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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・

タグ: 子ども囲碁

長女「お花できるようになったよ〜」とたくさん相手の石を囲んでじゃらじゃらするのが大好きです。

取れるところはぽんぽんと取れるようになりました。

あの苦戦していた日々が嘘のよう‥(笑)

子どもはふとした瞬間に開花しますね。

そして、最近は‥。

お父ちゃん(コウを取る)

長女(すぐにコウを取り返す)

お父ちゃん(どうせ説明しても分からないからスルー。他を打つしかない)

長女はこんな感じでコウ争いになったら負けたことがありません

コウ争いは最強の長女です。

いつぞや五子を卒業した長男も、四子で全然勝てず‥。

勝てないだけならまだしも、内容がとても悪くて‥。

当然、五子に戻されたわけですが‥。

五子でも二連敗してしまい、あわや六子か‥。

という事態になっておりました。

けっこう最近の話です。

まぁ、人の話を聞いておらずに適当に好きなように打ってるんですね。

負けが込むのは仕方がないことなのですが、あまりの内容の悪さに雷が落ちました。

それで少しは気合いが入ったのか、夏休みもまとまった時間で勉強してきたし、ひと山越えた感じがあります。

この山を越えるのにあと半年くらいかかってたら、もう囲碁のプロは諦めたほうがいいなと思えるほどの内容でした。

ひと山越えて四子。

早速打ってみましたが、負けはしたものの、まぁなかなか打ててますね。

夏休みで少し強くなったかな。

ひと山越えても、まだあと山は5個くらいはありそうだけど‥(笑)

先は長い‥。

報告が遅くなりましたが、長男は4泊5日の合宿から帰ってきました。

合計で40局ほど打ったそうで、これに+して団体戦やペア戦、詰碁などをやったそうです。

今回もこんなに勉強してきたにも関わらずに、楽しそうにして帰ってきました。

やっぱり合宿効果は恐るべし。

長男は普段こんなに勉強したら発狂するはずです(笑)

あと、合宿効果で良いのは気持ち的な面ですね。

親と離れることで精神的にも自立の訓練になりますし、仲間との勉強で刺激をもらえます。

どちらかというと精神面の+のほうが大きいかなと思うくらいですね。

合宿は楽しく勉強できて成長できるので本当に良いんですよ。

お父ちゃんも小さい頃からよく合宿には参加してました。

やっぱり楽しかったですね〜。

子どもたちにもこの体験はできるだけ経験させてあげたいなと思ってます。

あとは合宿費用‥(以下略)。

最近は、長男の碁に危機感を覚えて突っ込んだ指導をしてます。

「3手を3パターン読め〜」ですね。

そんな感じで熱心にやっていると、次男と長女も囲碁をやると言ってきます。

長女はまだ囲碁になってないので置いといても、最近は次男がかなりやる気満々です。

3月の渡辺和代キッズカップが楽しみだなぁ。

3月までには初段くらいはいってそうな気がする。

初段は本戦トーナメント進出が精一杯かな。

二段あればもう少し上が目指せるか‥。

三段あればワンチャン決勝で‥。

四段ないと優勝はできないかもですね。

2023年7月2日

長男の性格か【長男69】

By igosalon

久しぶりに長男にしっかりと教え込みました。

長男の弱点は全体が見えていないことと、読みに幅がないことです。

逆にいうと部分的にはよく見てて、一本道の読みは手数も長く早く読めるというところではあります。

典型的な「ザ・子ども!」というタイプですね。

昔から棋力に応じてではありますがこんな感じなので、年齢的なものかなぁと思っていてはや数年‥。(実際は1年半くらいかな)

一向に思考の幅が広がる兆しが見えません。

これは年齢的な問題ではなくて、性格の問題か‥?

