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2025年9月6日

強くなる囲碁レッスン(要石とカス石・後編)

By igosalon
 

要石とカス石・前編はこちら

 

要石とカス石・前編 ←

 

手を抜いて切られたら?

 
手を抜いた直後の図

右辺の黒からは手を抜いて、黒1としました。

白が切ってきた図

黒1と手を抜かれたので、当然白2と切ってくるでしょう。

このときにきちんと対応できないと、黒1の手抜きは成功しません。

 

手を抜く考え方

 
要石とカス石の判断

白2の切りには黒3からカス石を捨ててしまいます。

前編でやったように「要石とカス石の判断」ができていれば、このような柔軟な考え方ができます。

カス石を捨てて模様を拡大

黒5では本図のように打ってもかまいません。

大事なのは白6に対して、カス石を徹底的に捨てることです。

黒9までとなり、白はカス石を3個取っても大した利益にはなっていません。

反対に黒は、しっかりと黒模様が拡大していきます。

 

棒ツギの愚形

 
棒ツギの例

白2に対して、黒3と打つのは前回にも紹介した「棒ツギ」の愚形です。

黒3のツギは一間トビをノゾかれていないのにツイでいるので、効率の悪い形です。

黒一子のアタリを守っているとはいえ、愚形は愚形です。

捨てることを考えたほうがよかったでしょう。

棒ツギから不利になる進行

黒3と棒ツギしてしまったことにより、白4から黒は重くなってしまいました。

白8までシボられてしまっては、黒の手抜き作戦は失敗です。

 

永代囲碁塾のレッスン

 

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