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2025年8月16日

強くなる囲碁レッスン(陣地は家づくり2)

By igosalon
 

前回の続き

 

前回の記事はこちら↓↓

強くなる囲碁レッスン(陣地は家づくり)

 

テーマ図(白番)・狙いを持つ

 
テーマ図(白番)

テーマ図(白番)

白でA、B、Cと3つの候補を選びました。

勢力を広げる順番を考えましょう。

さらには勢力を広げるだけでなく、他にも狙いが持てれば一石二鳥になりますね。

A、B、Cのいずれかに打つと、黒の勢力への狙いが生まれます。

それでは、お考えください。


 

正解・打ち込みを狙う

 
正解図

正解図

白1(B)の二間ビラキが自身の補強も兼ねた、落ち着いた好手です。

白の土地を広げながら、黒の土地拡大を防いでいます。

さらには……。

黒が手を抜くと、白5の打ち込みが強烈です。

黒は6から連絡する程度ですが、白9まで大成功。

黒地がなくなって、白地がどんどんと増えています。

このように、勢力を広げる好点なだけでなく、次に打ち込みを狙えるという一石二鳥の手でした。

この次の手を狙うというのは、とても大事な考え方です。

もし、白1に対して黒が9と受けてくれれば、先手で白の勢力を広げられて嬉しい展開となります。

 

失敗1・守っただけで狙いなし

 
失敗1図

失敗1図

白1は土地を確定地にすることで決して小さくはないところですが、時期尚早です。

黒2とお互いの勢力を広げる好点に先着されると、左下白も少し不安になってきました。

白3と受けるくらいですが、黒4から柱を高くしながら白へプレッシャーをかけられて、黒が好調でしょう。

 

失敗2・柱を高くするのはあと

 
失敗2図

失敗2図

柱を高くするのは、土地を広げたあとにするものですので、手順が前後しています。

黒2のほうが、勢力を広げるうえでは勝ります。

 

まとめ・勢力を広げる順番

 

土地を広げたあとに、柱を高くすることで、床面積がどんどんと広がっていきます。

土地が狭いのに柱を高くしていくのは、細長いビルのようになってしまい、床面積はあまり広がりません。

まずは平屋でもいいので、一階建て部分を精一杯に広げる。

そして、余裕があれば、二階建てや三階建てを作っていくという順番が良いのです。

まさしく陣地は家づくりと同じなのです。

 

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