先日の公開対局の棋譜です。
つぶや棋譜にて
下記をクリックするとネット上で動かせる棋譜がご覧になれます。
棋譜
黒 大須賀聖良プロ
白 永代和盛 131手以下略 白3目半勝ち
解説・・・首藤瞬プロ
聞き手・・・大沢摩耶インストラクター
お祝い
大須賀プロの入段のお祝い、公開対局を観戦、指導碁に。
たくさんの方に来ていただきました。25人ほど来てくれたので部屋はパンパンです。スペースを心配しないといけないくらいに来ていただいて、本当にありがとうございました。
部屋全体がお祝いムードで本当に温かく、とても幸せな気分になりました。お祝い事って本当に良いですよね。
大須賀聖良プロVS永代和盛インの公開対局
因縁の対決再び
公開対局の解説は首藤瞬プロ、聞き手を大沢摩耶インストラクターが務めました。
パッションが縁で始まった因縁の対決も、いよいよ最終章に差し掛かってきています。
大須賀新初段は9月にプロになり、最近は研究会でも好成績を挙げてメキメキと頭角を表してきているようです。
今回、解説を務めた首藤プロも最近の研究会でやられたとか何とか…。さらにその後すぐに同レベルの棋士を連破したとか…。
これを対局前に聞いてしまって「そんな情報は聞かなきゃよかったな」と思ったり…。
それでも対局開始はもうすぐです。肝心の手合い割りは…。パッションの三局は六子→四子→四子。その後、韓国修行から帰ってきて院生に入る前に二子。
そして今回はパッションから始まった因縁の対決も卒業試験というつもりで互先でやることにしました。
ニギリをして大須賀プロの黒番、永代の白番となりました。
対局開始
対局のすぐ横の大盤で解説をしているので、すべて丸聞こえ。
聞いていないふりをするだけで一生懸命です(笑)
それでも、色々と補足説明するためについついしゃべってしまったり(笑)
大沢イン「首藤さんはどちらを応援していますか?」
首藤プロ「永代くんは弟弟子(おとうとでし)ではありますが、最近は私が聖良ちゃんに負けたので、永代くんに勝たれるのもちょっと…。」
と、もっともらしい理由で明言を避けていました。なかなかうまい。
大沢イン「観ている皆さまはどちらの応援ですか?聖良の応援の方は手を上げてください。……。永代さんは後ろ向きで良かったですね(笑)」
こういうやりとりに僕は笑いをこらえるのが精一杯ですよ(笑)
あー、これを書いたらばっちり聞いてたことがばれてしまうか…。ま、いっか。
それでも、大盤解説の声が聞こえるのは途中までで勝負どころに差し掛かってきたあたりから盤上に集中できていたように思えます。今になって考えるとコンディションは良い感じだったのかもしれません。
結果は…。
僕が戦いを避けに避け…。
地合いの勝負を目指し続け…。
時間攻めをして…。
コミにかけて…。
永代の白番3目半勝ちでした!
あー!公開対局なのに渋い碁を打ってしまってごめんなさい。
でもですね、勝ちたかったんですよ。執念の勝利なんですね。
これが一番勝率が高いと思ったんですよ。
大須賀プロ相手に戦いで挑むなんて自殺行為なんですよ。うん。
最後に
指導碁写真、棋譜は後ほどアップしたいと思います。
ビデオも撮っていたので、うまくいけばYouTubeにでも。(ビデオは大盤解説だけですが)
ちなみに持ち時間は40分の切れ負け。
院生やプロの手合いでは持ち時間のあとに秒読みがあります。
切れ負けというのはアマの大会特有の持ち時間なのです。
局後に首藤プロ「僕だったらその持ち時間では、やりたくないと言ってたと思います。もう本当にゲームが違うようなものですからね。
永代「サッカーとフットサルくらいの違いがありますよね」
自分の中ではうまい切り返しが決まった気がしましたが、反応はどうだったでしょうか。
よく覚えてません(笑)
永代「秒読みをつけてしまうと、終局までに何時間かかるか分かりませんからね。仕方なく切れ負けにしたんですよ!運営上の都合なんですよ!本当に!うん!」
と苦しい説明を(笑)
大沢イン「では次は秒読みをつけてやりましょうか…」
永代「30分と秒読み30秒くらいですか?それだと長くなるか。」
大沢イン「そんなに長くなくていいんじゃない?」
永代(あれ…?よく考えたら何か変な流れだぞ…?)
