女流棋士VS永代和盛で行われる炎の十番勝負の第2局です。
第一局は大須賀聖良プロに永代が勝利。
【第二局目の公開対局】
『五藤眞奈プロVS永代和盛』
解説は首藤瞬プロです。
首藤プロのユニークで分かりやすい解説をお楽しみください。
皆さまのお越しをお待ちしております。(公開対局のあとは指導碁会があります)
【日時】2月16日(日)13時~17時半
【場所】永代塾囲碁サロン
【指導棋士】
・五藤眞奈初段
・首藤瞬 七段
【インストラクター】永代和盛イン
【料金】(ワンドリンクサービス・宇佐美珈琲あり)
参加費:会員/1,100円 ビジター/2,200円
指導料:棋士/4,400円 イン/2,200円
【スケジュール】
①13:00~14:30 公開対局・大盤解説会
【五藤眞奈プロ VS 永代和盛イン】
大盤解説:首藤瞬プロ
②14:30~16:00 多面打ち
(五藤プロ、首藤プロ、永代イン)
③16:00~17:30 多面打ち
(五藤プロ、首藤プロ、永代イン)
先日の公開対局の棋譜です。
つぶや棋譜にて
下記をクリックするとネット上で動かせる棋譜がご覧になれます。
棋譜
黒 大須賀聖良プロ
白 永代和盛 131手以下略 白3目半勝ち
解説・・・首藤瞬プロ
聞き手・・・大沢摩耶インストラクター
日時:4月5 日(日)14時半~17時半
場所:永代塾囲碁サロン
指導棋士:首藤瞬 七段
料金:会員/5,500円 ビジター/6,600円
スケジュール
13:00~14:30 公開対局大盤解説会
【茂呂有紗プロ VS 永代和盛】
解説 首藤瞬プロ
14:30〜16:00 多面打ち①(最高4面)
16:00〜17:30 多面打ち②(最高4面)
永代主催で年末最後のイベントでした。
円田秀樹プロをお迎えして、指導碁会&忘年会(という名のただの飲み会)でした(笑)
指導碁を受けた方「円田先生は囲碁フォーカスの雰囲気そのままの方でした」
とあるように、柔らかい語り口調で明快に指導してくれました。
稲葉かりんプロを永代塾囲碁サロンに呼んでおいて、円田プロをお呼びしないわけにはいかないですよね・・・(笑)
無事に責務を果たせて良かったです(笑)
忘年会
忘年会では、円田プロに色々とお話を伺いました。
関西総本部に所属の棋士について色々と教えてくれました。やはり、一番の話題は仲邑菫プロの親子ですね。
研究会で親子対決したときの様子や、お父さんの仲邑信也プロのことなど。
そして、円田プロは何歳からヒゲを生やしていたか(笑)
色々と面白い時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました!!
問題はこちら↓
『正解』一石三鳥を目指す
白24までが問題図でした。
そして、正解は黒25の二間ビラキのようなツメ。正確には囲碁用語を使うときに意味がダブったときには接近戦を優先して使う傾向があります。
ですので「正解の黒25はツメ」とします。
なぜここが正解か。
先程、意味がダブったところとありました。ここにかなりのヒントがあります。
まずはツメの意味から。言葉のとおりで詰め寄る意味合いが強いので、相手に迫る目的です。次に白が手を抜くと黒Aの打ち込みを狙っています。なかなか良い狙いですね。
変化図1
もし、黒25に対して白26などと受けてきたら黒27の三々がピッタリです。白がわざわざ守った場所を荒らしにいくという、何とも性格の悪い手です。これには白もシビれます。
白26の受け方が難しいのも、黒25の魅力の一つです。
渋い二間ビラキ
黒25に当てはまるもう一つの囲碁用語は「二間ビラキ」です。
黒の確定地を増やしながら、白に二間ビラキをされるのを防いでいます。この出入りを考えると、少ないながらも確実にバカにはできない実利を稼いでいます。
地味ながらも好手のことを「渋い」と表現します。褒め言葉です。
同じ二間ビラキでも悪手だと「甘い」など表現されます。
今回は「渋い二間ビラキ」ですね。
三つの意味
そして、その他には右辺の黒模様を拡大するという魅力たっぷりの意味もあります。
まとめ
①ツメで次に打ち込みを狙う。受けてくれるなら、黒のほうがお得な場所という保険付き
②二間ビラキで少ないながらも確実に確定地を増やす。相手の二間ビラキを防ぐ
③右辺の黒模様を拡大する
個人的にはこの③がいちばん大好きなのですが、実際には簡単に確定地にはさせてはくれないので難しいところでしょう。
でも、これで一石三鳥の完成です。
失敗や変化図はまた次回に。
毎週金曜の13時から行われている金曜教室は講義のあとに指導碁をしています。
来週は年末でお休みなので、本日が年内の最終日でした。
折角なので講義したものをご紹介しましょう。
黒番でどこに打つ?
