前回の記事でアジア競技大会2022の日本代表選手の紹介をする経緯を書いてます。
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トップバッターは、我が日本代表の団長を務める一力遼棋聖、本因坊です。
【プロフィール】
宮城県出身、宋光複九段門下、2010年入段、日本棋院東京本院所属
囲碁棋士でトップを張る傍ら、早稲田大学へ進学のあとに河北新報へ就職するという異例の経歴をお持ちです。
現在は囲碁棋士の対局が中心ではありますが、定期的に河北新報にて記事も書いているようです。
身内が河北新報の経営者なので、将来は跡を継ぐのではないかという噂もちらほら。
その時は囲碁棋士はどうなるんでしょう?
実現の時期も踏まえて、色々と気になるところです。(本人に聞きたいけど、聞きづらい案件です)
一力さんは子どもの頃から四則演算はとてつもないスピードでできるらしく、確率などは瞬時に計算できるらしいです。(さすが囲碁棋士、ヨセで確率計算は必要なので)
趣味はテレビ視聴で、クイズ番組などがお好きなようです。
食べ物は大のラーメン好き。
さらには対局日の勝負メシとして朝から焼き肉を食べるというエピソードも持ってます。
エネルギッシュ!!
同門の平田智也八段からよく話を聞きますが、「彼は自分の石は絶対に死なないと思ってる」と言ってました。
シノギなどを中心に読みに自信があるということですね。
なので、序盤からさっそうと陣地を稼いでいきます(笑)
個人的には上野愛咲美女流名人との竜星戦の決勝戦で、かなりの劣勢の碁を「カケ眼生き」で逆転したのは歴史に残る一局だと思ってます。
さらに平田八段は「昔は泣き虫で、負けてよく泣いてた」とも。
一力さんの泣きと言えば、一時期井山さんに連戦連敗したときに苦しい時期があったようです。
たしかにタイトル挑戦するたびに弾き返されていたころですね‥。
さらには若かりし頃の一力少年は、普段から勉強していた洪道場にて洪先生に「なぜ日本は世界で勝てないのですか」と涙ながらに話してきたというエピソードもあります。
そして洪先生は「遼は食事などにみんなで行くことはあっても、その後に遊びにいくことはほとんどない」とも付け加えてくれました。
トップ棋士に大学にとあれば、時間をどう使うかというのは、とても大事になってきますよね。
大変だ‥。
こういう色んなエピソードを聞くと、本当に応援したくなる棋士ですよね。
一力ファンが多いのも納得です。
今回のアジア大会では、ぜひとも世界の強豪を倒してほしいものですね。
ふだんは真面目で礼儀正しい印象で、日本棋院でお会いした時などは、にこやかに挨拶をしてくれます。
個人的には、近い将来に日本棋院の理事長になってほしい棋士No.1です!
河北新報の社長兼、日本棋院の理事長が実現すると面白いと思います!
5 thoughts on “【選手紹介①】(一力遼棋聖)”