第50期名人戦七番勝負の第四局が、神奈川県箱根町「ホテル花月園」で行われました。
結果は一力遼名人が白番中押し勝ち。
シリーズ成績を3勝1敗として、名人位の防衛に王手です。
今回の一局は一力名人が少しずつポイントをあげて、優勢を築いていく展開でした。
対する芝野虎丸十段も中盤で粘りを見せましたが、一力名人にしっかりと対応されて、あっさりと土俵を割ってしまったという印象です。
これで芝野十段のカド番となったわけですが、ちょっと次局が心配ですね……。
ここはもう開き直って、思い切ってやってもらいたいです。
最近は1日目の打掛けまでの手数が多く、進行が早い対局ばかりです。
本局もその流れのままに、二日制の対局でありながら二日目の午前中に終局してしまいました。
午前11時37分に終局という異例の展開でした。
これはとても珍しいことで、二日目の午前中に終局は初めてなのではないでしょうか。
少なくとも私の記憶にはありません。
昔の二日制のタイトル戦といえば、夕方遅くまで熱戦が繰り広げられるものでしたが、最近はそんな流れは見る影もありません。
これで一力名人が防衛に王手をかけ、芝野十段としては後がない状況です。
名人を奪取するには残り3局をすべて勝たなければならないという厳しい条件ですが、開き直って調子を戻してくるなら、あり得ない話ではありません。
次の第五局は10月7日・8日、山梨県甲府市「常磐ホテル」で行われます。
ここで決まるのか、それとも挑戦者が意地を見せるのか。
第五局に注目です。
今回の封じ手予想は珍しく的中しました!!
わ〜い。
【名人戦第四局・封じ手予想】
— 永代和盛(永代囲碁塾) (@nagayojyuku) September 22, 2025
人間なら白1のカケでしょう!
AIならスベリかなとも思ったのですが、人間らしく白1のカケにしてみます。
白は中央の切りなど黒の薄みを狙いそう。AIの評価値見る前は黒もなかなか地があって良さそうと思ったけど、白が99%なんですね。囲碁って難しい…。 pic.twitter.com/MYhtY71muP
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをおすすめします。
永代囲碁塾
9月23日(火・祝)に新宿子ども囲碁教室にて「5歳のGO」という囲碁大会が開催されます。
参加資格は5歳(2019年9月24日~2021年4月1日生まれのお子さま)ということです。
9路と13路のクラスで分かれて対局をします。
詳細は下記にてご覧ください。
現在、5歳の長女が参加します。
実はあと1週間ほど早く生まれていれば、去年も参加できました。
「5歳」+「年度末までに5歳になる4歳」という参加資格でしょうか。
珍しい年齢幅なので、誕生日によっては2回参加することもできそうです。
一昨日のロッテ杯では19路の10級で出場して3勝1敗でした。
今回は13路ですが、どうなのでしょうか。
ロッテ杯が終わってから、試しに13路で練習すると・・・。
めちゃくちゃで・・・。
子どもはただでさえガチャガチャ打つのに、盤が狭いので余計にゴチャゴチャになります(笑)
これはアタリだったり、先に取れるところを見つけたもの勝ちみたいなゲームになりそうですね。
すんなりと陣地の取り合いということにはならなそうです。
「初手は小目が良いのかな」とか「三々にすぐ入ったほうがいいのかな」などと考えて、試しに打ってみましたが、結論はよく分からず・・・。(13路って難しい)
何か特別な作戦を伝授することなく、本番を迎えそうです。
まぁ、頑張ってくれたまえ!
優勝したらキッザニアのパスポートがもらえるのじゃ!!
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7月に小・中学校団体戦の全国大会が日本棋院にて行われました。
そして、その特集が昨日のNHK囲碁フォーカスにて放映されました。
実は団体戦では長男と次男が出場した「三鷹市立東台小学校」が注目チームとして取材されたのです。
(注目チームは2チームと教えてもらいました)
開会式が始まる前に東台小の三人にインタビュー。
色々と話を聞かれたり、三人での掛け声を撮ったりしていました。
ただし、取材の目的は永代兄弟ではありませんでした。
三将で出場していたN君は、2月に行われた三鷹市小学生囲碁大会の入門講座から囲碁を始めました。
「囲碁を覚えて数ヶ月で全国大会に出た」ということで、N君が注目されたのです。
実は番組冒頭の掛け声の「優勝して頑張るぞ〜!」というのは次男です。
隣には長男とN君。
そのときに少し微妙な顔をしていた二人。
その理由は次男の「優勝して頑張るぞ〜!」でしょうね(笑)
優勝して・・・?? 頑張る・・・??