そうだとすると改善にはけっこう時間がかかるかも‥。

詰碁をやっていても同じような傾向です。

当分はこのあたりを重点的に指導するしかないようです。

2023年7月1日

教室で一緒に【次男22】

By igosalon

最近、次男はお父ちゃんの囲碁教室についてきて、混ざって勉強しています。

これは長男と同じコースですね。

三鷹の小学校の入門教室→サロンの教室

燦々の子ども教室→洪道場

といった感じです。

これに長女も続くことができるか。

ちょうど3歳差ずつなので、3年周期でこれは訪れます(笑)

まずはこちらをご覧ください。

棋力が高い人は解答まで分かるでしょう。

もちろん、どちらの番でスタートするかということも。

問題だけ見せて「はいどうぞ」というのは詰碁の本だったらとても不親切で評判は悪いでしょう(笑)

ただ、院生などプロを目指す子どもにはただ、このような問題が一枚に12問くらい並んでるだけです。

どちらの番からかを推測しなければいけません。

長男はもう分かるレベルですが(たまに間違えてるけど)、次男はそんなことが分かるわけではありません。

プリントを見て、いきなり答え出した次男はこう示しました。

次男「白番でね〜」

次男「白1から3で、続いて黒がAに打てば取れるでしょ!」

と満面の笑みでの解答です。

永代(えっと、黒番だったし、仮に白番だったとしても白が取られてますけど‥)

小田&永代 「すごい!よくできたね!」

と、とりあえず天才のごとく誉めておきました(笑)

実際の解答は「黒番」でこちらです。

黒1と隅に一眼を作ってからの黒3で、白はAに打てなくなります。

これは「眼あり眼なし+押す手なし」ですね。

白が死んでいます。

「黒先白死」が正解でした。

「六子局ではまだ負けないよ。」

お父ちゃんは自信満々に打ち始めました。

最初はお父ちゃんの勝ち。

「こんなに守ってばかりだったら勝てるわけないよ」

検討できつく言われても長男はそんなに気にしません。

このマイペースぶりはなかなかのものです。

意外と大物なのか?(笑)

続けての2局目は攻めないといけないと思ったのか、少しは攻めてきました。

元々、六子局なので黒が攻めに回ったら勝てるわけがありません。

「まぁ、こんなこともあるよ。」

黒が勝ちました…。

そして、もう一局。

ヨセに入る前は黒の10目ほどリード。

でも、ヨセで10目ひっくり返すなんて置き碁の定番だ!

うりゃ!うりゃ!

最後の一手で1目得したぞ!(置き碁あるある)

どうだ!

「黒64目」対 「白63目」

…。

………。

………………。

白が負けてるじゃないかー!!

参りました。

そろそろ五子なの?

早い。

ガチンコ八子局・第7局

今回は楽勝してしまいました。

白がどこに打っても、無理手を打っても、守ってくれるので負けるのは難しそうです。

問題の場面(黒番)

白が49と切ったところです。

実はこれ、かなりの「無理手」です。

実際の対局で八子も置いているうわ手に、ビシッと切られたらビックリしますよね。

というか、ビビりますよね。

長男は明らかにそのコースに入ってます。

白の思うがままに

実戦は黒1、3でした。

これでは白4で、▲一子か×の二子が取られてしまいます。

実戦は白6までとなって、明らかな失敗です。

それでも、まだ続けて黒AやBに攻めていけば、被害は大したことはありませんでした。

この時の長男の頭には、反撃やら白を攻めるやらの発想はなかったはずです。

完全に「ヘビに睨まれたカエル」状態となっています。

これでは勝てるわけはありませんね。

黒の反撃で、白のツブレコース

黒1、3と反撃すれば、白は困っています。

この図を示して

「白4と打ったらどうする? 続きを打ってごらん。」

と伝えると、黒5から7がスラスラと出てきました。

長男よ…、やるやないかい。

取る手は何通りもあるとは思いますが、こんなにストレートに取るのはセンスありかなと。

こんなに簡単に取れるなら、実戦でしっかりやればいいのにね、と思います。

あれ?何か見たことあるような…。

級位者の頃はとにかく「切って切って戦いまくれー」という指導のもと、めちゃくちゃに戦ってました。

ただ、長男もだいぶ棋力が上がったことで無茶に取りにいく手が減ってきたんですね。

それはそれで成長なのですが、今度は覇気がなくなってきました。

ある程度先が分からようになってきたばかりに、厳しく踏み込めなくなったと言いますか…。

あれ?この感じはどこかで見たことあるぞ?

