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タグ: 院生

 

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院生志願書に記入「日本棋院東京本院」

長男の院生試験碁の結果は?

 

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二子・永代斗真(ながよとうま)

 白   ・河野光樹 八段

 
試験碁・1譜

院生試験碁・1譜

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院生志願書に記入「日本棋院東京本院」 (永代囲碁塾ブログ)

長男の院生試験碁の結果は? (永代囲碁塾ブログ)

 

  1譜・試験碁の棋譜解説

 

二子・永代斗真(ながよとうま)

 白   ・河野光樹 八段

試験碁・1譜

試験碁・1譜

 

黒4〜8の出切りは長男が愛用している定石です。
むしろ、これ以外の定石はあまり知りません(笑)

黒12が分岐点です。
少し前までは黒12で22と打っていましたが、最近は黒12がマイブームのようです。

黒18まではこうなるところ。
白19に黒20はAI流ですね。
黒は大ゲイマと薄いので色々と難しい変化がありますが、白もなかなか無理はできないということで実戦くらいの相場のようです。

そして、白25から27と激しい展開に突入していきます。

 

  2譜・黒の捨て石作戦

 

試験碁・2譜

 

黒は34から43まで、大胆に隅の黒六子を捨てました。

隅の黒六子は頑張れば生きることはできますが、生きている間に中央の黒がボロボロになりそうです。

結局は自然な流れで白の実利、黒の厚みに分かれるという展開になりました。

試験碁・1図

試験碁・1図

黒42で1図黒1と打てば白の有利な一手ヨセコウが残りました。

ただ、それだと白は他へ手を抜くことになりますので、違った碁になりそうです。

 

 

  3譜・黒の捨て石作戦

 
試験碁・3譜(49〜74)

試験碁・3譜(49〜74)

 

白は49、51と下辺の黒模様を軽く消しにいきました。

続いて黒が下辺を受けたら、左辺の白模様を大きくしようと考えています。

黒も白の模様化の狙いを防ぐべく、黒52といきました。

それならばと白は53に突入。

このように、常にいろんな狙いを持って打つのが強い人です。

続く黒54が甘い一着でした。

周りのどの白石にも響いていません。

ただ、何となく相手の石を分断している、形だけの一手です。

勝負に勝っていくには、もっと目的意識をしっかりと持って、常に相手に最大限のプレッシャーをかける手を選び続けなければいけません。

このあたりは院生の得意分野です。

現状の実力を問わずに、強くなる院生は迫力を持って迫ってきます。

長男も院生に入れば、もう少しこのあたりのところが培われていくことでしょう。

現状はまだ勝負に甘い碁を打っています。

試験碁・2図

試験碁・2図

 

黒53では黒1からコスミツケを打ち、まずは隅の黒地を確保するべきでした。

その後は黒3からの分断。

右下を黒の厚み(強い石)と見るのであれば、これくらいはやらないといけません。

これは黒も十分に打てそうです。

続いて白73までと下辺で大きく生きることができました。

黒の勢力だった場所でこんなに大威張りで生きられてはいけません。

さらには…。

試験碁・3図

試験碁・3図

 

白73では3図の白1と受けていれば、白はもっと良かったのです。

これは白の生きを確保しつつも、黒aが利かないようにする工夫があります。

黒aが利くか利かないかは、中央の白二子に対して大きな違いがあります。

河野光樹プロが唯一反省していた一手でした。

4譜・白の術中にハマる

 
試験碁・4譜
試験碁・4譜(75〜115)

 

 

白はまたもや白75、77と軽く動いています。

ただ、これは白二子を絶対に逃げ出そうということではなくて、少し様子見の意味合いがあります。
黒78のように小さく取ってくるのであれば、白81から外からの利かしで捨てて十分という判断です。
弱い石はなるべく早めに捨ててしまおうということで、発想が明るいですね。
この時点で形勢はほぼ追いついてきていると言ってもいいでしょう。