優勝してから何を頑張るのでしょう?(笑)
でも、実はそのあとに撮り直しをしていたんですよね。
そのときはきちんと「優勝めざして頑張るぞ〜!」と言っておりました。
でも、優勝して頑張るぞ〜!のほうを使ったとなると・・・。
こちらのほうが面白いという判断をしたのでしょう。
まぁ、永代さんの息子だし、いっか〜ぐらいのものかもしれません(笑)
あとは全国大会で活躍するのみ!!
といったところだったのですが、結果は予選敗退。
2連勝までしたところは良かったのですが、予選の枠抜けを賭けた最終戦で負けてしまいました。
枠抜けできていればもう少し色々と紹介してくれたかもしれません(笑)
でも、2連勝スタートなので実質はベスト16のようなものでした!
立派です!
詳細は過去ブログのレポートをどうぞ!
吉原由香里プロが「この団体戦は師匠である(故)加藤正夫九段が創設した大会で、友達を誘いやすいように小学校単位にこだわった」というような趣旨を言っておりました。
今回の東台小学校の事例はまさしくドンピシャで、この団体戦のためにみんなでN君が19路で打てるように一生懸命サポートしました。
N君も本来ならゆっくりと19路に入るところだったのですが、色々とすっとばしてやっていたのです。
それでも、東京都予選では初勝利をあげるなど頑張ってくれました。
団体戦ならではのドラマがたくさんありましたね。
各小学校にいろんなドラマがあったことと思います。
そんな心に残るドラマを生み出してくれる団体戦が復活して本当に良かったです。
この素晴らしい大会が、今後も長く続くことを期待しております。
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ロッテ子ども囲碁大会2025
約1年半前から始めた三鷹子ども囲碁教室(東京子ども囲碁普及会)も、今ではメンバーが約20人になりました。
その中から大会に出る子も増えてきて、今回のロッテ杯には次男と長女を含む12名が参加予定です。
日本棋院に参加費を納めて、しっかり貢献もできております(笑)
前のブログでも書きましたが、子どもの囲碁人口が増えると本当に良いことばかりです。
子どもは大会やイベントが大好きなので、自然とリピーターになってくれます。
そして、何よりも子どもたちを応援していると楽しい!
(ちなみに長男の碁はお腹が痛くなるので見られませんが…)
本日はしっかりと引率してきます!

日本一やさしい囲碁入門ドリル
東京子ども囲碁普及会では囲碁入門ドリルを使用しています。
簡単な問題をたくさん解くスタイルで、子どもたちも大喜びで問題に取り組んでくれます。
楽しく上達できる囲碁入門ドリルをお友達に勧めてみませんか?
近くの中学校でボランティア囲碁指導をしてきました。
本日は3人でしたが、そのうちの2人は初めての参加。
少しずつ増えてくれて嬉しいです。
前回も対局してくれた女の子は、夏休み中におじいちゃんと対局したとのこと。
まだ初心者だったので、碁にはならなかったとは思うのですが、おじいちゃんは嬉しかったでしょうね〜。
嬉しくなかったら、そもそも対局しません。
初心者でも良いから対局するというのは、もう嬉しさ確定ですね(笑)
囲碁を教えてると、こういうほのぼのとしたシーンに出会えるのが良いんですよね。
囲碁の先生をしていて嬉しくなる瞬間でもあります。
そして、今日はウルトラ中学生との出会いが。
まずは石の取り方だけ教えて石取りゲームをしてみました。
「先に3個取ったほう勝ちね〜」とか言いながら打ってたら、初っ端から「シチョウ」をお見舞いされました!
