『秋の囲碁まつり2023』
2023年9月17日に日本棋院東京本院で開催されました。
参加棋士は14名の大規模イベントです。
今回はお手伝いをしてきたので、その様子を動画にまとめました。
三島響プロのイベント紹介動画もあります。
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今回の国分寺市民文化祭には、広瀬優一プロが来てくれました!
広瀬プロは藤澤一就門下で、新人王を取ったこともある実力者です。
童顔ですが、身長はスラっとしていてギャップがありますね(笑)
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そして、洪清泉プロも来てくれました!
洪道場の生徒が数人出ていたので、応援も兼ねて様子を見に来てくれたのでしょう。
さらには最後まで残ってくれて、片付けまでお手伝いしていくという‥。
もう脱帽です。
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長男が無差別クラス、次男が級位者クラスのハンデ戦に3級で出場しました。
長男は2勝2敗。
一回戦では優勝経験のある方と前回同様に当たりました。
格上な相手ですが今回は1半負けまで迫りました。
途中は形勢が良かった感じもありました。
次男は3勝1敗で3位。
最終戦は半目勝負で、整地の最後に石が重なっている場所を発見しての半目勝ちとなりました!
無事に入賞を果たし、賞品のお米をゲット!
帰宅後に母親へ、お米を大事そうに抱えて報告していた姿はとても嬉しそうでした。
まだ書きたいことはあるのですが、取り急ぎは結果のみのご報告でした!
大会を主催してくれたみなさま、お世話になりました!ありがとうございます〜。
男子団体戦を振り返っていきたいと思います。
一力遼棋聖をキャプテンとして、芝野虎丸名人、関航太郎天元、井山裕太王座、佐田篤史八段というメンバーです。
5人ちょうどのエントリーで補欠がいなかったことが苦戦の原因の一つだったでしょう。
JOCの判断だということで、囲碁界側ではどうにもならずに悔しいところではありました。
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予選は苦戦ながらも4位通過
男子団体は予選で韓国に敗れて3勝1敗で迎えた第五戦。
相手は台湾(中華台北)でした。
下馬評的には中国と韓国には少し厳しいものの、台湾には勝利するだろうというのが大きな見立てでした。
しかし、フタをあけてみると…。
関航太郎天元が、個人戦で金メダルを獲得した許皓鋐九段に敗れたのを皮切りに…。
他の日本選手も続々と負けてまさかの1-4で敗北。
3勝2敗となってしまいました。
さらには最終戦は手空きということで、他チームとの同星になったさいのポイント計算も微妙なことに。
予選敗退もかなりありえる状態でしたが、ポイントを計算すると同率の中で一勝分だけのポイントで上回り予選通過。
本当にぎりぎりの予選通過でした。
井山さんが台湾戦で唯一挙げた一勝がものを言ったようです。
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準決勝の相手は韓国!予選のリベンジなるか
韓国には予選で0-5で完封負けしています。
準決勝はどうだったでしょうか。
結果は…。
またもや0-5で完封負け。
厳しい…。3位決定戦に回ることになりました。
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3位決定戦は台湾!リベンジ達成!
泣いても笑っても最終戦となる3位決定戦は台湾と。
予選で1-4で負けているのでリベンジをしたいところです。
結果は…。
今度は逆に4-1で勝利しました!
これで3位となり銅メダルを獲得しました!
女子団体に続いての銅メダル、おめでとうございました!
全体的に調子の悪そうだった芝野虎丸名人も最終局は快勝しました。
その1局を『IGO-CNP囲碁チャンネル(YouTube)』で解説しています。
芝野名人の華麗な打ち回しをごらんください。
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アジア大会の囲碁種目は全日程を終了しました。
今回は女子団体を振り返ってみたいと思います。
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日本の女子団体は日中韓の三つ巴で金メダル争いを期待されています。
注目の予選は韓国と中国に敗れたものの、3勝2敗で3位通過。
決勝トーナメントの準決勝進出を決めました。
韓国と中国には負けたものの、それぞれが1ー2ということできちんと戦えている状況でした。
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準決勝では中国に1ー2で敗れました。
主将戦の藤沢里菜さんのところは勝つチャンスもあったようで、惜しい敗戦となってしまいました。
とはいえ、上野愛咲美さんが勝利を挙げるなど日本もかなり戦えていることが分かります。
ここではyoutubeで「上野愛咲美五段 VS 呉依銘五段 」の解説をしたのでアップしておきます。
準決勝に敗れた日本は3位決定戦で中国香港と銅メダルを争いました。
ここは中国香港に貫禄を見せて3-0で勝利。
見事に銅メダル獲得となりました!
おめでとうございます!
