許が十段挑戦権を獲得!【第64期大和ハウス杯十段戦 挑戦者決定戦】
十段戦挑戦者決定戦の終局図
許家元九段は第59期と60期で十段を連覇しています。
棋戦としても、とても相性が良いのでしょうね。
棋士の間でも棋戦によって相性というものがあるらしく、かなり気にしている人が多い印象です。(持ち時間の違いが大きいのかな?)
その他のタイトルは碁聖を一度獲得しています。
しかも、そのときは七大タイトルの初獲得だけでなく、当時の井山裕太七冠から奪ったということでとても印象的なタイトル獲得でしたよね。
かなりの実力者です。
対する、挑戦者決定戦まで駒を進めた富士田明彦八段は初の挑戦ならず。
惜しかったですが、最近は他棋戦でも上位に進出しているので、近々でタイトル挑戦するのではないでしょうか。
今回はお預けとなってしまいましたが、また次回の活躍に期待しましょう!
十段戦挑戦手合は「芝野虎丸十段VS許家元九段」となりました。
許九段の挑戦を、芝野虎丸十段がどのように受けて立つかが見ものですね。
実際に第59期では許家元九段が3−2で勝利。
第61期では芝野虎丸十段が3−1で勝利とがっぷり四つです。
本当に面白くなりそうです。
注目の五番勝負は3月3日に開幕予定です!
乞うご期待!!
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七冠を目指す一力五冠ですが、十段戦の本戦トーナメント準々決勝で小池七段に敗れてしまいました。
これで七冠を目指すことは一年持ち越しとなりました。
さらには七冠を獲得するためにはまた一から七冠全てを取り直さないといけません…。
ここまで「あと二冠!」というところだったのですが、この一歩後退はなかなか厳しいですね。
一敗するだけで一年の延期。
七冠がいかに大変かが分かります。
井山さんはこれを二回も達成したんですよね…。
人間離れしており、まさしく魔王ですね…。
黒 一力遼五冠 白 小池芳弘七段
一力五冠が黒1から9まで右下方面を精一杯広げたところです。
「左辺の黒は死ぬわけないでしょ」と一力五冠は言っています。
しかし、実戦は白10と左辺の眼形を奪って、黒が二眼を作ることはできません。
このあとは中央に脱出していきましたが、左上黒の大石と絡まれて(※1)しまって、結局は黒は頓死。
そこで勝負が決まってしまいました。
ーーー(※1)
絡み攻め・・・相手の二つの弱い石を同時に攻めること。どちらかの石を取れたり、取れなくても莫大な利益を得ることが多い。
モタレ攻め・・・相手の生きている石にモタれながら、本命の弱い石を睨むこと。弱い石は逃してあげるが、周りで何らかの得を図ることを目指す攻め方。
ーーー
一力五冠をよく知る同門の平田智也八段は、以前に「一力はいつも自分の石が死ぬはずがないと思っている」と言っていました。
現に一力五冠の石がそのまま頓死するのは珍しい気もします。
何か読み違いがあったのでしょうか。
実際は黒3で左の黒から動かないといけなかったようで…。
黒3、5とまずは分断。
場合によっては左辺の白を取るぞ!と脅しながらサバくというのが良いようです。
これなら黒が打ちやすい流れでした。
やっぱり「弱い石から動く」という基本が大事ということですね。
洪道場の100段記念パーティーで少しお話をしました。
とてもしっかりと話せる好青年でしたね。
実は私、小池七段が院生のときに初対面をしておりまして…。
綱島で子ども囲碁教室をしているときに、春休みや夏休みには合宿形式の特訓コースをやっていました。
弟くんが来ていた関係でお兄ちゃんも一度だけ勉強に来てくれたのです。
当時はBクラスくらいだった記憶がありますが、もうその頃にはかなり強かった記憶があります。
こういう子がプロになって強くなっていくんだろうな〜という雰囲気をムンムンと漂わせていました。
結果的に一力五冠を破るまでに強くなったので、私の勘は間違っていなかった(笑)
十段挑戦まであと二勝!
今後が楽しみな棋士ですね。
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