すごいね〜と言いつつも、まぁたまたまかもしれないし、難しいことを教えてもまだ大変かなと思って、そのときは何も触れずにいました。
だって、シチョウは失敗したら大惨事になる危険な技ですからね(笑)
そして、いっぱい取られて負けたので、もう一局。
そして、迎えたこの局面。

白1と切ってみたら、また綺麗に黒から「シチョウ」をお見舞いされました。(考えてみてね)
「もう分かってやっとるやん…。」
天才です。
この勢いのままに、次は陣地を教えて本当の囲碁をやりました。
そうすると今度はその一局で、「ゲタ」をお見舞いされました!
天才です。
囲碁を覚えた日に、自力でシチョウとゲタを編み出した人は初めて見ました。
若くして囲碁に出会っていたらプロになっていたかもしれません。
いや、この感じだと今からでも間に合うかもしれません……。
鳥肌が立った囲碁指導でした。
やっぱり子どもたちは天才ですね。

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倒産寸前の日本棋院ですが、この危機的な状況で何をするべきかの提言をします。
小学校や学童保育、中学校など教育の場で囲碁教室をすることです。
もしも学校の授業で囲碁を教えることができたら、理想ですね。
最近、東京などでは文化に触れる授業をしなければいけないようで、ところどころの学校で囲碁を題材にしてもらっています。
さらには幼稚園や保育園など未就学児向けもいいですよね。
現に、幼稚園や保育園で囲碁教室をやっている囲碁棋士はいらっしゃいます。(グッジョブです!)
毎週、幼稚園で囲碁教室を行っています。
— 万波奈穂 (@naonao_myu) September 16, 2025
私と打つときは黒白選べるしたくさん石取れるし勝てるしで子供達は大喜びです。
そろそろ「先生弱いね」と言われそうです🤣 pic.twitter.com/Q9eO1WOtRu
からたち幼稚園の囲碁への取り組みの記事です!
— 吉川 一 (@kikkawahajime) July 31, 2025
歴史、取り組み内容ともに唯一無二です。
とても興味深い内容になっていますのでぜひ御一読下さい✨
囲碁で子どもの成長を育む からたち幼稚園の取り組み 集大成のテキスト『碁學書』で普及を(内藤由起子)#Yahooニュースhttps://t.co/kOvvkHpfTR
教育の場のように、生徒が絶対に集まるようなところで囲碁をやるのが理想です。
ただ、そう理想どおりにいくことばかりでもありません。
そういうときは、公民館や既存の囲碁を楽しめる場所を使わせてもらいます。
碁会所でもいいでしょう、何かのイベントのブースを借りるのもいいでしょう。
とにかく囲碁を知らない人に囲碁を知ってもらう機会を増やさなければいけません。
子どもたちへの囲碁普及に力を入れると、必ず囲碁人口が増えます。
しかし、ここで一つ壁に当たります。
囲碁入門教室で、さらには子ども向けとなると、参加費が取りにくいのです。
「子ども囲碁入門教室 = 参加費無料」のイベントがほとんどです。
囲碁入門教室をするときに、運良くスポンサーから予算をいただける場合がありますが、本当に稀なことでしょう。
予算がつかないことのほうが圧倒的に多く、囲碁入門教室はボランティア活動になることがほとんどです。(私もどれだけボランティアをやっていることか…)
あれ?
でも、こんなときに適任なところがありますよね?
そうです、「 公益財団法人 日本棋院 」です。
日本棋院は、たくさんのスポンサーから囲碁普及の使命(お金)を預かっています。
参加費が取れないようなイベントに講師を派遣するのは、公益財団法人でもある日本棋院の役目ではないでしょうか。
でも「今の日本棋院には予算がない?」
それならば、棋士に支払っている固定給の分だけ動いてもらえばいいのです。(法律的にも問題ないでしょう)
今の棋士は何もしなくても固定給がもらえる状況です。
しかも、不平等なことに、若手棋士よりも年配棋士のほうが同じ段でも割合を高くもらっています。
(ある時期の入段者から固定給がガクンと下がっています。)
勝負の世界にいるのに、引退制度もなく、何もしないでもお給料がもらえるっておかしくないですか?