そうだ!

「ヒカルの碁のあのシーンだ!」

ヒカルがある程度強くなってきたころに、佐為と対局したときのことです。

ヒカルは佐為の鋭い剣先が見えるようになってきたせいで、思い切った踏み込みができなくなった。

というお話です。

ヒカルの碁をご覧になられた方は「あーそんなシーンあったなぁ」と思ってくれるかもしれません。

長男も昔は訳も分からずに切って切って戦いまくっていたなぁと思ったり。

最近は無理なことが分かって落ち着いてきたけど、逆に大人しくなりすぎてしまったり。

正直なところ、ヒカルとのレベルは段違いな話ですが、似たような話ではあると思います。

昔の思い出

そういえば、綱島で子供教室をしていたときに級位者の生徒がいました。

その生徒もどちらかというと地にカラく大人しい碁だったなぁ。

その時も「戦え〜!」と指導したような。

その後、ほの生徒はすぐに五段になり、院生になりました。

多分、長男も似たような話になると思います。

子供指導で私の得意分野は、初段〜五段くらいの基礎作りの段階です。

いわゆる院生に入る前の段階ですね。

このあたりはお任せください(笑)

未就学児のみの大会

キッズカップは小学生になると出場できません
19路盤クラスのみしかないというのに、それでもたくさんの子ども達が参加していました。約80人くらいだったでしょうか。

ゲストには主催者の渡辺和代さん、棋士は小川誠子プロ、大西竜平プロ、上野愛咲美プロが来ていました。

天才児がたくさん

昔は未就学児が囲碁をやっている、さらに19路で囲碁が打てるだけでも天才児扱いされていたと思います。しかし、今では天才児が同じ会場に80人近くもいた(笑)

時代は変わったものです。

子ども達の棋力

さらに決勝を戦った二人は初段というレベルではありませんでした。優勝者(年長)は強い五段、準優勝者(年中)は三段くらいというイメージです。

優勝者はもう顔つきからして違っていて、まぁこういう子が将来は棋士になっていくんだろうなという感じです。プロ試験を受けた人なら分かると思いますが、こういう勘はほとんど外れません。棋力というよりもオーラと言いますか、雰囲気で分かるのです。

時には飛び抜けた存在がいるものですが、それでも全体的なレベルも高かったです。

初段近辺なら結構いました。5人はいたかな。
何より、この時期というのはあまり棋力というのは大事ではなくて、打ち筋のほうに興味が引かれます。

棋力はまだまだでも打ち筋を見てると、惚れ惚れするような子が何人もいました。大体が所属を見るとしっかりとした教室に通っている子が多いのですけどね。

中には一か月前に打った子が初段はないくらいかなーと思っていたら、今回みたら初段でも強いほうになっていたし、下手すると二段でもいけそうだなと感じました。

子どもの成長のスピードは恐ろしい。

うちの長男

よそ様の子を見ていて惚れ惚れしている場合ではありません。長男も一応、大会に参加してきました。お昼からの開始だったので朝からも一局打ったりと気合い十分。勘違い少年なので勝つ気満々です(笑)

まぁ、しかし結果はそううまくいくものではなくて、1勝2敗。むしろ、1勝できただけでも頑張ったかなと。その後も自由対局をもう一回打つと言ったのにはびっくりしましたが、そちらも勝利して、一応2勝2敗となりました。

立派なものです。

将来の夢

上位入賞陣は声を揃えて、将来は「プロになる!と言っています。

それに合わせて、うちの長男も「プロになる!」と言っていますが・・・(笑)

入賞陣は「将来の夢は?」と聞いて「プロ」と答えます。
長男はそんな聞き方をしたら「UNOのプロになる!」と言い出しかねません。
ということで「将来は囲碁のプロになる?」という聞き方なら「囲碁のプロになる」と、とりあえず言います。親の誘導尋問です(笑)

番外

ちなみにNHK囲碁講座テキストの取材も兼ねています。
取材しながらなので、対局場の中に入って色々と質問などもしてきました。

現在のところは7月号に掲載予定です。
決勝の棋譜も掲載しようと思っています。
ちゃっかりと仕事もしています(笑)