永代「なぜ、いつの間にか相手の土俵で戦うことになってるんですか?」
永代の必死の抵抗に、観戦者からも笑みがこぼれます。
首藤プロ「では、事前に持ち時間を発表しておけばいいのでは?」
ということで落ち着きました。
この流れは…。
リベンジマッチがあるかも!?
……。
どうしよう?
このまま勝ち逃げしたいなぁ〜(笑)
大須賀聖良女流棋聖とかになったら、このままのほうが自慢できるしな〜。
でも、とりあえず二段に昇段したらまた何かやりましょう!ということになりました。
今後の展開をお楽しみに!
永代主催で年末最後のイベントでした。
円田秀樹プロをお迎えして、指導碁会&忘年会(という名のただの飲み会)でした(笑)
指導碁を受けた方「円田先生は囲碁フォーカスの雰囲気そのままの方でした」
とあるように、柔らかい語り口調で明快に指導してくれました。
稲葉かりんプロを永代塾囲碁サロンに呼んでおいて、円田プロをお呼びしないわけにはいかないですよね・・・(笑)
無事に責務を果たせて良かったです(笑)
忘年会
忘年会では、円田プロに色々とお話を伺いました。
関西総本部に所属の棋士について色々と教えてくれました。やはり、一番の話題は仲邑菫プロの親子ですね。
研究会で親子対決したときの様子や、お父さんの仲邑信也プロのことなど。
そして、円田プロは何歳からヒゲを生やしていたか(笑)
色々と面白い時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました!!
星合志保プロとのW指導碁会
毎月第一日曜日は首藤瞬プロの定期指導碁会があり、彼のナワバリです。
そのナワバリに殴り込みをかけてきたのが星合志保プロでした。
通常の手合いに、NHK杯の司会や、女流棋士フォトブック作成、各種イベント主催で多忙を極める彼女とは日程がここしか合いませんでした。
エイヤ!と開催を決めて首藤プロのナワバリを失礼することに(笑)
イベント当日
多少の心配もありましたが、結果としては逆に相乗効果が生まれて、大成功!
たくさんの方が来てくれました。
どうもありがとうございます!
なんだかやみつきになりそうです(笑)
今後も首藤プロのナワバリに失礼していくことになりそうです。
決してイベントを一度で済ませて、楽をしようということではないですよ。決して…(笑)
はい、えー、まあ。
約半年ぶりの指導碁会
星合プロの指導碁で前回はいつだったかなーとか思ってると4月周辺だったので約半年ぶりくらいが判明。意外に最近でしたね(笑)
首藤瞬プロとW指導碁会
星合プロと日程調整をしていたら、忙しいようでなかなか決まらず。そして、この日なら大丈夫と提案いただいた日が首藤瞬プロの定期指導碁会の日でした。これまでなるべくイベントは重ねないようにしていましたが、ここを逃すといつになるか分からないし、フォトブックイベント終わってすぐのタイミングのほうが良いなということで強行開催しました(笑)
指導碁当日は大盛況
イベントを重ねると参加者が分散してしまうかもと思いましたが、それは杞憂に終わりました。
蓋を開けてみると大盛況!
さすがNHK杯の司会を務めるお茶の間のアイドル!人気だったので、ずーと指導碁をしてもらいました(笑)
帰りは間違えた路線の改札に入ってしまったとか…。働きすぎですね。ありがとうございました!
