前にこちらの記事で紹介しております
長男(小五)と次男(小二)が出場します。
長女も小学生なら一緒に出られたのですが、残念ながらまだ5歳なので対象外です(笑)
三人目は東京子ども囲碁普及会に来てくれている、長男の同級生が出てくれます。
まだ囲碁を覚えて間もないですが、短期間で19路を打てるほど、形になってきています。
初の大会参加が全国に繋がる東京都予選とは、かなりハードルが高いですが、永代兄弟と一緒に楽しんでもらえるといいなと思います。
個人戦とは違って、団体戦は負けるときには必ず負け仲間がいます。
責任を一人で背負い込まなくていいというのが、団体戦の良いところですね(笑)
団体戦の人気が高いのも分かります。
勝っても負けても楽しいのが団体戦です。
良い大会ですね〜〜〜〜〜。
永代囲碁塾
各小学校の学校公開も終わり、みんながまた元気に集まり始めました(笑)
今回は一気に14人も集まって、大忙しです!
来週は少年少女囲碁大会団体戦の東京都予選があるのでお休みします。
うちに来ている子は、東台小と三鷹第四小から出場します。
頑張ってもらいたいですね。
来年はもっと出場校を増やせるかもしれません。
今回の大会を語り草にして、気長にやっていこうかと思います。
そして、参加者の中に一力遼Tシャツを着ている子が!
先日の三鷹囲碁フェスタのスタンプラリーでくじを引いたら見事に当たったみたいです!
囲碁界ではよく見る顔がプリントされていますね(笑)
こんな感じでわいわいと楽しくやってます。
一力遼Tシャツ
三重県鳥羽市・旧旅館「戸田家」を舞台に行われた本因坊戦第四局。
挑戦者の芝野虎丸十段が白番、236手で中押し勝ちして、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻しました。
消費時間は・・・ 一力本因坊=2時間58分 芝野十段=2時間57分
勝負の行方は、ついに最終局に持ち越されました。
決着をつける第五局は、2025年7月2日(水)、神奈川県箱根町「ホテル花月園」にて対局予定です。
一力本因坊の三連覇か、あるいは芝野十段による本因坊奪取か。
どんな碁になるのか、とても楽しみです。
ちなみに、次局の会場「ホテル花月園」は、古くから多くのタイトル戦を誘致しており、囲碁や将棋に対する理解が深いことで知られています。
永代囲碁塾でも、これまで何度か囲碁旅行会を企画し、お世話になってきました。
さらにさかのぼると、私の師匠が主宰している岩田会でも、この場所で数十回にわたり囲碁旅行会を開催しています。
私自身もたくさんの思い出のあるホテルで懐かしく思います。
決着の舞台となるこの地で、どんな物語が生まれるのか・・・。
注目です。
永代囲碁塾
本因坊戦も、ついに第四局を迎えました。
あれ、もうカド番?と思った方もいるかもしれませんが、そうです。
今の本因坊戦は五番勝負!
かつての七番勝負から縮小されて、持ち時間も「各8時間 → 各3時間」に短縮されています。
時代の流れを感じますね…。
今回は三重県・鳥羽市の戸田家という老舗旅館が舞台。
窓の外には穏やかな鳥羽湾が広がり、潮の香りがほんのりと漂ってくるような落ち着いた空間で、今日の大一番が始まりました。
今回のおやつタイムは…
虎丸十段は甘党らしいチョイスですね。
一力本因坊はアイスティーだけですか・・・。
気合いが入っているときは、あまりお腹に食べ物を入れないという人が棋士では多いのですが、今回はそんな感じかもしれません。
鳥羽の会場は、海も山も見えるとても素敵な場所。
対局室は畳敷きで、障子越しに自然光が入る柔らかな雰囲気。
タイトル戦を戦う棋士にとっては馴染みのある対局場かもしれません。
先日の福岡で開催した虎丸子ども囲碁大会でも虎丸十段は「対局場は落ち着ける空間が良い」と話しておりました。
虎丸十段にはぴったりの会場かもしれませんね。
ちなみに、鳥羽市では今回の対局にあわせて観戦と一緒に観光キャンペーンも実施中。
囲碁を楽しみながら、現地の観光を楽しむというのは囲碁イベントあるあるの醍醐味ですよね。
現在の戦績は一力本因坊が2勝1敗で防衛に王手です!
芝野十段には後がない状況です。
ただ、前局では虎丸十段が勝っているので、勢いを保てば…という期待も十分。
本局を取って2勝2敗のタイに戻せれば、最終局は7月の新潟「赤倉観光ホテル」で決着という展開になります。
この一局は見逃せません!
