永代囲碁塾: オンライン指導のページ
関連記事: オンラインレッスンが人気です「囲碁」
教室のように多人数で行うレッスンとは違い、マンツーマンのレッスンには、個人レッスンだからこそできることがあります。
例として、最近は小学生の男の子をオンラインで個人レッスンしています。
教え始めた当初の棋力は野狐1級。
実際の対局を数局見ただけで「もう少し勝てるはずだ」という印象を受けました。
基礎的な実力は十分にある。
ただ、勝負どころで甘く、それが結果に響いていたのです。
個人レッスンの良いところは「対局内容をその場で止めて、すぐに振り返れること」です。
しばらくはテーマを絞り「弱い石を作らない=負けにくい碁」。
これだけを集中的にトレーニングしました。
「この石、今どういう立場?」
「強い?弱い?」
盤面を共有しながら、問題となる場面ごとに確認していきます。
すると、成績はすぐに上向き、一気に野狐二段まで到達しました。
元々、二段くらいの基礎能力はあったのですが、力の使い方を知らなかっただけ。
個人レッスンであれば、オンラインでも十分に修正できます。
ただ、本当に大事なのはここからです。
二段相手になると基礎力は互角。
しかし、勝負に対する甘さがまだ残っていて、なかなか勝ち切れない。
一気に昇段して、少し調子に乗っていた部分もあったと思います。
そこで私は、オンラインレッスン中にこう伝えました。
「本当は、野狐初段で打ち分けくらいの実力だと思うよ」
毎週碁を見ているからこそ分かることです。
今は勢いで勝っているけれど、このままでは二段では通用しないな、と。
予想どおり、すぐに初段へ落ちました。
ただし、想定外だったのは、そのまま1級まで落ちてしまったこと。
子どもの成績のブレは、大人が思っている以上に大きいものです。
とはいえ、オンラインであれば無理なく自分のペースでレッスンを受けられるため、成績に一喜一憂することなく「内容」を継続して見続けることができます。
そして、また意識的に基礎からやり直しました。
というより、最初からずっと基礎はやっていたのですが、最後は気持ちの問題だったのだと思います。
彼はもともと、指導されたことをきちんと考え、実践に生かそうとする姿勢を持っています。
そうした積み重ねもあり、途中から「成績のわりに、内容がかなり良くなってきたな」という感触が出てきました。
そして案の定、その後すぐに初段へ昇段。
――今は、ここです。
前回は勢いの昇段でしたが、今回は違います。
地道に基礎練習を積み上げた結果としての初段です。
このように、良い鍛え方をしていると、棋力はアップダウンをしながらも、最終的には高いところへ落ち着いていきます。
逆に、悪い鍛え方をしていると、棋力はアップダウンしながら、低いところへ落ち着いてしまいます。
勉強は、量をこなせばいいわけではありません。
囲碁は、誰も正解を知らないゲームです。
棋士ですら、まだ完全には解明できていません。
だからこそ、今どこでつまずいているのか。
何を優先して勉強すべきなのか。
これを正しく示してくれる指導者がいると、棋力アップのスピードは格段に上がります。
オンライン個人レッスンであれば、場所や移動時間に縛られず、毎週、同じ視点で碁を見続けることができます。
私は、初段の人に五段向けの話はしません。
三段には三段の、五段には五段の順番があります。
小学校のように1年生から6年生まで順番に勉強していく必要があります。
この順番を飛ばして、1年生の次に6年生の勉強ができるのは、ごく一部の天才だけ。
言ってみれば、囲碁棋士になってトップを目指せる素質を持った子どもたちくらいのものです。
世の中の99.99%の人には当てはまりません。
基礎を地道にやるのは、遠回りに見えて、
実は一番の近道なのです。
スラムダンクの桜木花道がやったような、2万本のシュート練習が良い例です。
毎日、毎日、同じ基礎練習を繰り返す。
それを 自宅で、指導者と一緒に、継続できるのがオンラインレッスンの大きな強みです。
・棋力がなかなか安定せず「勝てるとき」と「全然ダメなとき」の差が大きい方
・勉強はしているのに「成績が上がっていかない」と感じている方
・対局を振り返っても「どこが悪かった分からない」と自分では判断しきれない方
・本や動画を見ても「これは今の自分に必要なのかな?」と勉強方法に迷いがある方
・忙しくて教室に通う時間を合わせるのは難しいけれど、継続して指導を受けたい方
・とにかく、着実に強くなりたい方
継続したオンラインレッスンは、その場限りのアドバイスではなく、基礎的な実力を積み上げていくための伴走です。
上記のようなことを感じたときが、始めどきかもしれません。
『 週刊囲碁マガジン 』毎週水曜に配信中!
囲碁界ニュース・講座・詰碁・アマ碁会特集、棋士紹介、コラムなどをお届けするオリジナル週刊誌。
年始から有料ですが、年内は無料会員で全て閲覧可能。この機会をお見逃しなく!
永代囲碁塾