7月1日で丸4年
7月から5年目に突入することができました。これも、おうえんしていただいた皆さまのおかげです。ありがとうございます。今後も永代塾囲碁サロンは快適で楽しい空間作りに努めていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
ゲスト「望月研一 七段」
永代塾囲碁サロンに初登場です。
経緯やご紹介は少し前の記事をごらんください。
おかげさまでほぼ満席の指導碁となりました。望月プロは他でそこまで指導碁会をやっているイメージがないので、珍しいと思います。タイトル戦の挑戦者決定戦に進んだ経験があるなど実力派の棋士なので、一度は対局してみたいですよね。
解説のほうも丁寧で分かりやすかったと思います。早く終わった方には並べ直しもしてくれました。ありがとうございました。
ちなみに私(永代和盛)と小田彩子インストラクターも指導碁をしています。
温起くんと公開対局
望月研一プロには指導碁のあとに、公開対局をしてもらいました。お相手は「温 起くん」です。3月の渡辺和代キッズカップ(未就学児)で、圧倒的な実力を見せて優勝をしています。現在は一年生になったばかりですが、棋力はすでに四段くらいあるように思います。
6子で挑戦。
子どもらしい、全てを頑張る内容でした。
読みは鋭いのですが、百戦錬磨の望月プロの巧みさにやられてしまいました。それでも、内容は元気いっぱいで良かったと思います。
大盤解説会は永代と小田
同時進行で大盤解説も行いました。
最初は私(永代和盛)が担当して、途中から小田彩子インも聞き手で加わりました。
永代「温起くんとは二回対局したので、打つところは予想できます。」
ハズレ、ハズレ…。
小田「こういうところは切っていきたいですよね」
アタリー。
永代「なぜだ…」
碁を見たこともない小田のほうが、アタリ連発をするという不思議な解説でした(笑)
オンラインサロン「永代囲碁道場」
ご参加いただいた皆様には、指導碁と公開対局とお楽しみいただけたと思います。
公開対局の棋譜や、大盤解説の模様を動画にて下記のオンラインサロンでご紹介いたします。ご興味のある方はご入会をよろしくお願いいたします。
GW集中特訓講座
「昼」強い石の活用法
・首藤瞬プロ
・永代和盛イン
・俵友祐希イン
「夜」弱い石の対処法
・永代和盛イン
・俵友祐希イン
首藤瞬プロ
今回は第1日曜ということもあり、首藤瞬プロも来てくれました。
相変わらず淡々と高段者をやっつけていく首藤プロですが、級位者の女性には優しかったです。
2日連続(通算3回目)の俵インストラクターです。指導の様子も段々と堂々としてきていますね。
講義
首藤プロに大盤解説で講義をしてもらいました。首藤プロの解説はとても明快で分かりやすいです。首藤プロの理屈は本質的で説明に無駄がないですね。
聞き手をした私(永代)はせっかくなので、対抗して無駄なことばかり話しておきました(笑)
弱い石の対処法では必殺の「全部捨てる」のコーナーには失笑とも見える笑いが巻き起こっていました(笑)
全部「取られた」ではなくて「捨てる」なんですよ!!
予告
明日はとうとう最終日です。
今日も昼と夜ともにほぼ満席でした。
明日もいっぱいいっぱいです。
最後まで駆け抜けます。
よろしくお願いいたします!