そして、黒90から隅の地を稼ぎにいったのが敗着でしょう。
白99から黒106までシボられてしまっては万事休す。
形勢は白良しとなりました。

試験碁・4図
試験碁・4図

 

 

黒90では黒1と外をしっかりと守って力をためておくべきでした。
白4まで隅を稼がれてしまいますが、これは仕方がありません。

黒5あたりで中央の薄みをカバーしつつ、中央の黒三子の取り込みを狙うくらいでしょう。
このあと、白が中央の三子を動いてくれることを楽しみに…。

河野プロ「白三子も捨てる感じで打つことになるのかな」と明るい発想。
こうなっても長男が勝つのはなかなか大変そうです。

 

4月から院生に

 

試験碁の内容はまだまだ甘いところがたくさんあった長男ですが、院生に入れば厳しい環境の中で揉まれていくことでしょう。

環境というのは人を変えます。

今後も長男の成長を温かく見守りながら、応援していただけると幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2026年3月9日

長男の院生試験碁の結果は?

By igosalon

 

4月期からの申し込み

 

4月期から院生になるべく、日本棋院には1月に志願書を出していました。


院生志願書に記入「日本棋院東京本院」(永代囲碁塾ブログ)


履歴書のようなものを書いて、日本棋院へ提出。

書類が受理されたら、追って試験碁の日程について連絡がきました。

その後、試験碁の代金も支払い、準備万端です。

あとは3月8日(日)の試験碁当日を迎えるだけでした。

 

試験碁の相手は河野光樹八段

 

日本棋院の2階で受付を済ませ、院生志願者の名札を受け取ってから、7階の応接間へ向かいました。

7階に到着すると、院生研修の部屋から河野光樹プロが出てきてくれました。

河野プロは幕張囲碁研修センターの院生寮出身で、私にとっては先輩にあたります。

私が院生寮に住んでいたころには、出身の先輩ということで指導に来てくれたこともありました。

とても面倒見の良い方という評判で、院生師範にはぴったりの役だと感じます。

お父ちゃん「今日はよろしくお願いします」

河野プロ「よろしくお願いします」(にこやかに)

お父ちゃん「今日はどなたに試験碁を打ってもらえるのでしょう?」

河野プロ「私が担当します」

お父ちゃん「よろしくお願いします」

実は、院生試験に関するやり取りは田尻悠人五段が担当してくれていました。

事前に院生の師範は、河野光樹プロ、高梨聖健九段、潘善琪八段、矢代久美子六段の4人と聞いていました。

そのため、試験碁の相手も師範のどなたかだろうとは思っていましたが、意表を突いて田尻プロの可能性もあるかなと考えていました。

 

二子?三子?

 

河野プロ「小学生だと、いつも二子か三子で打っています。どうしますか?」

そう言ってこちらを見たので…。

お父ちゃん「二子でも三子でも同じだと思います(笑)」

この言葉には、二つの意味がありました。

① 二子でも三子でも勝つのは難しい
② 二子でも三子でも、内容が良ければ勝つし、内容が悪ければ負ける

もちろん、②であってほしい気持ちはありますが、この場では①の気持ちで答えておきました。

お父ちゃん「まあ、本人に……」

河野プロ「そうですね。何子にする?」

長男はしばらく考えて……。

長男「二子で……」

ということで、二子で打たせてもらうことになりました。

先日のくらしきでの記念対局では、あの一力遼棋聖にも二子で打たせてもらっていますからね。

三子とは言わないだろうなと思っていました。


一力遼棋聖 VS 長男 「優勝記念対局」 (永代囲碁塾ブログ)

 

お父ちゃんの試験碁は五子

 

ちなみに、私が院生試験碁を打ったのも、長男と同じくらいの時期でした。

小学6年生の4月から院生になるという点は同じなので、試験碁の時期も近かったのではないかと思います。

ただ、私は長崎にいたので、冬休みごろに試験碁を受けた可能性もあります。

そのあたりは、全く記憶にありません(笑)