注目のアジア大会ですが、囲碁の個人戦は男子のみです。
日本代表は一力遼棋聖と芝野虎丸名人の二人です。
優勝候補の日中韓は二人ずつの代表選抜ですね。
しかし、ここに思わぬダークホースが現れます。
結果を先に書いてしまいますが、台湾代表の許皓鋐九段が優勝してしまいました‥。
しかも、決して運が良かったというレベルの相手ではなく‥。
予選では芝野さん。
準々決勝では韓国の朴廷桓(世界ランク2位)。
準決勝では韓国のシンジンソ(ぶっちぎりの世界ランク1位)。
決勝では中国のカケツ(世界ランク3位)。
これら全員に半目勝ちで三連勝しての金メダルです。
文句なしの優勝ですね。
しかし、半目の三連勝ってすごいな‥。
台湾囲碁界は大盛り上がりになっていることでしょう。
でも、実は許皓鋐件は台湾囲碁界ではぶっちぎりの強さのようでタイトル八冠だそうです。
日本でいう無敵を誇ってたころの井山さん状態ですね。
運だけでなく実力も持っていることも判明しました。
日本の最高成績は一力さんの4位でした。
予選は中韓に負け。
準々決勝では中国に勝ち。
準決勝では中国のカケツに負け。
三位決定戦では韓国のシンジンソに負け。
芝野さんは予選で3敗して、同星になりつつもポイント差でぎりぎりの決勝トーナメント進出。
準々決勝で中国のカケツに負け。
ベスト8で終わりました。
芝野さんは調子悪そうな感じですね‥。
個人戦は惜しくもメダル獲得ならず。
団体戦に期待しましょう!
特に女子は日中韓と実力伯仲の感じがしますよ!
長男が3連勝で地区予選を突破しました。
次回の東京都予選は10月7日に行われます。
東京都予選は全国優勝を目指せるような猛者ばかりです。
対局するだけで勉強になりそうですね。
楽しみです。
1998年生まれ、埼玉県出身
2010年入段(女流棋士最年少)、東京本院所属
藤沢秀行名誉棋聖門下、父は藤澤一就八段
棋風はしっかりと落ち着いているが、やるときはやるというイメージがあります。
三大リーグまであと一歩のところまでいき、三大リーグ入りに最も近づいた女流棋士となります。(ここでも立ちはだかったのは一力さん。上野さんの竜星戦の快挙も連続して防ぐ)
第一印象は棋風と同じようにしっかり者でした。
しかし、どうも話を聞いていくと天然というか、抜けているところがあるというイメージです(笑)
日本棋院の「スリッパを履いたまま家へ帰ろうとして外に出た」というのは有名なエピソードです。
藤沢さんご本人いわく、これには背びれ、尾ひれがくっついた噂だという主張をしておりますが…。
実際のところはどうなのでしょうか。
小さいときからゲームが好きだったが、修業時代に母親から捨てられてしまったとのこと。
なので、入段した日にそのままゲームを買いにいったというエピソードも(笑)
好きなアニメは名探偵コナンというのは公言してますね。
好きな芸能人は有村架純さんとも。
NHK杯に出場されたときに、対局日とは別で対局の感想を取材したことがあります。
本当に丁寧に対応していただいて、とても真面目な人なんだなぁという印象です。
(さすがに囲碁棋士は真面目な人が多い)
女流最年少で入段してからは、当時の時の人であった謝依旻さんから数々のタイトルを奪取。
追いつき追い越せの様相で、一気に駆け抜けました。
今では女流囲碁界の第一人者として、後ろから上野愛咲美女流名人や仲邑菫女流棋聖に追いかけられています。
勝負の世界では誰でもこんな感じではありますが、今後の戦いが楽しみですね。
現在は韓国リーグなどにも積極的に参加して、世界で活躍しています。
アジア大会でも頑張ってほしいですね!
2001年生まれ、東京都出身。
2017年入段、日本棋院東京本院。藤澤一就八段門下。
囲碁AIが台頭してきてからというもの、AIでの研究に余念がありません。
AIソフトによる打ち筋や評価値の予想がうまいことから、仲間内で「AIソムリエ」と呼ばれていたりもしました。
院生時には第30回ワールドユース囲碁選手権(12歳未満の部)で日本に初優勝をもたらしました。
二段のときにはNHKで初出場、初勝利。
2020年 新人王。
2021年 一力遼天元(当時)から天元を奪取。
2022年 伊田篤史九段を破り天元防衛。
2023年 NHK杯初優勝。
私が神奈川で子ども教室をしているときに、夏休み特別教室に関少年が参加したことがあります。(上野愛咲美さんも一緒に)
まだアマチュアで三段くらいのときで、私は六子くらい置かせて指導しました(笑)
その後は院生となり、会うたびに挨拶程度のお付き合いです。
院生手合いのお昼休みに日本棋院の坂のところですれ違いました。
関少年は下から坂を上がってきたのですが、手に持ってたコンビニ弁当を嬉しそうにフリフリしながら歩いている姿はとってもかわいかったです(笑)
大人になってからは少しオシャレな関さんです。(関係ない)
そんな関さんはAIに詳しいということで、世界相手にも引けを取らずにアジア大会では活躍してくれそうな気がしています。
NHK杯で優勝ということで早碁も強そうですし。
日本代表のキーマンになるのではないかな!