりました。

私も含めてアマチュアは、トッププロの奥深い読みはあまり理解できません。
志田八段のような個性的な手を打ってくれると楽しいですね。

志田新王冠、おめでとうございました!

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上野(愛)、準決勝進出!【第8回呉清源杯世界女子囲碁オープン戦】
 

前年覇者の上野愛咲美六段

 

第8回呉清源杯という女流棋士の世界戦が開催されています。

去年の優勝者の上野愛咲美六段がベスト4に進出して、連覇を目指しています。

世界戦だけあって、優勝賞金は約1,000万円!

SENKOワールドカップも優勝賞金1,000万円ですから、やはり女流のみの棋戦といえど世界優勝ですから豪華な金額ですね。

 

ベスト8には世界戦優勝経験者のみ

ベスト8の対局結果(左が勝者)
上野愛咲美六段 中押し 呉侑珍九段(韓国)
崔精九段(韓国) 中押し 藤沢里菜七段
周泓余七段(中国) 中押し 上野梨紗三段
金恩持九段(韓国) 1目半 於之瑩八段(中国)

ベスト8に残った選手は全員が世界戦優勝経験者のみという、本当にハイレベルな準々決勝となりました。

日本選手も上野愛咲美六段、藤沢里菜七段、上野梨紗三段と三人いましたが、上野愛咲美六段のみがベスト4進出となりました。

上野愛咲美六段 VS 呉有珍九段(韓国)の一戦

上野六段が白番です。

この碁は内容が激しすぎて、分かりやすく説明するのが難しいです。
AIの形勢判断もあっちこっちいきますし(笑)

最後に勝負が決まった局面だけを紹介します。

1図

1図


1図 上野六段が白1で、しっかりと上下で連絡して落ち着いたところです。
これを省くと左下白の17子が分断されて取られてしまいます。
落ち着いた守りの白を見て、黒も合わせるかのようにしっかりと黒2で守りました。
結果的にはこれが緩着で、白3と打たれた以降は互角の形勢になることはなかったようなので、黒2が敗着ということになると思います。

2図

2図


2図 実際は白1には黒2を決めてから、黒4など手を抜いて頑張らないといけない形勢でした。
実戦は形勢判断を誤ったのか、ゆっくりと打ちすぎてしまい、地が足りなくなったのでしょう。
プロでも間違う形勢判断って難しい…。

3図

3図



3図 実戦の守り(1図黒2)は何を心配したのかと言いますと…。
例えば白5などに突っ込まれると、白7のコウが残っています。

黒がこのコウに負けると、左上黒全体(黒15子くらい)の眼形にも関わってきます。
本当に大事件です。

しかし、守っていては形勢が足りないということもありますし、黒からのコウダテもたくさんあるし、黒も頑張り切れるのではないかという気持ちもあります。
ただ、詳細は私の棋力では分かりません(笑)

とにかく1図で、黒が用心した一手の隙をついて、白が実利で上回ったという決め手の局面でした。

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