昨日、子供囲碁塾で実戦譜を検討しました。
小学校低学年の生徒が、普段の実力を出せないどころか、防戦一方の碁を打ってしまいました。
本人いわく、初めての環境で緊張したとのことですが・・・。
まったく碁になっていないので、途中で検討をやめました。
これ以上、見る価値がないからです。
このような時に大事なのは、精神状況です。
普段の精神状態ならこのような碁を打つ事はないほどの実力の持ち主なので、この碁を検討する意味はありません。
それよりも、なぜこのような精神状況に陥ったのかを分析して、次回に生かすほうがよいのです。
前回の日記で碁の調子について書きましたが、精神状態も大きく左右してきます。
しかも小学校の低学年なので、ここのコントロールは難しいでしょう。
でも、そうも言ってられないほどの実力になってきています。
これも経験です。
最後に・・・。
途中で検討をやめてからの酷評に対して、彼は目に涙を浮かべていました。
自分はこれを見てほっとしました。
彼はこれを糧にさらに強くなります。
いわゆる本当の意味で泣きが入るというやつですね。