調布市は先日の多摩地区市町村対抗戦で優勝をしているレベルの高い市です。
そんなところに長男がAクラス、次男が一番下のクラスで出場させてもらいました。
司会は長男、次男ともにお世話になっているさんさんの新垣未希さんが大活躍。
中学生の時に同じ囲碁教室に通ったころからの縁です。
長男と次男にもよく気を使ってくれて見守ってもらいました。
次男はすぐに二連敗して早々に脱落。
小長井プロや他の先生に指導碁をしてもらえる機会がありましたが、迷惑になりそうなので辞めておきました。
4面打ちとかだと「早く打って〜」とか急かします(笑)
長男のほうはAクラスで三連勝。
決勝までいきましたが、ここで敗退。
結果は準優勝でした。
まぁ、こういうキャラですね(笑)
大人が多い中で子供が混ざって、やりにくいことはたくさんあったかと思いますが、調布市囲碁連盟の方々を中心にスタッフの皆様には大変お世話になりました。
貴重な経験を得る機会になったと思います。
どうもありがとうございました。
子ども大会には全国大会に繋がっているものが複数ありますが、唯一(かな?)地方で全国大会が開催されるものがあります。
それが「くらしき吉備真備杯子ども棋聖戦」で、全国大会は岡山県の倉敷で行われます。
先日、日本棋院にて本大会の東京都予選(低学年の部)がありまして、長男が見事に4連勝して東京代表になることができました。
しっかりとした実績を出したのは初めてのことだと思います。
洪道場を始めとして、周りの色々な方に可愛がっていただいからだと思います。
本当にありがとうございます。
全国大会は12月に行われますが、それまでにしっかりと準備をさせて臨ませようと思います。
また全国大会のほうも応援をよろしくお願いいたします。
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ここから先は私事ですが、一つ結果を出したことで親としては大喜び…といきたいところですがそんなふうにはなりませんでした。
喜んだというよりはホッとした感覚のほうが強いです。
一つ結果を出せて良かった…と。
これは恐らく、長男が全国大会で優勝しても同じことになる気がしています。
嬉しいには嬉しいけど、上には上がいるし、まだまだ力不足。
これからも勉強を続けて、戦い続けなければいけません。
私がその世界を身を持って体験したからこその感覚もあり、自分ごとのようにも捉えてるのかもしれません。
もう少し親として手放しに大喜びしたかったのですが、現実はそうはいきませんでした。
これは自分が体験していない「プロ試験合格」というところにいけば大喜びのところまでいくのでしょうか。
未知の世界なので分かりません。
そして、ついでに自分が囲碁のことで大喜びしたことって何だろう?と思い返してみても…。
特に思いつくことはありません。
うん、まだ満足のいくことはしていないんだな。
これはもう囲碁のことに関しては孫くらいに距離感が離れないと、手放しで喜べることはないのかもとも思ってもきました。
まだまだ人生長いですね。
お父ちゃんも子どもたちも。
問題図↑
右上の形はセキになっていて、お互いの陣地は0目でカウントされます。
これで終局すると黒の1目半勝ちで、実戦はこのまま終局となりました。
しかし、ここではまだまだ隠された攻防がありました。
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1図↑
黒1と打ったとしましょう。
これはセキなので、このままお互いに0目の陣地となります。(黒の1目半勝ち)
理由は次図にて。
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2図↑
白が続けて打つなら白6までとなります。(黒3や5はパスとして)
この時に黒7のカウンターが強烈です。
白6で▲二子を取るよりも、黒7で白四子を取られた損害のほうが大きいです。
これにより1図のセキでお互いに陣地0目が成立します。
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3図↑
では、白1を見てみましょう。
結果的に言うと白1は好手で1目得をすることができます。(これなら黒の半目勝ち)
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4図↑
2図と同じように、白7まで黒二子を取りにいってみましょう。
相変わらずの黒8がカウンターに見えますが‥。
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5図↑
白9で黒二子を取る。
黒10で白五子を取りました。
黒が得をしているかに見えますが‥。
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6図↑
白11のさらなるカウンターがあります。
「石の下」という手筋ですね。
これは隅の黒二子の取られと、石の下で取られた分を合計すると、黒が損をしています。
こんなことをすると黒は逆転負けを食らってしまいます。
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7図↑
これまでの経緯から、白1に対しては黒2のホウリ込みが必須になります。
続いて白がAと取って、白は黒一子のアゲハマ分を得することができるのです。
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仮に白が気付いたとして1目得をしても、黒の半目勝ちで黒の勝ちには変わりありません。
でも、もし半目勝負が動くような結果になっていたとしたら、歴史に残るダメづめの悲劇が起こるところでした。
囲碁はこういう物語ができるのが面白いですよね。
本日は日本棋院で行われた5人1チームの団体戦に長男が出場しました。
洪道場から五将で出させてもらったのですが、何と無差別クラスでの出場!
周りの五将を見ると半分くらいは全国クラスの人達‥。
長男ではなくて、お父ちゃんが入るべきところですね。
当然のごとく長男は全敗。
うむ、こればかりは仕方がない。
このとりあえず無差別に突っ込んでいく洪道場スピリットは素敵です(笑)
こういう一般の大会に出ると、知り合いや昔の生徒さんなどとたくさんお会いできます。
観戦しながらおしゃべりするくらいがちょうどいいな。
うん、楽しい。
本日の金曜教室ですが、講座のほうでは現在進行形で行われていた名人戦第四局「井山裕太名人VS芝野虎丸九段」をやりました。
現在進行形ということで、私は言いたい放題(笑)
生徒さんからもこれまでの解説の状況の説明を受けたり、生中継を見ながら講座を進めました。
わいわいやって楽しかったですね(笑)
毎週火曜日に三鷹市内の小学校で指導しています。
毎回約20人の生徒がきて、てんやわんや。
生徒が少し帰り始めて落ち着いてきたら、ようやく我にかえるという感じです(笑)
そして、今回はガラス石とプラスチック石の選別を行いました。
ガラスは割れやすいので、子供たちが扱うと危ない面もあります。
なるべくプラスチックを使おうということで、しばらくガラスは封印となりました。
その選別作業を子供たちと一緒に。
大人からすると少し面倒だなぁという感じですが、子供たちはいつもと違う作業に興味津々。
何だか楽しそうにやっていました(笑)
何でも興味を持って楽しめるのは子供の特権ですね。
そして、その興味が持続するものにのめり込んでいくのでしょう。
大人になっても好奇心は旺盛でいたいものですね。