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タグ: 阿含杯

 

  関連記事

 

一力九段は逆転で敗れる【第26期阿含・桐山杯 日中決戦】

 

  最後の阿含杯

 

阿含杯は今期で終了が決まっています。

日本は一力遼五冠の優勝で幕が閉じましたが、まだ最後の日中決戦が残っていました。

お相手は中国の王星昊九段で、世界戦でも優勝するなどの実力者です。

最後の一局ということもあり、一力五冠には頑張ってほしかったのですが、残念ながら負けてしまいました…。

この悔しさは、次のLG杯決勝で晴らしてもらいたいものです。

 

  逆転負けでの敗戦

 

黒・王星昊九段 白・一力遼五冠

1図

立ち上がりは白の一力五冠が順調に打ち回して優勢でした。

この一図の局面では、一見して白の中央が危ないかなと思いそうなところですが、上辺の黒五子が取れているので問題ありません。

うっかりとダメヅマリや、攻め取り(攻め合いで多く手を入れさせられる)には注意が必要ではありますが。

2図

黒▲と仕掛けてきた局面です。

ここが最後の勝負どころで、ここを乗り切れば…というところでした。

特に気をつけたいポイント

・左辺黒四子の復活(白一子の要石を取られると復活)

・中央右の白17子の大石が危ない

3図

ここは白1、3と出てから白5で中央右の白は別で生きてしまうのが良かったようです。

これなら中央の黒にも切りが残っていて(白3の右上)、黒も簡単には白を取りにいくことはできません。

しかし、一力五冠はここの対応を誤り、一気に勝負を持っていかれてしまいました。

しかし、ずっと白のほうが優勢だったのに、王九段の一瞬でひっくり返す勝負勘というのは本当にすごいですね。

あの一力さんから逆転できる、世界レベルの人たちの頭はどうなっているんでしょうか…。

 

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  衝撃の阿含杯休止

 

阿含杯休止のお知らせ(日本棋院サイトの告知より)

休止と書いてありますが、実質は今後に復活することはないと思われます。

阿含杯 ←

 

  阿含宗の桐山靖雄さん

 

タイトル名の桐山は、阿含宗の創設者である桐山靖雄さんが日本の新興仏教宗派「阿含宗」の開祖ということのようですが、囲碁に理解のある方だったのでしょう。

たしか日本棋院からも免状をもらっていたのを記憶しています(八段だったかな? ウィキペディアには日本棋院名誉九段)。

1999年の阿含杯開始以来、約25年も開催してくれたことになります。

ただ、桐山さんは約10年前に亡くなっており、それが休止への影響としてあったのではないかと予想します。

理由が、これだけなのか、囲碁界全体の衰退という空気に呑まれたのかは定かではありませんが、阿含杯の休止は囲碁界にとってはゆゆしき事態です。

実はこのような事態には予兆がありました。

ワイズアカデミー杯の休止」です。

ワイズアカデミー杯 ←

原因は棋士採用試験の改革で、新規入段者を減らしたことにあります。

規模は少し小さくとも、囲碁界の発展を望むというスポンサーの想いはどこも変わりません。

スポンサーが応援したくなるような囲碁界にしないと、スポンサー離れの動きは続くでしょう。

そして、次は七大棋戦にまで魔の手が及ぶことは間違いありません。

現状の減額の嵐だけではなく、休止ということも出てくるでしょう。

そうなると囲碁界は完全に崩壊です。

今回の阿含杯休止はその序章になるのではないかと危惧しています。

 

  日本棋院がやるべき改革

 

完全に崩壊する前に日本棋院がやれることは何か。

「基本給のカット」

「棋士年金の減額」

「退職金の減額」

などがあります。

職員についてはリストラがあった時期もありますし、現状の基本給を聞いているところは、高いというイメージはありません。(若手職員は、むしろ安くて心配なくらい)

基本給は年配棋士だけが優遇されています。

若手棋士の基本給は、ある年代を境に急激に下げられてしまいました。

まずはここの平準化からやるしかないでしょう。

法律で既得権が・・など言ってる場合ではありません。

倒産しそうな状況なので、やるしかありません。

棋士年金や退職金については日本棋院の負担分をなくしましょう。

棋士だけで退職金の積立をするのは難しそうなので、外部の退職金組合に加入するしかありません。

良いところがなければ、廃止ということになります。

 

  これを機に改革するよりない

 

阿含杯休止というのはただごとではありません。

優勝賞金が1,000万円、対局料、交通費、イベント、その他諸々を入れると、スポンサー金額は5,000万円を下回ることはないのではないでしょうか(分かりませんが、予想としては6,000万円くらい)。

これだけの収入が一気になくなるのです。

これを理由に倒産危機として、改革をしていい理由になるはずです。

完全崩壊の前に、財務の安定化をさせて、それと同時進行で新しいスポンサー探しをしないといけません。

さらに本当は、現状のスポンサーに対しても、交流しながらケアをしないといけません。

このあたりは将棋のほうがうまいイメージがあります。

お隣の世界の良いところは見習って、今からでも動くべきです。

まだ改革さえできれば耐えられる状況です。

阿含杯の休止により、日本棋院の倒産も予定より早まりました。

個人的には残り4年かなと思っていたのですが、これで3年に縮まったかなというイメージです。

とにかく早急な改革が必要です。

理事長をはじめとして、常務理事会の腕の見せどころです。

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