さて、歓喜の全国大会優勝から日が経ちましたので冷静に振り返ってみます。
低学年の部とはいえ、小学2年生での優勝は史上初のことで快挙です。
歴代の優勝者(全員3年生)をみても、プロになっただけではなく新人王のタイトルを取ってる人も。
歴代の優勝者をリアルタイムで教えていたこともあり、歴代優勝者の当時の棋力は大体分かっています。
長男はそのあたりと比べて少し実力で劣りそうな気がします。
来年になれば遜色なくなるくらいに成長してくれるかもしれませんが、あくまで現時点ではですね。
とはいえ、全国大会で優勝するのはなかなかできることではありません。
全国大会という特別な場所では、本命ですらことごとく討ち死にします。
優勝というものが近づいてくると、精神的なものも絡んできて、本当に難しいものなのです。
そんな中で、長男はよくやってくれました。
そして、ここから先は私の話とさせてください。
自分が大会に出て全国優勝しても、多分そこまで嬉しく感じません。
優勝したとしても嬉しいというよりも「ほっとする」という感覚のほうが強いんです。
これは一生涯に渡って勝負の世界に居続ける覚悟で臨んでる人にはよくある感覚と思います。
そんな私ですが、長男の全国優勝を経験してどうか。
ほっとする感覚はないですが、嬉しさ大爆発というほどではないですね(笑)
長男の実力もまだまだなので、喜びも束の間でこれからも強くなるために努力しないといけません。
張栩プロが娘さんが入段した時に「まだ弱いので、プロ入りとか関係なくこれから強くなるために精進するのみ」というような趣旨を話してました。
「プロになってもならなくてもやることは同じ」というメッセージに心打たれましたね〜。
優勝したってしなくたって、今後のやることは変わりません。
日々、淡々と勉強あるのみですよ。