毎月第三日曜日に永代塾囲碁サロンで武蔵小杉囲碁部を開催しています。
今回の講師は永代と宇佐美太郎インストラクターでした。
講師二人が多面打ち指導碁をしていますので、毎回指導碁を受けられます。
(参加費は2,500円)
参加者の皆さんもアットホーム空気で棋力関係なく楽しめる囲碁部です。
ご興味のある方は是非、どうぞ!
長男もよくお邪魔させていただいています。
最近は長男が宇佐美インとガチンコ勝負をさせてもらっています。
9子置いても勝負にならない時からお世話になっていたのですが、最近は勝負をさせてもらえるくらいになりました。
順番に石が減ってきて今回は定先でした。
しかも一局目は勝ったようです。
(二局目は宇佐美インの勝ち)
宇佐美イン「とうとう(定先で)負けてしまいました。」
宇佐美イン「一勝一敗(勝ちが先)ならいいんですけど、一敗一勝(負けが先)はダメだと藤沢秀行先生が言ってました」
永代「うん?一局目勝ったのは長男だから‥。宇佐美さんがダメってことじゃないですか(笑)」
宇佐美インは勝ちたかったようですね(笑)
今回は定先で勝っていましたが、正直なところを言うとまだ長男の実力では定先では勝てないはずです。
でも、なぜか前から宇佐美インには実力以上の結果を得ています。
多分、相性の問題もあるんでしょうね。
囲碁は不思議です。
指導碁での実戦
自由置き碁の三子です。
本来の置き碁は星に三つというふうに置く場所が決められています。
それに対して自由置き碁は、どこでも自由に三つ置いていいよということです。
私の指導碁では置き石の数も置く場所も自由です(笑)
対局面数が多くなかったら、白番だって練習できてしまいます。
(対局面数が多いと、白と黒の頭の切り替えが大変になります)
【問題・黒番】オサエの方向は?
左上の黒が小目にずれてますね。
自由置き碁とはそういうことです。
白19までが実戦です。
ここで黒は右辺を重視してのAか、上辺を重視してのBのどちらかになります。
右辺と上辺の状況をよく判断しながら、オサエの方向を決めましょう。
この局面は問題でも出てくることが多いですね。
『正解』広い上辺、強い右辺
まずは広さで言えば上辺ですね。
黒1とオサえたら、白8までは昔ながらの定石になりそうです。
これは先手が取れる定石なので、黒9などで上辺を広げていくと面白い展開になりますね。
その他の判断ポイントとしては、右下の二間ビラキ定石で黒がしっかりと根拠を持っていて強いことです。
白8まではその強い黒のほうへ追いやってますね。
黒には不満のない方向性です。
『失敗』肩ツキがぴったり
黒1のオサエは黒5までの定石になりそうです。
この定石は黒が後手を引いてでも、しっかりと力をためておきたいという時にはぴったりです。
そして、力をためる方向としては右辺になります。
先ほど説明したように、右辺には強い黒があります。
強いところへさらに力をためる展開は、少し魅力が落ちてしまいますね。
白6からの模様を消す肩ツキがぴったりで、右辺の黒模様はなかなか大きくなりません。
後手を引く定石なので、使い方には注意が必要です。
金曜教室(永代塾囲碁サロン)
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