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プロ棋戦情報

棋戦情報07.09

  棋聖戦Sリーグで注目の一局

 

7月9日は、注目対局の結果がいくつも出ました。
まずは棋聖戦Sリーグです。

棋聖戦Sリーグは、挑戦者争いに一番近いトップリーグ。
今回は挑戦者の大本命とされる一力遼名人と、最近は各棋戦で好調の本木克弥九段が激突。
芝野虎丸棋聖も次の挑戦者候補の一人として本木九段の名が挙がりました。

結果は一力名人が昨年の雪辱に向けて、執念の勝利です。

  山下敬吾九段が勝利

 

棋聖戦Aリーグで山下敬吾九段VS酒井佑規七段が対局。
棋聖位を4連覇したこともある山下敬吾九段が勝利。
棋聖戦との相性の良さを感じます。

なんだか、少し前もこの組み合わせで山下九段が勝っていたような…。
相変わらずお互いにパワー満点、大迫力の碁を打ちますね…。
似たもの同士のような気がします(笑)

  星合志保四段が挑戦権獲得まであと1勝

 

女流本因坊戦の本戦準決勝では、向井千瑛六段と星合志保四段が対局。
結果は、星合志保四段の白番中押し勝ちでした。

これで星合四段は、2期連続の挑戦権獲得まであと1勝。
最近は女流もハイレベルな戦いを繰り広げられています。
そんな中で2期連続で結果を残している星合四段の実力は本物ですね。

女流本因坊戦は挑戦者争いもいよいよ大詰めです。
藤沢里菜女流本因坊への挑戦権を誰がつかむのか。
星合四段が、フルセットでの激闘もあった昨年のリベンジを狙っています。

  福岡航太朗本因坊が名人戦リーグで勝利

 

名人戦リーグでは、福岡航太朗本因坊が村川大介九段に勝利。
福岡本因坊のリーグ成績は3勝4敗となりました。
(お互いに陥落のかかった一局だった)

福岡本因坊は、つい先日に本因坊戦で一力遼本因坊を破ってタイトルを獲得したばかり。
名人戦リーグでは苦しい星取りになっていましたが、ここで大きな1勝です。

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福岡航太朗新本因坊

  福岡航太朗七段が新本因坊に!

 

第81期本因坊戦挑戦手合五番勝負第5局は、福岡七段が一力遼本因坊に白番200手中押し勝ち。
シリーズ成績を3勝2敗として、福岡七段が本因坊を獲得しました。

福岡七段にとっては初の本因坊で、七大タイトルも初獲得となります。
20歳の本因坊獲得は、史上最年少記録となりました。

福岡本因坊はこれから複数のタイトル獲得を目指すことでしょう。
今後の活躍が楽しみです。

福岡新本因坊は洪道場出身、洪清泉門下なので斗真の先輩に当たります。
先輩に当たる芝野虎丸棋聖と一緒に大活躍ですね!

福岡航太朗新本因坊

  棋譜振り返り

 

白番 福岡航太朗七段

黒番 一力遼本因坊

本因坊戦第5局・1図
本因坊戦第5局・1図

やはり、昨日のブログで予想したように一力本因坊が仕掛けました。
1図、黒▲から分断しにいきました。

対する福岡七段はこれに冷静に受けた印象があります。
相手の鋭い作戦を受け切ったあとにはチャンスが訪れる。
これは勝負の流れというものでしょう。

本因坊戦第5局・2図
本因坊戦第5局・2図

2図、一力本因坊が黒▲と要石の白二子を取るぞ!と脅して利かそうとした場面です。
ここで福岡七段は機敏に手を抜いて、形勢をリードしました。

このあとは白がガッチリと勝ち切った印象なので、結果的にはこの黒▲が敗着ということになるかもしれません。

このあとは200手で白番の福岡航太朗七段の中押し勝ち。
史上最年少本因坊が誕生した瞬間でした。

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本因坊戦が本日決着!