昨日はアマ本因坊東京都予選の本戦がありました。
初日に二連勝すると、二日目へ進めます。
そして二日目で二連勝すると全国大会へ出場できます。
長男と親子で出場して、お父ちゃんが一回戦勝ってからの二回戦負け。
長男は一回戦負けとなりました。
私は一回戦の序盤は好調でしたが、中盤終わりからモタついて、ヨセでもモタつきます。
それでも終局すると、何とかリードが残っていて5目半勝ち。
辛勝という感じでした。
二回戦は序盤からあまりうまくいかず、それからもずーっと耐えて、食いついていきましたがチャンスを与えてもらえず…。
逆に最後はヨセで少し損したかもしれません。
3目半負けでした。
我慢して逆転のチャンスを狙い続けて、僅差のまま粘り強く打てていたと思います。
それでも勝てなかったのは相手が強かったですね。
調べてみると、一昨年のプロ試験では院生2位から試験で臨んで本戦4位。
去年のプロ試験は本戦で勝ち越したという成績で、めちゃくちゃ強いです。
無名だけど、知る人ぞ知る存在ですね。
私はこの大会で一番マークしていたのですが、すぐに当たっちゃいましたね。
そこらの全国優勝経験者より手強いです。
ただ、13年ぶりにガチ大会に出て、久しぶりの負けを味わいましたが、全く悔しくなかったのにはびっくりです。
初日に対局した感じを受けて、負けても悔しさはあまり感じないかなとは予想してましたが、まさかこんな日がくるとは…(笑)
全体的になかなか良い碁を打ったし、強い人達にも勝って好成績だったとはいえ、昔とは大違いです。
昔なら負けた日は、もうどうにもならない一日になってました。
どういう状態になるかは割愛しますが(笑)
大人になって丸くなったのかなと思います。
長男の相手は元院生で、洪道場の先輩です。
家に帰ってから、碁を見ましたが、これがまたひどい…。
内容は割愛しますが、これが少年少女の全国大会でなくて良かったねと思うほどです…。
最近は結果はともかく、まぁまぁ良い内容で打てていたのでびっくりしました。
久々に雷がドーンと落ちるレベルの内容でした。
お父ちゃんも大変ですよ…。
長男が院生に入ったら一緒に大会に出ることもなくなるので、本大会は記念参加でした。
もし、来年にでも院生に入ったら、お父ちゃんはガチの個人戦大会には、また参加しなくなるでしょう。
全国大会を目指すなら予選で三日間、全国大会で二日間と五日間も時間を取られます。
さらには今回は前日に特別な準備をすることもなかった(昔は前日から準備してた)とはいえ、各対局後から次の日まで頭の疲れに響きます。
これは社会人にはちょっと大変ですよ…。
今回の参加で、同年代は子どもがある程度大きくなるまで休むとか、今は単身赴任中だから出られてるけど、もうすぐ出られないとかそんな話ばかり出ています。
囲碁は時間がかかるゲームなので難しいですが、もう少し何とかならないかなぁとも思います。
ということで、長女が同じレベルに育つまで、また冬眠に入ります。
冬眠明けは5年後くらいでしょうか。
もしくはもっと早いか、もしくはその日がこないのかも…。
それまでは団体戦などの大会で、楽しみながら待つことにしましょう。
それではごきげんよう!
永代囲碁塾
明日はベスト64が出揃い、そこから上位4人が全国大会へ出場できます。
要するに、本戦一日目に2連勝、二日目にも2連勝して、合計4連勝すれば東京都代表になれるということですね。
先日の予選での2勝分と合わせると6勝が必要です。
いやー、けっこう大変なんですよね。
東京都ではなく、他県はどうか。
23歳くらいから30歳くらいまでの間は神奈川県で出場していました。
神奈川県大会もかなりの激戦でしたが、地区予選は免除してもらって本戦からの出場だったので、5回くらい勝てば代表になれたと思います。
当時の激戦具合は、大関稔くん、村上深くん、瀧澤雄太くんなどの全国優勝経験者を中心に、先輩を中心とした県代表常連組で窪庭さんや府川さん、若手の院生卒業組で角田くん、稲葉くん、花巻くんなどと、もう大激戦でしたよ・・・。
大関くんに勝って神奈川県代表になったのは、人生のピークだったかもしれません(笑)
そして、さらに遡って20歳〜23歳くらいまでは、地元の長崎県で出場していました。
長崎県大会では、64人で1つの代表枠を競います。
それを1日で終わらせるために、6局を一気に消化するというシステムにはびっくりしました。
大体は1回戦〜3回戦くらいまでは、すぐに潰して中押し勝ちすることが多かったので、空いた待ち時間は部屋の隅でよく寝ていました(笑)
たまに寝ぼけながら対局することもありましたが、私は体力がないので仕方がないんですよね。
そうしないと決勝までは体力が持ちません。
そういう習性の甲斐あってか、アマ三大棋戦長崎県大会の戦績は50勝1敗くらいだと思います。
柔道のやわらちゃんか、レスリングの吉田沙保里さんかといった状態です(笑)
都道府県によって大会のやり方は色々とありそうですね。
私は今回が初めての東京都大会なので、新鮮な感じを楽しんでいます。
永代囲碁塾
去年から隣町である調布市の小学校で囲碁教室のお手伝いをしています。
調布と言えば、新垣未希さんと望さんの姉妹インストラクターのお庭です。
私はそんなお二人をひっそりとお手伝いしております(笑)
(三鷹では逆にお手伝いしてもらってます)
今回は今年度の2回目の教室で、初回は望さんが講師をしております。
新規も4人ほど入っており、継続含めて10人ちょっとでスタートしています。
今回は私が新規の2人を担当しました。
初回でどこまで習熟したかを確認するために、問題形式で「取れる?」「ここは打てる?(着手禁止点)」「陣地になってる?」などをやっていきました。
前回の望さんの指導のおかげもあって、かなり良い感じだったので、とりあえず石取りゲームの指導碁二面打ちへステップアップ!