私のときは、当時の院生師範である新垣武九段と五子局でした。

ただ、そのときの記憶もほとんど残っておらず、のちに院生寮の寮長さんから写真を見せてもらって、新垣プロと打っていたことを確認しました。

当然、勝敗も覚えていません。

寮長さんからは「五子で負けと書いてあったよ」と聞かされました(笑)

 

対局後の検討

 

河野プロ「試験碁は40分くらいを予定しています。お父さんは後ろのほうで待っていてもいいですし、外で待っていただいてもかまいません」

これに対して、特に日本棋院内で用事があるわけでもないですし、応接間のふかふかの椅子で待っていようと思い…。

お父ちゃん「ここで待ってます」

河野プロ「斗真くんは、お父さんがいて打ちにくいことはないかな?」

長男「……」

長男は考えるときのお得意の無言です(笑)

まあ、このくらいのことは気にしないだろうということで、同じ部屋で待つことにしました。

そうして対局は、40分で終わるわけもなく、打掛けで終わったのですが…。

お父ちゃん「最近は試験碁は打掛けなんだね〜」と小田に連絡。

お母ちゃん「え? 私のときも打掛けだったけど」

お父ちゃん「????」

これにより発覚した事実は、私のときは40分で打掛けにする必要もないほど、瞬殺されていたということか…。

まあ、永代少年は猛烈に打つのが早かったですし、弱かったですし、十分にあり得ます…。

いや、間違いなくそうだったのでしょう(笑)

 

院生試験碁の実戦譜

 

二子・永代斗真(ながよとうま)

 白   ・河野光樹 八段

院生試験碁
院生試験碁の実戦譜
 

対局後に河野プロが「よかったらお父さんも一緒に検討をどうぞ」と声をかけてくれたので、横で見させてもらいました。

黒4から8まで仕掛けた定石について、河野プロから「これは、もうだいぶ研究している定石なのかな?」と質問がありました。

すると…。

長男「……」

長男は、とっさの質問にすぐ答えられないことが多く、考えているときは無言になります。

答えとしては、こういうことです。

「ほとんどこれしか打たないくらい使い込んでいる定石ではあるものの、研究し尽くしているというレベルではありません。そのため、定石変化をされると分からなくなることもあります。」

ただ、それをその場ですぐさまに言語化するのは難しいようです。

お父ちゃん「よく打っているんですが、これしか知らないくらいの状況です」

河野プロ「それはそれで困っちゃうね」

というお話になりました。

これからは、きちんと研究していくことでしょう。

黒24までは珍しい展開になりました。

この先の総譜と解説は『 囲碁マガジン 』にて配信することにします。

お楽しみに!

 

試験碁の結果は?

 

検討が終わったあとは、院生についていろいろと説明を受けたり、院生研修の部屋を見学させてもらったりしました。

ただ、実はこの時点では『 合格 』という言葉は一度も言ってもらえていなかったんですよね…。

とはいえ、院生研修についていろいろ説明してくれているのだから大丈夫なのだろうと思いつつ、そのまま帰ることに。

そして、河野プロがエレベーターの前まで見送ってくれて…。

河野プロ「それでは4月からお待ちしております」

と言ってくれたので、さすがに大丈夫なのだろうと思いました。

それでも結局、最後まで『 合格 』という言葉は出てこず…(笑)

そのまま初台の研究会へ向かいました。

 

(次の日にメールにて合格の連絡がありました)

 

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日本棋院東京本院「院生」の志願書

日本棋院東京本院院生志願書

日本棋院東京本院「院生」志願書

とうとうこの時がやってきました。

長男が院生に入るべく、日本棋院のHPから「院生志願書」を印刷して記入しました。
東京本院で4月期からの志願書です。

 