GW集中講座
【昼】弱い石を見極める
・永代和盛イン
・俵友祐希イン
・山根紹平イン
【夜】強い石を見極める
・永代和盛イン
・俵友祐希イン
各コマで講義を1時間、指導碁を二局打ちます。
指導碁風景
二日連続の山根イン↓↓
昨日、初めて4面打ちを経験した山根インは今回は3面打ちでした。何だか楽しそうに指導碁していましたね。
今回、初登場の俵友祐希イン↓↓
講座
お昼は私と俵インで講義をしました。
昨日の小田とは打って変わっての静かな聞き手となりました(笑)
それでも、一問につき一回くらいは色々と話をしていたので、バランスは良かったのではないでしょうか。
明日(5/3)
本日もお昼は満員ギリギリの参加者数で、たくさんの方に来ていただきました。明日は芝野龍之介プロと小田彩子インがきます。どうぞよろしくお願いいたします。
GW集中特訓講座
【昼】強い石を見極める
・永代和盛イン
・小田彩子イン
・山根紹平イン
【夜】弱い石を見極める
・永代和盛イン
各コマで講義を1時間、指導碁を二局打ちます。
大盤講義
昼の「強い石を見極める」の講義は永代と小田でやりました。月曜教室では何度か2人でやっていますが、最近は別のところではやっていません。久しぶりに聞いた人もいたし、初めての人もいました。
まぁ、とにかく小田はツッコミがうるさいです。「私とあなたは棋風が違って意見が合わないからだまっときー」という感じです。
参加者の方からは漫才みたいですねと言われますが、お互いに好き放題言ってるだけです(笑)
指導碁
永代・小田・山根の三人で行いました。今回は満員御礼だったので全員が4面打ちでした。山根インはまだ多面打ちがあまり慣れていないなかで、頑張っていたと思います。色々と言いたいことはありますがいっぺんに言ってもできないので、少しずつ頑張ってもらいましょう。
小田の指導碁
山根の指導碁
ちなみに私は4人+長男の五面打ちでした(笑)長男は講義の間は山根インに問題を出してもらったりで勉強してました。少しうるさくなってしまいましたが、一緒にお勉強させていただきありがとうございました。
これから5/6(月)まで毎日あります。皆さまよろしくお願いいたします。
お申込み
下記にてご予約をお願いいたします。
当日の飛び入りについてですが満席の場合は指導碁ができない場合がございます。ご了承ください。
nagayojyuku@gmail.com
大盤講義前にパシャリ。
いつも笑顔の知念プロです。
知念プロも今年になって、ようやく公式戦でのダイレクト三々デビューをしたようです。研究会でかなり試してようやく実戦レベルで使いこなせるようになったということでしょう。最近のダイレクト三々は大ナダレ定石と同じくらいに難解定石となっています。難解定石には相当な研究が必要ですからね。今回はその内容も少しご紹介いただきました。
講座の内容(精神面)
とにかくプロレベルの評価を気にしないことを念頭に置くところから始まります。プロの良し悪しは数字にすると1目がどうのというレベルです。アマの私たちにとっては大した問題ではありません。
例えばで極端な例を出しますが
①1目お得だけど、一歩間違えば30目損する。
②1目損だけど、しっかりとしている形なので、今後は間違える余地はない。
プロだったら絶対に間違えないでしょうから①を選ぶと思います。しかし、私は①を選ぶ自信がありませんし、アマの皆さまには是非とも②をお勧めいたします。やはり勝率は②のほうが高いですし、精神衛生上にも良いと思います。
極端な例とはなりましたが、私はプロの最善とアマの最善は違うと思っています。勝つためには棋力に合った作戦を取るべきです。少しずつステップアップしていって順序良く覚えていくことをお勧めします。基礎ができていない状況で応用は利かないからです。
講座の内容(技術面)
そして、上記の精神面を念頭に置いたうえでの対応はとにかくダイレクト三々には相手をしないことです。ダイレクト三々の目的は、最初にある星の根拠を奪って攻めるということが視野に入っています。この目的さえ達成されなければ大ダメージを受けることはありません。多少の損をしてでも回避するべきです。とにかく星の石から動いて、ヒラキなどに回るように尽力するという対策法でした。
知念先生も衝撃を受けたという手を紹介してくれたりと、聴き応えのある内容になっていたと思います。一緒に講義をしていてとっても楽しかったですよ。
指導碁編につづく