その後は早速、二人で石取りゲームをしてもらいました。
石取りゲームもなかなか良い感じだったので、続いて9路盤で指導碁をやってみました。
こちらもなかなかの出来で、ひとまずは終局までいって一安心。
この時点で45分くらい経過しました。
学校の授業で言うと1時間分くらいはやっているので、そろそろいいかな〜と思って一休憩
あとは碁笥の中の碁石の色を当てるゲームなどで時間潰し(笑)
碁笥の底に空気穴があって、ちょっと見えるというところから盛り上がってしまいました(笑)
しっかりと勉強して、しっかりと遊んでと充実の囲碁教室になったのではないかなと思います。
囲碁入門は本当に難しく、焦らずに丁寧にやっていかないといけません。
特に子どもに対しては技術面に関して、そんなに教える必要はありません。
教室にきて囲碁を眺めてるだけで上達する勢いなので、続けてくれさえすれば勝手に強くなります。
のんびりと息長く楽しんでもらうのが一番ですね。
新学期になってから教室もまだ5回目です。
今年から始めたグループは、まだ7路や9路でやっており、講師がつきっきりで指導している状態。
そこで私が9路で指導碁をしているときのこと。
私の指導方針としては、指導碁は必ず生徒が勝つようにしています。
最近はそれを見抜いてきているのか、指導碁を受けている生徒も
「先生、弱気でやってるね」という声が出てきます。
(子どもたちはなぜか「手加減」という言葉よりも「弱気」という言葉を選ぶのが面白いです)
弱気でやっているのをバレないようにするのが本物のプロですが、さすがに7路や9路で勝たせてあげてたら、子どもたちもすぐに気付きます(笑)
それでも99%の子どもは、その後も喜んで打ってくれるので問題ありません。
本当にたまに「本気で打って」という子もいますが・・・。
(それでも本気で打つと、大抵はショックを受けてしまいます)
まだ覚えたてでコミュニケーションが取れていない状況では、この99%のほうで喜んでもらうのが最善だと思います。
出会って数回で逆のほうの1%を見抜くのはほぼ無理ですから。
と、まぁこんな感じで指導碁をしていると、横で見ている他の生徒から指摘が入ります。
生徒「先生、また弱気でやってるな」
これを言われると、指導を受けている子はあまり良い気はしないと思うので、
永代「先生は本気でやってるけど、教えながらやってるから結局勝てないんだよ」
生徒「先生は弱いってことになっちゃうじゃん」
永代「先生は花粉症だからこの時期は弱いんだ」
などと、その時々で言い訳を考えて、対応しています。
それを聞いた生徒は「先生は適当だな~」となるわけです(笑)
まぁ、生徒になるべく自分の力で勝ったと思わせるためには何でもするのですが、ときには冗談ばっかり言ってるアホみたいな先生になってしまうのです。
生徒は「真面目に仕事やれ~、楽をするな~」となることもしばしば・・・。
そこで先生の決め台詞!