野球やサッカーの世界でも実力がなくなったら引退です。
お隣の似たような将棋界ですら、引退制度があります。
勝負の世界らしく、固定給を対局料に全振りするのなら分かります。
そうでなければ、固定給の分くらいは参加費無料の入門イベントなどに棋士派遣をしてください。
一昔前は一定の規模の子どもイベントには棋士派遣がありました。
いつからかその制度もなくなり、完全に有料化しています。
この囲碁人口減少という現状と逆走していく意識(方向性)を、早く改善したほうが良いと考えます。
従来の囲碁棋士の考え方は「無料で囲碁の仕事をするなんてとんでもない、囲碁棋士の価値が落ちる」というのが一般的でした。
(私も若いころはそれが格好良いと思ってました)
なので、ボランティアでの囲碁指導は、まぁ見かけませんでしたね。
今、そのツケが強烈な形で回ってきています。
これはそもそもが勘違いで、教育機関や公共施設でイベントをやるときは、どの業界でも基本的にはボランティアです。
当たり前のことなので、棋士の価値が落ちることはありません。
むしろ「プロの方がイベントを開催してくれるなんて有り難い」と囲碁棋士の評価が上がることでしょう。
だから、これまでの考え方はただの勘違いです。
そもそもが、正しいのは「 囲碁人口が減る = 囲碁棋士の価値が落ちる 」です。
何事も評価というのは自分でするものではありません。
周りの人が評価するものです。
囲碁棋士の価値を上げるためにも囲碁人口を増やすのです。
バブルのころのように、黙っていても囲碁人口が増え続けた時代ではありません。
手遅れになる前に、とにかく早く動きましょう。
「全てを無料で受け入れろ」と言っているわけではありません。
教育機関や公共機関に限る、30人以上が集まる子どもイベントなど条件をつければ良いと思います。
(交通費くらいは実費なので、出してくれるところも多いですし)
応援されるためにも夢のある行動をするべきです。
本当に、棋士採用試験の採用人数減などは、夢を潰すようで逆効果の行動です。
大した経費削減にもならないのに、こんなことをしていてはいけません。
正しい方向性で努力すれば、今よりも間違いなく囲碁人口が増えます。
そうすると、子ども囲碁大会など有料イベントへの参加者も増えます。
囲碁の道具や本なども売れます。
囲碁教室に通う子どもも増えてくるでしょう。
子ども囲碁界が盛り上がれば、新規スポンサーが現れるかもしれません。
子どもを応援したい大人は本当に多いのですから。
これらのことで、様々な収入アップが見込まれます。
前にも書きましたが、日本棋院はこの収入の見込みを計算することができていません。
今、目の前に見えてるものしか計算できていないのではないでしょうか。
(囲碁では厚みを築くのが好きな棋士だって多いはず)
とにかく、日本棋院は全国各地で囲碁普及をしているアマの方々と連携を取るべきです。
早くしないと大変なことになるでしょう。
ただ、ここまで言っても、日本棋院は変わらないかもしれません。
でも、若手棋士を中心にこの考えに賛同してくれる人がいるかもしれません。
共感してくれる方は、ぜひ囲碁普及活動を始めましょう。
最初はボランティア活動になると思いますが、このような厚みを築く活動は、あとから利いてきます。
何よりも評価が上がりますし、仕事に繋がることもある。
やる気はあるけど、やり方が分からないという棋士も多いと思います。
そういう方は、囲碁普及に動いている方と連携することをお勧めします。
色んな囲碁普及の形を提供してくれると思いますよ。
(アテがないなら、私に相談してくれてもかまいません)
とにかくすぐに動いて囲碁普及をしていかないと、日本棋院は持たないでしょう。
私は日本棋院の元院生で、とてもお世話になった身ということもあり、囲碁界を盛り上げるために色々と活動しているつもりです。
日本棋院が崩壊していく姿など見たくはありません。
この提言が届くことを願っております。
永代囲碁塾
囲碁界の復興と言えば話が大きいですが、正しくは日本棋院の復興というところでしょうか。
日本棋院が復興しなくても、囲碁界が盛り上がるということはありえるわけなので。
ひと昔前までは「囲碁普及=日本棋院」という図式がありましたが、最近ではそうもいかなくなってきていると感じています。
いつ、何がどうなることやら・・・。
そんな危機感が満載な日本棋院ですが、倒産寸前の状況です。
日本棋院のキャッシュが尽きそうということで、スポンサー探しに躍起になっています。
でも、ちょっと待ってください。
スポンサーって何のために寄付をしてくれるのですか?
