ガチンコ対決(八子局・第5〜6局)
前回はジゴにされてしまったものの、まだ負けてはいない。
お父さんはまだまだ頑張るぞ。
そう簡単に七子にされてたまるものか。
問題(白番)
下辺から中央に伸びている黒の12子はオイオトシで取られています。
ただ、この黒は石数は多いものの、身が少ないので大した大きさではありません。
それよりも大変なことになっているのは、左下の黒の大石です。
左下隅の白五子が生きてしまうと、自動的に黒の大石が死んでしまうシステムです。
白番なので…。
いつも詰碁でよく見るあれですよね。
『正解』
白1と「1の一」にホウリ込みが好手。
黒2には白3と冷静に受けていて問題ありません。
続いて黒は白1の一子を取っても、白からオシツブシの手筋を食らって生きてしまうのを確認してください。
これで左下の黒は全滅となりました。
『失敗』
白1と打つのは、一眼ができて良さそうに見えますが、黒2を食らいます。
隅の特殊性を使われてしまって、コウ粘りをされてしまいます。
これでは黒の復活も視野に入ってきますね。左下隅の白を取りながら…。
まぁしかし、お父さんは詰碁で間違えるわけにはいきません。
きちんと仕留めてあげました。(ビシッ)
嘆く長男
長男「九子では勝てるのに、なんで八子では勝てないんだろう…。」
少し涙目になっている長男を前に
永代「天元があるかどうかは大差だよ」
と親切に教えてあげたけど、そういう問題ではないですね(笑)
天元にあるかどうかの違いが分からないようでは、まだまだ八子で負けるわけにはいかんのです。