あれ?ないぞ、ないぞ「院生試験」

院生になるには、願書を出したあとに試験があります。

そう、ヒカルの碁を見ていた方ならお分かりのはず。
書類審査とともに「棋譜審査」です。

そうです、お父ちゃんもやりました。
私のときはGO-NETという当時は珍しかったネット碁で、芮廼偉プロや当時のインストラクターとの対局を3局くらい提出した記憶があります。

ヒカルの碁では、進藤ヒカルの棋譜3枚は、3面打ちをした棋譜を提出していましたよね。

長男の場合はくらしき子ども棋聖戦での決勝とか、一力遼棋聖との記念対局でも提出しておけばいいか〜などと考えていたら…。

募集要項にないんですよ。

棋譜審査が。

試験碁のことしか書いてないんですよ。

びっくり。

たしかに、院生に入りたいという子どもたちは腕自慢ばかりです。

合格して当然の子どもがほとんどでしょう。

ヒカルの碁ではヒカル以外の二人が院生試験に落ちていましたが、実は院生試験に落ちた人を私は見たことがありません

(実際には噂で一人だけいると聞いたことがありますが)

それはお父ちゃんが院生に入った30年前に聞いた話なので、それよりも前の話ということになります。

どうせ院生師範と試験碁を打つなら、それでいっかということになりますね。

 

親子でスタート同じだけど全然違う

4月だと長男も小学六年生。

実はお父ちゃんも小学六年生から東京本院の院生に入っているので、全く同じ時期にスタートということになります。

まぁ、親子揃ってというところですね。

肝心の棋力はと言うと…。

当時のお父ちゃんが、今の長男と良い勝負をするには「三子」置かないといけないでしょうね。

(才能が負けているとは思えないけどね!異論は認めますけど)

当時のお父ちゃんは、自慢ではないけど60人いた院生たちの中で最弱クラスでした。

1年くらいはDクラスでほのぼのと佇んでいた記憶があります。

しかし、最近では状況も一変して、当時のお父ちゃんのようなことをしていたら、一瞬で院生をクビになるでしょう。

棋士採用の人数も減りますし、厳しい時代になりました。

とはいえ厳しい時代だからこそ、院生に入る前から厳しい環境に身を置いてます。

スタートの時期は同じだけど、環境が全然違います。

こんな厳しい時代とはなりますが、長男には何とか頑張ってもらいたいものです。

どうなっても良い人生経験となるのは間違いありません。

 

洪清泉門下

院生推薦人

院生推薦人欄

院生志願書には推薦人が必要です。

推薦人欄には、長男が通っている洪道場の洪清泉先生に書いてもらいました。

そういえば、お父ちゃんも推薦人は長崎県在住の高原周二九段になってもらいました。(詳しくは週刊永代囲碁塾をどうぞ!)

洪先生と同じ関西棋院ですね。

同じ関西棋院ということを、書きながら気付きました(笑)

当時はまだ日本棋院と関西棋院のわだかまりは大きく、推薦人の欄に高原九段の名前は表記させてもらえませんでした。

60人いる院生名簿の中で、一人だけ空欄だったお父ちゃんです。

お父ちゃんもなかなか伝説を残している人ですね(笑)

 

正式に門下入り

囲碁界的には院生に入ると正式に門下入りという表現を使ったりします。

院生に入る前は教室生などと表現されることも多いですね。(その限りではないですが)

正式に門下への了承を得たので、長男も身が引き締まる思いでしょう。

たった一日だけのことなのに、少し顔つきが変わったような気がします。

これからは洪先生の顔に泥を塗ることがないように、精一杯に頑張ってもらいたいものです。

よく棋士になってからがスタートラインと言います。

そう考えると院生に入るというのは、スタートラインを目指すスタートライン…(笑)

まだまだ先が長い道のりですが、一歩ずつ確実に前に進んでいってもらいたいものです。

もちろんゆっくり歩くということではなくて、走り抜けてもらいますけどね!

頑張れ!

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