ただ、日本棋院に寄付してるわけではないですよ。
そうです、囲碁文化を応援してくれるのです。
そして、応援はどういうところに集まりやすいか。
それはどうしても子どもを中心に若い人たちです。
(もちろん、年配層を応援してくれる人はたくさんいますし、大事な存在です。)
日本棋院は囲碁文化の応援という原点を忘れてはいけません。
そうしないと「寄付先は日本棋院ではなくてもいいよね」ということになりかねないです。
① 子どもが囲碁という自分と同じ競技を楽しんでいるという共感。
② 子どもたちがひたむきな姿で囲碁をやっていたら、純粋に「頑張って」と言いたくなる。
③ 年齢に関係なくどんどんと強くなる姿を見て、どこまで強くなるんだろうという期待を持つ(自分に近い関係にあったらなおさら)。
④ 自分はここまでしかできなかったけど、その壁を壊していく成長を見ていきたい(昔の自分に重ね合わせる人もいるかも)。
そして、囲碁界にはちょうどプロ制度があります。
プロになれば職業として囲碁だけをやっていける環境があります。
⑤ プロを目指す子どもが身近にいたら、応援しないわけがない!
子どもたちにはたくさんの夢があります。
大人たちはその夢を応援するのです。
年配の棋士に対しては、夢ではなくて、あの年齢であれだけの囲碁が打てるのはすごいな、という尊敬の対象だと思います。
これもすごいことではあるのですが、インパクトとしてはやはり、子どもたちの夢には勝てません。
ここで本題です。
このような心情があるのに、日本棋院は囲碁棋士採用試験の採用人数を減らすと言っているのです。
何度も繰り返し言いますが、年配棋士にも年代に相応しい魅力があります。
でも、若手の夢を応援するということには、何事も勝てないのです。
優先順位があることを日本棋院には分かってほしいのです。
(この改革を批判しているのは、年配棋士の優遇をなくすのが先だよねという話、そのあとの削減案なら仕方がないです。)
若手の夢を潰していく制度は、業界全体の衰退を招きますし、そもそも応援したい立場のスポンサーがどう思うか。
既存のスポンサーが、降りるとも言いかねない(現にありました)ですし、新規のスポンサーも採用人数を減らすというような夢のない業界にはね…となると思います。
肝心な収入アップの「見込み」が大幅に減ることでしょう。
この「見込み」という見えないところを、日本棋院は軽視している傾向があります。
囲碁には厚みを築くという作戦があるではないですか・・・。
日本棋院の貸借対照表を見ていると四年くらいでキャッシュが尽きるような感じです。
ここで毎年1人ずつ採用人数を減らす経費削減案を見てみましょう。
今年は現状維持。
2年目から1人減らして100万円。
3年目には2人分で200万円。
4年目には3人分で300万円。
ここでキャッシュ切れのタイムアップがきます。
合計で600万円の経費削減にしかなりません。
毎年1億以上の赤字が出ていて、黒字化できないと倒産するのに、それで600万円の経費削減と引き換えに、スポンサー収入の見込みを減らしていくというのは愚策と思います。
(他にも若手棋士が増えるのはメリットがあります)
コスパの悪い延命作業をしている場合ではありません。
囲碁で言うところの、カス石(少額の経費削減)を取りにいって、全体の形勢(スポンサー対応)を損じていくもののようです。
ここは若者の夢にかけて、一勝負しないといけないのは明らかです。
①若手に比べて高い固定給(実は入段時期が古いと同じ段でも高い)
②固定給に伴う社会保険(固定給が安いと加入できない危機、入れても少額)
③棋院負担の棋士年金や退職金(若手が年配棋士のようにもらえる世界線はこないでしょう)
倒産目前となっているので、これらはいつかはカットされて、若手と近しい条件になるかと思います。(でも、いつだろう?)
