さぁ、局面は進み難解に。
局面が難解になると両ペアとも長考が増えてきます。
その時間を利用して武田が下坂プロに質問しました。
「先ほど、(下坂さんは)張栩さんとペアを組んでペア戦に出場したと言っていました。ペア戦ではプロも難しい局面で手番渡しをしたりするんですか?」
※手番渡し(絶対に受けてくれる場所を打って、ペアに手番を渡す技。
永代(うん、これは良い質問だ。手番渡しをすると味消しになったり、コウダテを一つ損したりするから、プロは打ちにくいはず。どちらにしても何かしらのコメントはもらえそうだ。)
しかし、下坂プロは予想以上のエピソードを紹介してくれました。
下坂プロ「私、張栩さんとペアを組んだ時に、実際に手番渡しをしたんですよ。そうしたら張栩さんにこの手番渡しはこの対局で一番良い手だったと褒められまして…(笑)」
武田は返答に困ってましたが、観戦者には大ウケ!(笑)
武田の切り込みは功を奏したのでありました(笑)
それにしても、下坂プロの安定感は流石です。
NHK杯の司会をやっていた影響で、聞き手というイメージがありましたが、解説のほうが面白いと思いますね!
下坂プロによると、張栩さんは「もう好きなように打っていいから」と言ってくれるくらい優しかったらしいです。
やっぱりペア碁は優しい人と組むべきです。
男女問わず…(笑)
おわり
大盤解説は下坂美織プロにしてもらいました~。
そして、聞き手は武田です。
対局している場所と大盤解説の場所は目と鼻の先。
解説している言葉も全部聞こえてしまいます(笑)
解説者も〇〇が良いですね~などなど、助言にならないように気を使いながら解説しなければなりません。
こっちのほうが打ちやすいですねと、白石か黒石のどちらかの石を指したりします。
別室でモニターを見ながらの解説なら好き放題に解説できるんですけどね。
永代塾囲碁サロンにそんなものはあるわけがありません(笑)
すぐ横で解説しているという環境の中、まず初めに対局しながらズッコケてしまいそうになったこと。
武田が、まだ40手目くらいのときに・・・。
「下坂さん、現在の形勢はどうですか?」
と聞いていたのです。
(まだ定石を二つ打っただけやないかーーー!)
と心の中でツッコミを入れました(笑)
流れはどうですか?とかなら分かるんですけどね(笑)
しかし、下坂プロもさすがで
「この場面で形勢ですか!?」
と笑顔で対応していて、難なく難しい局面をクリアしていました。
下坂プロの切り返しは安定感が抜群です!
武田は分かってやっているのか・・・・。
うーん、やりおる。
つづく
今回は下坂プロに初めて打っていただく方もいましたが、そこは下坂プロの安定感が光ります。
安定感抜群の打ち回しです(盤上も盤外も)
と、思っていたら初めてかと思いきや、「前にグランドパレス囲碁セミナーで指導をいただいたことがあります。」
という方が。
そういえば、自分もグランドパレス囲碁セミナーで一緒だったなぁと思い出したり。
そして、いつも来てくださっている会員の方の碁(小ヨセの段階)を覗いてみると、ぱっと見は黒が悪そう。
永代「大変そうですねぇ。」
これは形勢が悪い=プロ相手に一度悪くなるとほぼ逆転できない=負け
という図式が生まれます。
しかし、結果は「黒が少し残りました」
永代「ええーーーー!!」
永代「では、計算間違いしていたということですね」
永代の十八番です(笑)
本来は指導碁だけをお願いしていたのですが、勝手な思い付きでトークショーをやってみました!
トークショーをやると公表したら、それを楽しみに来てくれた方もいて、嬉しい限りです!
トークショー時の写真は撮り忘れたので、トークショーの痕跡を紹介します(笑)
下坂プロはトークが上手いですね~。
こちらの質問にはちゃっちゃかちゃーと答えてくれます。
今回の話題はNHK杯の司会のころのお話。
あとは新婚生活について(笑)
無難なところから始まり・・・・。
放送できないような内容まで・・・・。(9割増しで表現しています)
あ、最近はイベントのときにカメラを回しています。
編集して動画にしようと思っているんですけどね。
なかなか・・・(笑)
頑張ります!
下坂プロに本日のトークショーをやりたいと提案(昨日)したら快く引き受けてくれました!
トークショーを企画したときに、下坂プロに確認する前にツイッターでやりたいぁなと呟いていました。
それを見てくれていたようで、「心構えはしていました」との事(笑)
なんて良い人なんだ~。
小田からは、トークショーではしゃべり過ぎないようにねと釘を刺されています(笑)
トークショーでは聞き手に徹します!(多分・・・・)
2月27日(土)、永代塾囲碁サロンにて、下坂美織二段の指導碁会がありました。
下坂プロといえば、NHK杯テレビ囲碁トーナメントの司会も務めたお茶の間の有名人でもあり、今や各種棋戦やイベントなど、多方面で活躍する人気棋士の一人ですが、意外や意外、武田との接点も過去にあります。
大学時代の団体戦にて早稲田(下坂プロ)VS立命館(武田)で合いまみえた懐かしの思い出があるのです(この詳細は、また別の機会にご紹介することにします)。
当サロンでの下坂プロの指導碁会は、今回が初めてでしたが、テレビ司会のイメージもあって、無責任な言い方をすれば、「全てお任せ」できる安心感がありました。
進行を見守る立場の武田としては、ここは非常に重要なポイントなのです(笑)。
そんなことはさておき、実際に、指導碁が始まってからの下坂プロは大忙しで、終了時間までノンストップの指導が続きました。
お客様の中には、予約時間よりも20~30分前に来られ、他の方の指導碁を観戦してから対局に臨む方も多く、大変ハードなスケジュールだったと思われますが、驚くべきことに、そんな状況下でも下坂プロの指導碁は、お客様の満足度が猛烈に高いのです。
なぜ、私がそのように感じたかといえば、お客様と接する時間を目一杯作っている点が理由の一つに挙げられます。
囲碁には、勝敗が付きものですし、短手数で終了してしまうケースも少なくありません。
ましてや、時間帯で区切ってたくさんの方と指導碁を打つわけですから、状況によってはパンクしてしまうかもしれません。
その点、下坂プロは時間配分もお手のもの。短手数で終わった方には、初手から検討し、良かった点も必ずしっかりと伝えていましたし、時間ぎりぎりまで対局した方へは、ワンポイントで振り返るなど、時間配分が実に精密なのです。
結果、お客様からは、勝敗に関わらず、「今日、来て本当に良かった」「打てて嬉しかった」などの声が続出し、おかげ様で大盛況で終了を迎えました。
多面打ち指導碁をインストラクターが行う場合も、お客様へのこうした対応が例外なく求められているはずです。これには武田も背筋が伸びる思いでした。
下坂プロの指導碁をまだ受けられていない方は、是非受けていただきたいですね。