・クレスコ杯ジュニア本因坊戦「一日目」(永代囲碁塾ブログ)
・クレスコ杯ジュニア本因坊戦(公式サイト)
クレスコ杯ジュニア本因坊戦全国大会決勝が15日に行われ、九州地区代表の岩切知輝さん(宮崎県都城市立祝吉小6年)が優勝を果たしました。2位は、渡辺純成さん(北九州市立槻田中1年)でした。 pic.twitter.com/bKy0xoI6fg
— 毎日新聞・囲碁 (@mainichi_igo) March 15, 2026
小中学生合同の全国大会ですが、小学生のチャンピオンが生まれました。
歴代の優勝者を見ると小学生チャンピオンは3人目となります。
素晴らしいですね!
夏の少年少女囲碁大会と合わせて2冠となりました。
来週のボンド杯でもどうなるか注目ですね!
優勝の岩切くんは宮崎県ですが、宮崎県では地区予選が行われないため、熊本地区から出場しています。
過去には吉岡薫プロに習っているということもあり、佐賀のほうから出場したこともあるようです。
各都道府県で代表者を選出できるといいのですが、それだと人数がすごいことになりますからね。難しいところです。
優勝は岩切くんでしたが、準優勝は福岡県の渡辺純成くん。
3位は福岡県の樋口舜蓮くんと九州勢が表彰台を独占しました。
九州勢が強いですね!
(東京勢もがんばれ!)
長男は一日目が1勝1敗でした。
二日目は2連勝したあとに樋口くんとの最終局を迎え、勝てば入賞確実といった一局でした。
結果は負けてしまい、3勝2敗で11位。
碁を見ましたが、気合いの悪い進行でお父ちゃんは不満です。
戦いを仕掛ける際にやれるかやれないかという直感の悪さと、しっかりと読めなかったことが敗因です。
レベルの高い話ではありますが、勝負強い人はこういうところでなぜかうまくやっていくものです。
お互いに分からないところをなぜ引く必要がある?という感じで打ち進めていくのです。
このあたりは長男の勝負弱さが出てしまいました。
ただ、結果は残念でしたが、全国大会ということで全国各地の子どもたちと交流をして楽しそうでした。
このような交流から一生を通じての友達や経験を得られることもありますので、大事にしてほしいと思います。
参加者のみなさま、引率のみなさま、大会を開催してくれた関係者のみなさま、お疲れ様でした!
貴重な経験をさせていただき、感謝を申し上げます。
クレスコ杯第29回ジュニア本因坊戦全国大会、優勝は岩切知輝さん(熊本代表)でした。
— 白江徹一 (@tetsuichishirae) March 15, 2026
おめでとうございます! pic.twitter.com/3uN3E4qFF8
一力遼本因坊が挨拶をしに来てくれました。
一力本因坊と参加者
本大会の棋譜解説は、また後日に『囲碁マガジン』にてご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに!
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院生志願書に記入「日本棋院東京本院」 (永代囲碁塾ブログ)
長男の院生試験碁の結果は? (永代囲碁塾ブログ)
二子・永代斗真(ながよとうま)
白 ・河野光樹 八段
試験碁・1譜
黒4〜8の出切りは長男が愛用している定石です。
むしろ、これ以外の定石はあまり知りません(笑)
黒12が分岐点です。
少し前までは黒12で22と打っていましたが、最近は黒12がマイブームのようです。
黒18まではこうなるところ。
白19に黒20はAI流ですね。
黒は大ゲイマと薄いので色々と難しい変化がありますが、白もなかなか無理はできないということで実戦くらいの相場のようです。
そして、白25から27と激しい展開に突入していきます。
試験碁・2譜
黒は34から43まで、大胆に隅の黒六子を捨てました。
隅の黒六子は頑張れば生きることはできますが、生きている間に中央の黒がボロボロになりそうです。
結局は自然な流れで白の実利、黒の厚みに分かれるという展開になりました。
試験碁・1図
黒42で1図黒1と打てば白の有利な一手ヨセコウが残りました。
ただ、それだと白は他へ手を抜くことになりますので、違った碁になりそうです。
試験碁・3譜(49〜74)
白は49、51と下辺の黒模様を軽く消しにいきました。
続いて黒が下辺を受けたら、左辺の白模様を大きくしようと考えています。
黒も白の模様化の狙いを防ぐべく、黒52といきました。
それならばと白は53に突入。
このように、常にいろんな狙いを持って打つのが強い人です。
続く黒54が甘い一着でした。
周りのどの白石にも響いていません。
ただ、何となく相手の石を分断している、形だけの一手です。
勝負に勝っていくには、もっと目的意識をしっかりと持って、常に相手に最大限のプレッシャーをかける手を選び続けなければいけません。
このあたりは院生の得意分野です。
現状の実力を問わずに、強くなる院生は迫力を持って迫ってきます。
長男も院生に入れば、もう少しこのあたりのところが培われていくことでしょう。
現状はまだ勝負に甘い碁を打っています。
試験碁・2図
黒53では黒1からコスミツケを打ち、まずは隅の黒地を確保するべきでした。
その後は黒3からの分断。
右下を黒の厚み(強い石)と見るのであれば、これくらいはやらないといけません。
これは黒も十分に打てそうです。
続いて白73までと下辺で大きく生きることができました。
黒の勢力だった場所でこんなに大威張りで生きられてはいけません。
さらには…。
試験碁・3図
白73では3図の白1と受けていれば、白はもっと良かったのです。
これは白の生きを確保しつつも、黒aが利かないようにする工夫があります。
黒aが利くか利かないかは、中央の白二子に対して大きな違いがあります。
河野光樹プロが唯一反省していた一手でした。

白はまたもや白75、77と軽く動いています。
ただ、これは白二子を絶対に逃げ出そうということではなくて、少し様子見の意味合いがあります。
黒78のように小さく取ってくるのであれば、白81から外からの利かしで捨てて十分という判断です。
弱い石はなるべく早めに捨ててしまおうということで、発想が明るいですね。
この時点で形勢はほぼ追いついてきていると言ってもいいでしょう。
そして、黒90から隅の地を稼ぎにいったのが敗着でしょう。
白99から黒106までシボられてしまっては万事休す。
形勢は白良しとなりました。

黒90では黒1と外をしっかりと守って力をためておくべきでした。
白4まで隅を稼がれてしまいますが、これは仕方がありません。
黒5あたりで中央の薄みをカバーしつつ、中央の黒三子の取り込みを狙うくらいでしょう。
このあと、白が中央の三子を動いてくれることを楽しみに…。
河野プロ「白三子も捨てる感じで打つことになるのかな」と明るい発想。
こうなっても長男が勝つのはなかなか大変そうです。
試験碁の内容はまだまだ甘いところがたくさんあった長男ですが、院生に入れば厳しい環境の中で揉まれていくことでしょう。
環境というのは人を変えます。
今後も長男の成長を温かく見守りながら、応援していただけると幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。