未就学児のみの大会
キッズカップは小学生になると出場できません。
19路盤クラスのみしかないというのに、それでもたくさんの子ども達が参加していました。約80人くらいだったでしょうか。
ゲストには主催者の渡辺和代さん、棋士は小川誠子プロ、大西竜平プロ、上野愛咲美プロが来ていました。
天才児がたくさん
昔は未就学児が囲碁をやっている、さらに19路で囲碁が打てるだけでも天才児扱いされていたと思います。しかし、今では天才児が同じ会場に80人近くもいた(笑)
時代は変わったものです。
子ども達の棋力
さらに決勝を戦った二人は初段というレベルではありませんでした。優勝者(年長)は強い五段、準優勝者(年中)は三段くらいというイメージです。
優勝者はもう顔つきからして違っていて、まぁこういう子が将来は棋士になっていくんだろうなという感じです。プロ試験を受けた人なら分かると思いますが、こういう勘はほとんど外れません。棋力というよりもオーラと言いますか、雰囲気で分かるのです。
時には飛び抜けた存在がいるものですが、それでも全体的なレベルも高かったです。
初段近辺なら結構いました。5人はいたかな。
何より、この時期というのはあまり棋力というのは大事ではなくて、打ち筋のほうに興味が引かれます。
棋力はまだまだでも打ち筋を見てると、惚れ惚れするような子が何人もいました。大体が所属を見るとしっかりとした教室に通っている子が多いのですけどね。
中には一か月前に打った子が初段はないくらいかなーと思っていたら、今回みたら初段でも強いほうになっていたし、下手すると二段でもいけそうだなと感じました。
子どもの成長のスピードは恐ろしい。
うちの長男
よそ様の子を見ていて惚れ惚れしている場合ではありません。長男も一応、大会に参加してきました。お昼からの開始だったので朝からも一局打ったりと気合い十分。勘違い少年なので勝つ気満々です(笑)
まぁ、しかし結果はそううまくいくものではなくて、1勝2敗。むしろ、1勝できただけでも頑張ったかなと。その後も自由対局をもう一回打つと言ったのにはびっくりしましたが、そちらも勝利して、一応2勝2敗となりました。
立派なものです。
将来の夢
上位入賞陣は声を揃えて、将来は「プロになる!」と言っています。
それに合わせて、うちの長男も「プロになる!」と言っていますが・・・(笑)
入賞陣は「将来の夢は?」と聞いて「プロ」と答えます。
長男はそんな聞き方をしたら「UNOのプロになる!」と言い出しかねません。
ということで「将来は囲碁のプロになる?」という聞き方なら「囲碁のプロになる」と、とりあえず言います。親の誘導尋問です(笑)
番外
ちなみにNHK囲碁講座テキストの取材も兼ねています。
取材しながらなので、対局場の中に入って色々と質問などもしてきました。
現在のところは7月号に掲載予定です。
決勝の棋譜も掲載しようと思っています。
ちゃっかりと仕事もしています(笑)
三鷹市小学生囲碁大会のお手伝いをしてきます。
今年は正式に実行委員会に入らせてもらいました。
私は去年に引き続き、入門教室を担当します。
実は、私の呼び掛けで芝野龍之介プロがボランティアで来てくれたり、インストラクター仲間、囲碁サロンのお客様などもボランティアで手伝ってくれます。
みんな優しくて感激です。
ちなみに長男の囲碁大会デビュー戦です。
13路盤の部に出場します。
全部で5局くらいやるようですが、大丈夫かな。
勝敗は全敗でも構わないのですが、楽しんでくれれば。
今は囲碁を嫌いにならなければ何でもいいです(笑)
長男に限らず、囲碁が嫌になる子どもを作らないためにもスタッフがしっかりとやらないといけないのです。
頑張ります。
さらに、長男の同級生も入門教室にきてくれて、本当にうれしいです。
良い一日になりそう。
記: 永代和盛
囲碁講座
ナナメの傷や、囲碁用語、石の生き死になどをやりました。
とはいえ、相手は子どもです。
長々と講義をしては飽きられてしまいます。
なるべく短く分かりやすくを心掛けます。
そして、一回くらいは笑わせておかないと・・・(笑)
子どもに複雑なネタは通じません。
本当にくだらないことで良いのです。
難しいですが、頑張っています(笑)
対局
講義が終わると対局に入ります。
毎日20人弱の子供たちが来るのですが、初日だけ有段者の生徒が来ました。
その他の生徒はいちばん強くて20級くらいです。
相手に困ってしまうようなので私が指導碁をしました。
この子は先日の子ども囲碁大会で有村比呂司プロとともに才能を絶賛した生徒です。内容は期待に違わず、才能を存分に見せつけてくれましたが、まだ勝負に甘い。
勝負の厳しさを教えてあげようと思って、6子局、7子局と連勝してしまいました・・・。
少し大人げなかったかな・・・。
あとは入門~20級くらいの子に楽しく指導をしてきました。シチョウを逃げ出してみたり、アタリに突っ込んでみたり(笑)
その他
見回りで気を付けないといけないことは終局が分からない子がほとんどなので、トラブルにならないようにすること。
しかも、色んなところで同時多発することもあります。
とにかく素早く、解消していかないといけません。
ときには無理やり終局まで誘導することがあります。
そのさいには素早く形勢判断をして、勝敗に影響しないように・・・。
子どもは長く待ってくれませんからね(笑)
すぐにいたるところから「せんせーい!」がとんできます。
子ども教室は体力的に本当にハードな仕事です。
動きも子どもに合わせて素早くしないといけないし、声も子どもに負けずと大きな声を出さないといけないし。
それでも子どもたちの笑顔を見られると元気が出ます!
毎年楽しみにしている囲碁教室です!