  本因坊戦は本日決着

 

第81期本因坊戦挑戦手合五番勝負は、本日いよいよ最終局の第5局です。

ここまでの勝敗は、一力本因坊の2勝、福岡七段の2勝。
第1局は福岡七段が先勝し、第2局、第3局は一力本因坊が連勝しました。

このまま一力本因坊が防衛を決めるかと思われましたが、第4局では福岡七段が完勝。
勝負は2勝2敗となり、最終局までもつれ込みました。

第5局は、山梨県甲府市の常磐ホテルで行われます。
持ち時間は各3時間、コミは6目半。

一力本因坊にとっては4連覇を懸けた一局。
福岡七段にとっては初の本因坊で、初の七大タイトル獲得を懸けた一局。

4連覇か、初タイトルか。
全くの正反対の立場ですが、とうとう決着を迎えます。

本因坊戦が本日決着!

  最終局開幕!

 

白番 福岡航太朗七段

黒番 一力遼本因坊

第81期本因坊戦第5局の序盤棋譜

最終局が始まりました。
最終局はニギリ直しとなります。

注目の序盤は、黒番を持った一力本因坊は着実に自分の碁を心がけているように見えます。
白番を持った福岡七段は△と落ち着いた立ち上がり。
長期戦になりそうな序盤戦ですが、最終局でもあるのでこのままゆったりと終わることはないと予想します。

イメージ的にはこれから一力さんが仕掛けていくかな?
手厚く構える福岡七段がどう受け応えるかという展開になる気がします。

泣いても笑っても最終局です。
さぁ、楽しみましょう!!

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第11回グロービス杯

  第11回グロービス杯世界囲碁U-22

 

第11回グロービス杯世界囲碁U-22が開催されました。
グロービス杯は、若手棋士による世界戦です。
以前はU-20のイメージが強かったですが、今回はU-22として開催されています。

日本代表は、酒井佑規七段、福岡航太朗七段、桑原樹七段、上野梨紗四段、蕭鈺洋四段、重川明司二段の6名。
韓国、中華台北、欧州、北米、アジア・オセアニアの代表選手たちも出場しました。

一方で、今回は中国勢が不参加となっております。

第11回グロービス杯
第11回グロービス杯

  事前の日本代表予想は6人中5人的中!

 

実は、永代囲碁塾ブログでは事前に日本代表予想をしていました。
その結果は、なんと6人中5人的中!
なかなか良い予想だったのではないでしょうか(笑)

とはいえ、パーフェクトとしたかったなあ…。

事前の日本代表予想記事はこちらです。

  日本勢は3名が決勝トーナメントへ

 

日本勢では、酒井七段、福岡七段、上野四段の3名が決勝トーナメントに進出しました。
若手世界戦の舞台で、日本勢3名が本戦に残ったのは明るい材料です。

その中でも特に大きかったのは、酒井七段の準々決勝です。
相手は韓国の金恩持九段。

金九段は女流棋士ですが、女流棋士の中で強いというだけの存在ではありません。
世界の女流棋士の中でもトップクラスであり、男性棋士と混ざっても上位に入ってくるほどの実力者です。

その金九段を相手に、酒井七段が白番中押し勝ち。
しかも内容は完勝との噂も…。
これはとても価値のある1勝だったと思います。

  酒井七段がベスト4へ

 

酒井七段は、金九段に勝って準決勝へ進出しました。

準決勝では韓国の権孝珍七段に敗れ、3位決定戦では金昇珍七段に敗れました。
結果としてはベスト4でした。

もちろん悔しい気持ちでいっぱいだと思いますが、金九段に勝って準決勝まで進んだことは、大きな成果だったと思います。

福岡七段と上野四段は準々決勝で敗退となりましたが、決勝トーナメントまで進んだこと自体が立派です。
若手棋士たちが国際戦の舞台で経験を積んでいくことは、これからの日本囲碁界にとってとても大事ですね。

  酒井七段は緑星学園の出身

 

酒井七段は緑星学園尾山台教室の出身です。
昨日のブログで緑星学園出身の女性と懐かしの再会をしましたが、同世代ですね。
もちろん、酒井七段の話も出ました。

酒井七段は小学3年生のときに、くらしき読売子ども棋聖戦・低学年の部で全国優勝しています。
その頃に指導碁を打ったときは3子で挑戦してきました。

当時から元気一杯な碁を打つ少年で、白の大石だろうが何だろうが取りにきます(笑)
もちろん、返り討ちにしてやりましたが、今でもその棋風は変わりません。
今なら私の石を全滅させてくれるでしょう(笑)