「一石三鳥を目指して」
黒番です。
右辺の黒模様が雄大です。
上辺の空き具合も気になります。
下辺白の薄さも気になります。
一石◯鳥
強い人は、一手に二つも三つも意味を込めます。一石二鳥、一石三鳥を狙うのです。
初段を目指すなら「一石一鳥」をしっかりとやりましょう。
高段者を目指すなら「一石二鳥」を常に考えましょう。
県代表を目指すなら「一石三鳥」以上です。
7月1日で永代塾囲碁サロンも丸4年を迎えます。
毎年恒例のことですが、4周年記念イベントをやりたいと思います。
望月研一プロをゲストに指導碁会を行います。
そして、大盤イベントでは「望月プロVS温起くん」の公開対局を行います。温起くんは3月の渡辺和代キッズカップの優勝者です。未就学児のみの大会ですが、当時ですでに四段くらいあったと思われます。あれから4ヶ月でさらに強くなっているかもしれません。楽しみですね。
詳細
日にち: 7月7日(日)
時間 : 13時~17時半
場所 : 永代塾囲碁サロン(武蔵小杉)
ゲスト棋士: 望月研一プロ
インストラクター: 永代和盛・小田彩子
内容 :
13時~14時半 多面指導碁①
14時半~16時 多面指導碁②
16時~17時半 大盤イベント(望月プロVS温起くん)
入場料: 会員/1,080円 ビジター/2,160円
指導料:(入場料別)
棋士/4,320円 インストラクター/2,160円
大盤講義前にパシャリ。
いつも笑顔の知念プロです。
知念プロも今年になって、ようやく公式戦でのダイレクト三々デビューをしたようです。研究会でかなり試してようやく実戦レベルで使いこなせるようになったということでしょう。最近のダイレクト三々は大ナダレ定石と同じくらいに難解定石となっています。難解定石には相当な研究が必要ですからね。今回はその内容も少しご紹介いただきました。
講座の内容(精神面)
とにかくプロレベルの評価を気にしないことを念頭に置くところから始まります。プロの良し悪しは数字にすると1目がどうのというレベルです。アマの私たちにとっては大した問題ではありません。
例えばで極端な例を出しますが
①1目お得だけど、一歩間違えば30目損する。
②1目損だけど、しっかりとしている形なので、今後は間違える余地はない。
プロだったら絶対に間違えないでしょうから①を選ぶと思います。しかし、私は①を選ぶ自信がありませんし、アマの皆さまには是非とも②をお勧めいたします。やはり勝率は②のほうが高いですし、精神衛生上にも良いと思います。
極端な例とはなりましたが、私はプロの最善とアマの最善は違うと思っています。勝つためには棋力に合った作戦を取るべきです。少しずつステップアップしていって順序良く覚えていくことをお勧めします。基礎ができていない状況で応用は利かないからです。
講座の内容(技術面)
そして、上記の精神面を念頭に置いたうえでの対応はとにかくダイレクト三々には相手をしないことです。ダイレクト三々の目的は、最初にある星の根拠を奪って攻めるということが視野に入っています。この目的さえ達成されなければ大ダメージを受けることはありません。多少の損をしてでも回避するべきです。とにかく星の石から動いて、ヒラキなどに回るように尽力するという対策法でした。
知念先生も衝撃を受けたという手を紹介してくれたりと、聴き応えのある内容になっていたと思います。一緒に講義をしていてとっても楽しかったですよ。
指導碁編につづく
下記のGWイベントのゲスト棋士が決まりました。
ゲスト棋士は知念かおりプロ
12月以来の登場ですね。
優しい性格がにじみ出る口調が人気の秘訣だと思っています。
優しいですが、指導碁は厳しいかもしれません。
みなさま、講義のあとに指導碁はいかがですか?
私(永代)も指導碁を受け付けています。
知念さんの厳しい指導のあとに私で癒されて(?)帰りましょう(笑)