さらには、各棋戦でベスト64くらいにしか対局料が払われない、実力主義の世界が待っているでしょう。
どうせそうなるのなら、早く現実を受け入れて、正しい延命作業をするべきです。
囲碁は本当に魅力的なゲームです。
それはこれまでの歴史が明確に物語っています。
やるべきことをやっていたら、必ず囲碁を応援したいという人も増えてくると思います。
現在進めている、応援するのを辞めたくなるような制度改革は、一刻も早く白紙撤回することを望みます。
私はそれが本当に囲碁界全体のためになると信じています。
先に我慢(平等に戻すだけだが)して、日本棋院の経営が立て直せれば、また制度を戻せばいいではないですか。
辛い時期はみんなで耐えましょう。(JALの経営破綻後の再興を見習って)
4年我慢すれば、その後の長い期間で、またこれまでのように恩恵を受けられるようになるかもしれません。
現行では若手に負担を押し付けるだけの組織なので、必ず潰れます。
① 潰れてもいいので、4年間で貰えるだけ貰う。
② 4年我慢して囲碁界の将来に賭ける。
どちらが良いでしょうか。
日本棋院も含めて、皆様にはよく考えていただきたい問題です。
永代囲碁塾
子どもへの囲碁普及は、大人への囲碁普及よりも簡単です。
これからその理由を説明していきます。
子どもは習い事の一つとして囲碁が選ばれやすいです。
あとは何と言っても、親からの囲碁の評価が高いのです。
なんとなく囲碁は「頭が良くなりそう」「礼儀正しくなりそう」などと良いイメージがあります。
囲碁をやって悪いほうに向かうイメージがありません。
テレビゲームをやるくらいなら囲碁をと、親が率先して子どもに勧める家庭も多いです。
社会人になると仕事や家庭にと忙しいので、時間のかかる趣味である囲碁はとっつきにくくなります。
習い事として選んでもらえれば、子どものほうが圧倒的に囲碁の時間を確保できるのです。
大人が囲碁に興味を持っても「なんか難しそうだな…」と思って、始めるのを躊躇する人が多いです。
しかし、子どもは好奇心が旺盛なので、躊躇することなくとりあえずやります。
囲碁は、やってみないと面白さが分かりにくいゲームなので、この初めの一歩があるかないかでかなり違ってきます。
子どものほうが頭が柔らかく、難解な囲碁でもすっと吸収していきます。
これは脳の構造上で仕方のないことで、子どもと大人だと平均して10倍くらい成長スピードが違うと思います(長年の指導での実感で、決して大袈裟ではありません)。
上達が早いと成功体験を感じられることも多く、辞めにくくなります。
19路で一人で打てるようになるまでの生き残る割合は、断然に子どものほうが多いでしょう。
子どもは毎日学校に行って勉強するので飽きています。
さらに家に帰って宿題…となると拒絶反応を起こしている子どもも多いでしょう。
そんなときに囲碁をやると「面白い〜」となることが多いんですよね。
大人の場合は仕事を投げ出すわけにはいきません。
そして付け加えておくと、毎日の義務教育が囲碁で、週末に習い事で学校に行くという日常であれば、評価は逆転するかもしれません(笑)
要するに子どもにとって囲碁は、日常の裏にある非日常なのです。
囲碁に限らずに非日常なものにはウケがいいのです。
(最たる例が夢の国であるディズニーランド)
カリスマ保育士の特集でもありました。
園児が笑いを起こす瞬間は非日常にあると。
(例)頭の上にハンカチを置いて、頭を下げて挨拶をすると、ハンカチが落ちたのを見た園児はキャッキャと喜ぶそうです。
そんな簡単な非日常でもウケが取れるのですから、子どもを夢中にさせるのなんて朝飯前です!
大人が碁会所に行ってもみんなの中の一人ですが、子どもがいると、みんなが可愛がってくれます。
私もその一人で、通っていた碁会所では子どもが永代兄弟しかおらずに、優しく教えてもらったり、お菓子をもらったりと、とても可愛がってもらいました。
なぜなら、永代兄弟よりも一つ上の世代は父親世代なんです…。
それは可愛がってもらえますよね(笑)
部活動が一番多いかもしれませんが、学校の中では囲碁ができる環境があります。
大人では職場で囲碁ができる環境なんてほとんどないですよね。
最近は大学の正課や小中学校の授業に囲碁の時間があったりもします。
小学校では放課後教室で囲碁をやっているところもあります。
経営者を中心に囲碁が盛んだったバブル時代は終わり、大人は囲碁をやる余裕のない時代に入りました。
そんな大人たちよりも、子どものほうが囲碁への接点が多い時代かと思います。
囲碁は年齢問わずに一生涯で楽しめるゲームです。
それなら子どものうちに覚えたほうが、人生で囲碁を楽しむ時間が長いことになります。
思いつくままに羅列しましたが、まだまだありそうな気がします。
囲碁界の復興(囲碁人口など)していきたいなら、子どもへの囲碁普及を優先的に考えるべきです。
次回はこれらのことを踏まえて、囲碁界の復興への道筋を提示していきたいと思います。
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基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
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永代囲碁塾
ロッテ子ども囲碁大会を来週に控えて、各クラスの碁盤の大きさで最後の練習に励んでいます。
そして、ロッテ子ども囲碁大会への参加者は、さらに増えて13人!