当時から才能溢れる碁を打っていて、将来は大物になると考えていたのは間違いではなかったようです。
長く講師をして色んな子どもたちを見ていると、大抵のことは分かるようになります。

  優勝は韓国の金丞求四段

 

優勝は韓国の金丞求四段でした。
準優勝は権七段、3位は金昇珍七段。

上位は韓国勢が占める結果になりました。
中国勢が不参加だったとはいえ、韓国若手の層の厚さはすごいですね。

今後もグロービス杯を開催していただき、日本の若手棋士にも刺激を与え続けてほしいです。
そして、一力遼名人が優勝したように、日本勢の優勝を心待ちにしております!

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本因坊戦第四局

  カド番を凌いだ福岡航太朗七段

 

一力遼本因坊の2勝1敗と、カド番に追い込まれていた福岡七段ですが、この状況での完勝でお返しとは凄まじい底力ですね。

番勝負で初登場とは思えない勝負強さです。
あまりこの展開は聞いたことがないですね…。

一力本因坊が去年ほどの圧勝感がないまでも、なんやかんやで防衛するのかな…という空気になっていたところを、どかーんと一発返しました。

全く分からなくなったどころか、流れは福岡七段のもとにあるのではないでしょうか。

番勝負の最終局では、追いついた側が有利とはよく聞きますからね。

最終局は7月1日(水)に山梨県甲府市の常磐ホテルにて対局されます。
泣いても笑っても最後の一局です。
どんなドラマが待ち受けているんでしょうね〜。

  1図 白模様に突入した黒

 

白 一力 遼 本因坊
黒 福岡 航太朗 七段

黒は序盤から快調に確定地を稼いでいます。
そのうえ、白模様の中には入っていきます。
図々しいですね(笑)

白もそう簡単にはサバかせるわけにはいかない状況です。
△と黒二子をシチョウで取るぞと脅した局面です。

黒の取った作戦は…。

本因坊戦第四局・1図
本因坊戦第四局・1図

  2図 亀の甲を許す

 
本因坊戦第四局・2図
本因坊戦第四局・2図

脅されている黒は冷静に黒1と辺に入り込んできました。
それならばと白2と黒二子をシチョウでカカえます。

それでも黒は3と我関せずの態度で打ち進めます。
それならばと白は、しっかりと黒二子をポン抜いて鉄壁の厚みが出現しました。

みんな大好き「ポン抜き30目」のパワーアップバージョンとなる「亀の甲」という形です。
一子のポン抜きが30目なら、二子のポン抜きである亀の甲は60目!と言われるほど価値が高いのですが…。

それでも黒は我関せずと言ったところで黒7としっかりと生きました。
一昔前で亀の甲など許してしまったら「故郷に帰りなさい」と言われてしまうところだったでしょう。

ところがAIでこのワカレを確認すると、黒良しの判断…。
我々の勉強した常識はどこへ行ってしまったのでしょう?(笑)

その後も圧倒的な内容で完勝した福岡七段。
本因坊のタイトルをいただく気満々ですね。

とはいえ、一力さんも本調子ではないような打ち方ですが、それでも2勝2敗の五分。
簡単には本因坊のタイトルは譲らないことでしょう。
両者の闘志がバチバチとなるような最終局が本当に楽しみです。

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LG杯一回戦

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世界囲碁大会が本日開幕!(第31回LG杯) 』(永代囲碁塾ブログ)

一回戦は2戦2勝!井山裕太九段と福岡航太朗七段

 

井山裕太九段が朴永訓九段(韓国)に、福岡航太朗七段が睦鎭碩九段(韓国)にそれぞれ勝利しました。

日本勢の一回戦はこれで2戦全勝。
2回戦から登場する一力遼九段と芝野虎丸九段と一緒に、世界一の奪還を目指します。

2回戦の組み合わせ

井山九段、活路を開いたシノギ

 

黒 井山 裕太 九段
白 朴 永訓 九段(韓国)

1図・LG杯一回戦(井山裕太九段)
1図・LG杯一回戦(井山裕太九段)

井山九段の立ち上がりは、少し押され気味だったようです。

そこで黒は活路を開くために黒1とドカンと打ち込みました。
黒7までと黒が生きようとしているだけではなく、隙あらば白の眼形を奪って反撃するぞという気合いの入ったスタンスです。

白の朴永訓九段は、この迫力に押されてしまったのか…

2図・LG杯一回戦(井山裕太九段)
2図・LG杯一回戦(井山裕太九段)

2図、左辺の黒が先手で生きて、そのまま黒1に回ることができました。

白は左辺で黒三子を取ったものの、黒に先手で生きられてしまっては不満な展開です。
そして黒1と大場に回られたことで、ここで黒が逆転に成功したようです。

左辺の戦いでは、井山マジックが発動しましたね〜!