永代「先生は楽しい仕事しかしないんだよ!」
と返します。
世の中の風潮として「仕事は大変で苦労するもの、その対価として報酬をもらう」というものがあります。
大人がそんな雰囲気でいると、当然子どもにも伝わります。
特に囲碁をやる子どもたちは賢い子が多いので、敏感に感じ取っていることでしょう。
私はそんな風潮が嫌で、こう伝えています。
永代「楽しい仕事を選んだほうがいいよ、どうせ仕事は何やっても大変だから楽しくないと続かないよ」
大人でもこれを実践できている人がどれくらいいるかは分かりませんが、特に未来のある子どもたちには、小さいうちからこれを伝え続けるようにしています。
囲碁をきっかけに「豊かで楽しい人生」を送ってもらいたいものです。
永代囲碁塾
聖良ちゃんが亡くなったという突然のニュースに言葉を失いました。
私が知ったのは二日前のお昼頃で、仕事の直前に知り合いが教えてくれました。
半信半疑ではありながらも、冗談にするような内容ではないので、動揺しながらネットを確認しました。
そこでXでの日本棋院のポストに訃報のタイトルが・・・。
この瞬間に「やっぱりそうだったのか・・・」と、信じたくないけど、厳しい現実を認めざるを得ませんでした。
それでも、このポストの詳細を開こうとしてはためらい、それを何度も繰り返し、気持ちの整理がついていない状況が続きました。
聖良ちゃんとは何度か対局しており、まだ21歳なので今後、棋戦や囲碁普及で活躍してくれるだろうと、ちょっとした近所のおじさんのような感じで応援していました。
母親である大沢摩耶さんとは院生時代から一緒で、その後も一緒にたくさんのお仕事をしてきたということもあります。
いろんな思い出がよみがえり、とにかく表現する言葉が見当たりません・・・。
私が、聖良ちゃんと最初に対局したのは囲碁将棋チャンネルの番組『ザ・パッション』という棋力認定番組です。
棋士が解説、司会が稲葉禄子さん、対局相手がインストラクター(最後は棋士)という布陣で全6回で棋力判定をして、半年間でどれだけ成長するかを視聴者に見てもらうという内容です。
そこで当時、院生になる前の小学生だった聖良ちゃんのデビュー局の相手を私が務めました。
申告棋力は三段で、手合い割は六子。
まぁ、置き石が多いときはインストラクターが苦しみながらも最後には逆転するというのがセオリーです。
しかし、聖良ちゃんはそんな器ではありませんでした。
100手くらいで碁盤の上半分くらいの白の大石を撲殺されてしまいました。
碁盤の下半分は数手しかないほどの大激戦。
内容は、途中で攻め合いの難しい局面に入り、六子だしすぐに間違えるだろうと楽観しながら打ち進めていると、その後の黒は正確に白を仕留めてきて唖然とした記憶があります。
対局時に私の体は前のめりになっており、対する聖良ちゃんは姿勢正しく、稲葉さんから「どっちがインストラクターか分からなかったね」と言われたほどです。
私はあまりの悔しさに「もう一度打たせてください」と、この番組で初めて再戦を志願しました。
スタッフもこの意思を汲んでくれて、結局はこのシリーズで3局も打たせてもらいました。
2局目も3局目も大激戦になって、聖良ちゃんの才能が爆発した話題のシリーズになったと思います。
さらに、その後プロになったあとに、摩耶さんが「あのパッションの対局をきっかけにプロを目指してみたいって言ってたよ」と教えてくれました。
これを聞いたときは本当に嬉しかったし、これからはどんなことがあっても応援していこうと思いました。
そして、摩耶さんからの言葉を聞いて、すぐに再戦したいと思いました。
永代塾囲碁サロンのイベントとして聖良ちゃんと摩耶さんの親子をお呼びして、公開対局を開催しました。
のちの「永代 VS 女流棋士」の十番勝負へと発展していったイベントとなりました。
今後もタイトルなどを獲得したら記念イベントなどをやって応援したいと思わせてくれる、素直で優しい女の子でした。
本当にご冥福をお祈りいたします。
小学生の囲碁大会には、全国大会がいくつかありますが、夏の甲子園のような存在なのが少年少女囲碁大会です。
昭和55年から始まり、今回で46回目となります。
小学生大会の中で一番の歴史があり、私も小学生の頃に何度か出場していて、夏の風物詩としてとても思い入れのある大会です。
私は小5の頃に長崎代表としてベスト16になりましたが、当時は五段くらいでした(笑)。
約30年前ですね。
当時の私は、今の長男に二子置いても勝てないでしょう。
三子でどうかなといったところでしょうか。
日本も年々レベルが上がってきていますね。
昨日、東京都予選があったのですが、長男が見事に代表入りしました。
少年少女では初の全国大会ですね。
去年の代表決定戦(決勝)で負けた相手にリベンジを果たしての代表入りでした。
先日のアマ本因坊と合わせて好調な結果に見えますが、内容はまだまだです。
7月29日・30日の全国大会に向けて、まだまだ修行が必要です。
第42回には、現在院生でトップを走っている吉田透真くん(当時三鷹第四小)が全国優勝を果たしています。
今回は「第二の三鷹のとうま」に頑張ってもらいたいですね。
永代囲碁塾