驚きの参加率です!
大会に出て普段と違う雰囲気を味わうのは良いことですね。
良い経験を積んでもらえればと思います。
9月21日のNHK囲碁フォーカス(12:30〜)にて、小・中学校 囲碁団体戦・全国大会の様子が放映されます。
東台小学校が全国大会に出場して取材を受けているので、もしかしたら映るかも・・・?
10月5日(12:00〜)には少年少女囲碁大会 個人戦・全国大会決勝の対局が放映されます。
小学校の部で決勝に進出した長男が出ますし、日頃の様子として東京子ども囲碁普及会の教室風景も取材されました。
あわせて、ぜひご覧ください!

実は山下敬吾九段の本を二冊、構成担当しました。
その際のエピソードなど紹介したいと思います。
まずは本の紹介から!
本書は、頻出定石をランキング形式で紹介し、その形から派生する実戦死活を問題形式で複数出題するという形で構成されています。
出発地点は、星からの三々入り・小目の大ゲイマガカリなど、誰もが幾度となく目にしたことがある頻出形。
正しく定石を打ち切れば互角のワカレになるはずですが、もし相手が欲張ってきたり手抜いてきた時、適切に咎めるためには死活の力が求められることがしばしばです。
頻出の定石の裏側には、ギリギリの死活が潜んでいるものです。
本書を読みこなせば、死活に強くなるのはもちろんのこと、定石についても理解が深まり、レベルアップが実感できることでしょう。
(Amazonより抜粋)
同じく「出る順で学ぶ」シリーズで実戦手筋となります。
絶版になっているために、電子書籍(Kindle)でご案内中です。
手筋の問題集は数あれど、実戦での頻出順にランキング形式で紹介したものは例がありません。
本書の特長は、数多くの手筋を「実戦によく出る」順に山下敬吾九段がランク付けしたところです。
「出る順」というのはすなわち「役に立つ順」です。
つまり、本書を前から順に読んでいけば、実戦に役立つ手筋が身につくということになります。
問題を解く楽しみに加えて、どんな手筋が上位にランクインしているかということも楽しみにして読んでください。
(Amazonより抜粋)
なぜ、山下九段が著者になってくれたのか・・・。
手筋のほうが先で2014年12月。
詰碁があとで2015年10月。
実は約10年ほど前ということもあり、あまり記憶にないんです。
2015年だけでも棋聖、本因坊、碁聖で挑戦者になっています。
対局だけでも相当に忙しかったことでしょう。
多分、当時のマイナビ出版の担当の方が交渉してくれたのだと思います。
(山下九段が著者になったという連絡で驚いた記憶あり)
山下九段が「実用書的なものはチェックなど時間がかかるのでやりにくいですが、詰碁や手筋だったら・・・」とOKを出していただいたことは覚えています。
本の出版は著者であっても、ほとんど動かずに「最後の確認を簡単にして終わり」という時代もありました。
俗にいうゴーストライターってやつですね。
しかし、現代ではほとんど(!)見られなくなりました。
山下九段も仕事を引き受けるからには、しっかりやるということだったのでしょう。
問題作成は全て私が担当しましたが、問題図や正解図、失敗図、ランキングの確認は丁寧にしていただきました。(いくつか間違いをご指摘いただいてます)
締切もしっかりと守られていましたし、真面目な方なんだなぁという印象を持ちました。
そして、一緒に仕事をしていながら、他のエピソードは・・・。
あまり記憶にありません(笑)