このあとは大きな波乱もなく、井山九段が一気に押し切りました。
相変わらず日本の魔王は頼りになりますね。

2回戦以降も期待です!

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第31回LG杯

  世界一奪還へ!井山裕太九段と福岡航太朗七段の登場!

 

初日に対局するのは井山裕太九段と福岡航太朗七段のお二人。

井山裕太九段の初戦の相手は朴永訓九段です。
朴永訓九段は、我々の世代で院生をやっていたら知らない人はいないでしょう。
もう40歳くらいでベテランと言われそうなポジションになってきましたが、世界戦の優勝経験がある実力者です。

福岡航太朗七段の相手は睦鎮碩九段。
こちらは完璧なベテラン勢で、韓国の最多対局&勝利数の記録を持っています。
LG杯でも準優勝しており、強敵です。
睦鎮碩九段は韓国語、中国語、日本語など、たくさんの言葉が話せたような…。
親日派というイメージがありますね。
若手VSベテランも楽しみですね。

  一力遼九段、去年の雪辱なるか!?

 

昨年は決勝で先勝したものの、その後に連敗しての準優勝と、惜しくも世界一を逃した一力遼九段。
芝野虎丸九段と一緒に2回戦からの出場となります。
今日も明日も楽しみですね!

  今年は中国も参加

 

前回は中国は参加しませんでした。
前々回に韓国選手と中国選手が揉めてしまい、それを不服とした中国が参加を辞退したのです。
本当にどうなるのかなと思っていましたが、今回は中国も参加しており一安心。

今回は、全ての役者が揃ってのLG杯世界大会ということですね。
さぁ、今回はどの国の選手が優勝するのでしょうか!
日本勢の活躍を応援しましょう!

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本因坊戦第三局

  1勝1敗で勝負所の第三戦

 

勢いで第一局を勝った福岡航太朗七段。
第二局は渋い立ち上がりからしっかりと勝利をモノにした一力本因坊。
両者がっぷり四つの第三戦は一力本因坊の黒番中押し勝ちとなりました。

  1図)またもや愚形の応酬

 

黒 一力 遼 本因坊
白 福岡 航太朗 七段

さぁ、立ち上がりはお互いにしっかりと地を取っていく展開となりました。
ただ、注目すべきは第二局に続いて愚形が多いですね。
右上の白はアキ三角、右下の黒もアキ三角
右辺の黒は団子石と愚形のオンパレードです。
何度も言いますが、アマの愚形は悪い手ですが、プロが打つ愚形は良い手が多いのですよ(笑)

本因坊戦第三局・1図
本因坊戦第三局・1図

  2図 一力本因坊が優勢をつかむ

 
本因坊戦第三局・2図
本因坊戦第三局・2図

福岡七段は時折、ゆっくりとした進行を好むことがあります。

ーーーーー
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  続きは囲碁マガジンで!

 

続きは「 囲碁マガジン 」でご覧いただけます。
2図〜4図までの詳しい解説は囲碁マガジンにてご確認ください。

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本因坊戦・第二局

 

  福岡航太朗七段、注目の第二戦

 

七大タイトルの挑戦手合に初登場の福岡航太朗七段ですが、第一局は一力遼本因坊に先勝と鮮烈なデビューを果たしました!

