王座戦挑戦手合・第三局は11月14日(金)、大阪市の「ウェスティンホテル大阪」で行われました。
シリーズはここまで1勝1敗。
勝ったほうが一歩前に出る天王山の一局です。
1図
中央で競り合いが始まり、まだ互角の形勢。
そこで、一力棋聖は白1、3とツケコシ切りを炸裂させました!
戦いの激しさがより一層増した局面です。
井山王座の受けやいかに・・・。
2図
黒は4のブツカリで最強の頑張りを選びました。
井山王座らしい妥協のない厳しい一着です。
しかし、結果的に白の反撃を喰らい、これが敗着となってしまいました。
黒は横に引いて繋がりを確かめておくくらいで、互角の形勢のようでした。
一力棋聖の、一瞬の隙も見逃さず一気に勝負を決める嗅覚はさすがとしか言いようがありません。
白番の一力棋聖が中押し勝ち。
これでシリーズの成績は井山王座の1勝2敗となりました。
一力棋聖は王座獲得まで残り1勝。
井山王座はもう一局も負けられない、あとがない状況となりました。
第四局は11月28日(金)、石川県金沢市で開催予定。
最終局(第五局)は12月12日(金)、東京都内で予定されています。
一力棋聖が五冠達成まであと一勝となりました。
次局で井山王座が踏ん張るか。
歴史が生まれる一局になるかもしれません。
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一力棋聖は二連勝して五冠に王手をかけたいところ。
しかし、井山王座は王座戦との相性が抜群に良く、この座を簡単に明け渡す気はなさそうですね。

1図
井山王座が白△と打ったところで一力棋聖は考えました。
第一感はオサえるよりなさそうですが・・・。

2図
しかし、一力棋聖は黒1の封鎖!
白4と中央を突破してきても、知らんぷりして黒5で右辺を取り切ってしまいました。
中央の黒石は、白からもう一手打っても「どうせ取れないでしょ」と言っているわけです。
怒った井山王座は、ここから猛攻を仕掛けてペースをつかみかけます。
そして、乱戦となったのちに、右上での戦いで勝機をつかんだようです。
この一連の動きは一力棋聖の判断ミスだったようです。

3図
やはり黒1と素直に受けておいて、黒3から左右の白石を両ニラミにしておくべきだったようです。
黒は弱い石が一つ。
対する白は弱い石が二つ。
これで黒が主導権を握っていたようです。
その後は一力棋聖の苦しい時間が長く、最後は投了することになりました。
精確無比な一力棋聖が珍しく判断ミスをするほど、井山王座がプレッシャーをかけ続けたのだと思います。
井山王座のラスボス感は半端ないですね・・・。
1勝1敗となり、五盤勝負は改めて三番勝負へ。
女流本因坊戦もフルセットまでいっていますし、王座戦もフルセットまでいく可能性が高まってきました!
さぁ、盛り上がってまいりました!!
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10月17日(金)、神奈川県秦野市の老舗旅館「陣屋」で、第73期王座戦 挑戦手合五番勝負の第1局が行われた。(主催は日本経済新聞社・日本棋院・関西棋院)
井山裕太王座は5連覇+通算11期目の獲得を目指す。
名誉王座の資格は5連覇又は通算10期であるから、もうすでに名誉王座の資格は獲得している。
時がくれば名誉王座を名乗ることになるだろう。(30年くらい先かな?)
その現在進行形であるレジェンドの井山王座に挑むのは、現四冠である一力遼棋聖。
一力遼棋聖は今回が三度目の挑戦で初獲得、五冠を目指すシリーズとなる。
五冠となると、七冠同時制覇の偉業も見えてくる。
一力棋聖にとっても落としたくないシリーズだ。
ニギリの結果、井山王座が黒番を持って初手を小目へ打ち下ろす。
静かな陣屋の和室に緊張が満ちる。
序盤から中盤までは一進一退の互角の進行。
中盤に入ると井山王座の緩着(黒1)が出て、その隙を見逃さなかった一力棋聖が一気に攻め立てた。
最後は左上黒の大石を召し取ってゲームセット。
160手で一力棋聖が中押し勝ちを収めた。
次の第2局は10月24日(金)、愛知県蒲郡市「銀波荘」にて開催予定。
井山王座の巻き返しか、一力棋聖の連勝かに注目が集まる。
絶対王者・一力遼四冠 vs レジェンド井山裕太二冠という図式で見どころが際立つ。
一力遼は棋聖・十段・本因坊・天元の四冠を保持。
最新の研究を積極的に取り入れた精密さとバランス感覚で、日本囲碁界のリーダー的存在となっている。
安定感と勝負強さは、まさに令和の絶対王者にふさわしい。
一方の井山裕太王座は、かつて七冠制覇を成し遂げたレジェンド。
現在も王座・名人の二冠を保持し、日本囲碁界の屋台骨として第一線で戦い続ける現在進行形のレジェンドである。
長年の実戦経験と逆転力の高さは健在で、番勝負の流れを一気に変える底力を持つ。
今期王座戦は「現代の王者」と「レジェンド」の激突。
初戦は一力棋聖が精密な運びで先行したが、井山王座がこのまま引き下がるとは考えにくい。
第2局以降も厳しい応酬が繰り広げられるのは間違いなく、囲碁ファンを楽しませてくれるだろう。
・総互先、先番6目半コミ出し
・各持時間3時間、秒読みは1分の考慮時間を5回
・対局開始10:00
・昼休憩12:00〜13:00
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