さて、注目の第二戦ですが、立ち上がりはお互いに模様を囲い合う渋い碁となりました。
ただし、一力本因坊は模様を広げる棋風ではないことから、何となく福岡七段がそう仕向けるような作戦を選んだのかなとも思いました。

そのかいあってか、立ち上がりの作戦は黒番の福岡七段が成功していたかと思います。
とはいえ、中盤からの一力本因坊の戦いはさすがです。
結局はいつものサバキの碁となり、形勢は逆転。
そのまま一力本因坊の勝ちとなりました。

しかし、福岡七段もヨセで猛烈な追い上げを見せて、1目半まで迫りました。
すんなりと負けていないあたりは、次回の第三局も期待できそうです。
天王山となる第三局は6月3日に行われます。

 

  1・2図 渋い展開の立ち上がり

 

黒 福岡 航太朗 七段
白 一力 遼 本因坊

本因坊戦第二局・1図

本因坊戦第二局・1図

△、白38手目と一力本因坊が構えたところです。
黒も白もお互いに落ち着いた布石ですね。

最近見慣れた対決の一力遼本因坊VS芝野虎丸棋聖だったら、一力本因坊が黒番かなと思ってしまうような立ち上がりとなりました。

本因坊戦第二局・2図

本因坊戦第二局・2図

黒は中央で白模様を軽く消そうとしたことを発端に、白は左辺で反発して戦いが始まりました。
そこで出てきたのが▲、48手目のアキ三角です。

アキ三角は愚形の中の愚形。
よもやプロが打つなんて、と考えてしまうところですが…。

ところがどっこい、アマが打つアキ三角は9割方が悪手ですが、プロが打つアキ三角は9割方が好手です(笑)

続きは「 囲碁マガジン 」でご覧いただけます。
3図〜7図までの詳しい解説は囲碁マガジンにてご確認ください。

 

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  三度目の正直!七大タイトル戦で初登場!

 

一力遼名人VS佐田篤史七段で碁聖戦の挑戦者を決める一戦が行われました。

結果は佐田七段の黒番中押し勝ち。
三度目の挑戦者決定戦にして、初めての勝利となりました。

一力名人は自社のタイトル戦だけあって、碁聖を何としても獲得したい気持ちもあったでしょう。
あと一歩のところで、今年は断念ということになりました。

それにしても佐田七段というニューフェイスがきましたね。

実は佐田七段は囲碁界の桃太郎と呼ばれています!
岡山出身で桃太郎のように誰からも愛されるキャラということで異名がついたとか。
たしかに言われてみれば、はちまきをビシっと締めると、似合って格好良いような気がします。

ところで囲碁界の桃太郎ということは、鬼を退治にいくことになります。
今回の鬼は…。
碁聖のタイトルを持っているのは鬼よりも強い「魔王」です(笑)
桃太郎は魔王討伐に成功するのか!

注目の碁聖戦は例年だと6月末頃からのスタートです。
乞うご期待!

 

  とっておきをとっておきすぎた

 

黒・佐田 篤史 七段

白・一力 遼 名人

碁聖戦・挑戦者決定戦1図

碁聖戦・挑戦者決定戦1図

ポイントに取り上げたのは、▲(黒55)と打った場面です。

なんとなく形勢に分が悪そうな黒は、左辺で戦いを起こしたい雰囲気ですね。

一力名人が選んだ次の一手は!?

 

  無難な手に見えるが

 
碁聖戦・挑戦者決定戦2図

碁聖戦・挑戦者決定戦2図

一力棋聖は無難に二間ビラキを選びました。

無難に大きい。

普通に大きい。

でも、なんだか一力さんらしからぬ、厳しさを感じない一着のような気がします。

真意はいかほど…?

 

  気分の良いタタキ

 
碁聖戦・挑戦者決定戦3図

碁聖戦・挑戦者決定戦3図

ここは白1と黒2の交換を利かしておきたいところでした。
しかし、この手の意味は、黒を小さく眼二つで生きさせて満足という手です。
普通の人は、気分の良いタタキを打ててこれで満足といったところでしょう。

しかし、一力さんはこんなものでは満足できなかったのかもしれません。
場合によっては白2と取りにいく手を狙っていたということでしょう。
2図の二間ビラキは迫力のない無難な手に見えて、実は厳しい一手なのかもしれません。

ただ、このあとの展開では白1が間に合わなくなってしまい、フリカワリで黒が大きく得をしました。
とっておきのタタキを最善の手順で決めたいという一力さんの目論見が外れてしまった格好です。

こうなると勝つのはなかなか大変です。
このまま佐田七段が押し切り、挑戦者決定となりました。

桃太郎さん、次は鬼退治ならぬ、魔王退治だ!

 

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