先日のジャンボ囲碁大会で色んな人の近況を聞くと、囲碁に関わらず順調に仕事している人や、これから囲碁の世界でやっていきたいという人。何となく明るい気持ちが伝わってきました。
それとは反対に囲碁界から離れるという人もいて、とてもやるせない思いもありました。
それはその人の気持ちではありません。
これはあくまで「私の気持ち」です。
本人は前向きな決断でしょう。
若くてやる気のある若者に囲碁の世界から離れるという決断をさせてしまったこと。それは「やりがいよりも負担」のほうが重くなってしまったということです。
やりがいは囲碁好きならどれだけでもあると思います。しかし、向き不向きの問題はあれど、囲碁一本で仕事をするには年々、厳しい状況になってきています。満足な収入を得られる保証すらないのに、成功したとしても爆発的な収入が見込めるような業界ではありませんから。
世の中は0か100かで語ることはできないので、期待感というやりがいと、現実の負担のを常に大きさ比べをしていくことになります。常にギリギリの状態の人も多いわけです。
好きな仕事だから絶対に上手くいくということはありません。好きな仕事をしていれば、やりがいのほうが大きくなり、負担に負けない気持ちを長く持ち続けられるというだけです。(長く続けていればチャンスの数が増える)
それでも、囲碁好きには囲碁の世界を自信を持って勧めます。それと同時に囲碁好きな人がずっと働いていきたいと思えるような業界作りをしたい。それには自分だけでは力不足ですし、皆さまのご協力も必要です。
そんなこと言っても、自分だっていつまで囲碁の仕事を続けられるかも分かりません。その危機感は人一倍強いと思います。人の心配をしてる余裕などないのですが…。もちろん、年々厳しく…。
自分にできることからコツコツとやるしかないですね。そのコツコツはみんなで共有していきたいです。私はこれまでに培った経験やノウハウはいつでもオープンにしています。聞かれたら全て話します。(考え方が昭和感覚でストイックなので、あまり取り入れてもらえないですが。)
それでも囲碁指導の技術などは簡単に伝えられるものもあります。興味がある方はいつでもウェルカムです。(ネット上ではうまく伝える自信がないのでお断りしていることが多いですが)
自分の為にも、囲碁界の為にも、業界価値を高める努力をしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
本日は15人1組の団体戦であるジャンボ囲碁大会。
毎年第四日曜日に開催されていますが、今年は都合が悪いのか開催日がずれました。
その関係で、我がチームも参加者を確認してからと思い目処が立った12月の中旬に申し込みをしたところ‥。
定員32チームの33番目の申し込みですと‥!?
キャンセル待ち1番だそうで、まぁキャンセルくらい出るだろうと呑気に構えていたら‥。
見事にキャンセルはありませんでした‥。
ということで今日は見学にでも行ってきます‥。
四回戦 団子汁(特盛) 8-7
団子汁はいつも2チーム出場(特盛とおかわり)していて、特盛のほうがいつもエース級を揃えています。今回は3将に多賀文吾さん、4将に平岡聡さんがいました。
そして、自分の相手である6将は北川さんでした。
先日の日韓トップアマ対抗戦でも一緒になり、最近はよく会いますねという流れです(笑)
北川さんとは院生時代によくプロ試験で当たっていたのですが、実は一回も勝ったことがありません・・・。北川さんの棋風は一言で表現すると「やらしい」。
これは悪口のように聞こえますが、碁打ちにとっては最上級の褒め言葉です。
だって、相手が喜ぶような事ばかりをしていたら勝てないですからね。
そして、またもや白番。
3局連続だよー。
内容は序盤から白が主導権を握りながら進みました。
黒の弱い石をもっともっと攻めて得を図れそうな局面もありましたが、深く考えるのをやめて時間優先。
良い勝負でヨセ勝負に入りました。(実際には白が良いと楽観してましたけど)
今回の北川さんは、昔のような感じがなく、とても「爽やかな碁」を打っていました(笑)
あ、「爽やか」は褒め言葉ではないですよ。
何だか非常に打ちやすかったです。
それでも、互角の形勢でしたが、何とかヨセ勝って2目半勝ち。
ヨセには自信がありますし、時間優先で打ったことも作戦の範囲内。
がっちりと勝ち切って、人生初の北川さんに勝利の瞬間でした。
何だかとても嬉しかったです。
しかし、ここでのヨセ勝負でも力を使って、もうこれっぽっちも体力は残されていません。(真っ白に燃え尽きたぜ・・・状態)
チームも総力戦で何とか制して8-7とギリギリの勝ち。
2-5将が全滅したのはかなり響きました。
でも、2-5将をかばうわけではないのですが、ここまでの強豪達との連戦で上位陣は体力を消耗しています。全国大会常連とばかり打っていますからね。
一方、11将から14将の安定感は抜群で、全勝しています。
上位陣がここと入れ替わって、全員が全勝できるか・・・。うん、危ないね。
これは永代監督の采配がピシャリと当たった瞬間だと思います。
ここまでは大将と6将、11-14将が全勝です。
決勝戦につづく
二回戦 バトリアヌス帝国 10-5
二回戦の相手は去年に二連勝後の三回戦で当たり、負けたチームです。
その時に大体のチーム事情は把握していました。
去年よりも戦力を増強したという情報をキャッチしていたので、当然マークしていたチームです。
オーダー対策は万全です。
かなりの実力があるチームで二回戦で当たるか~というのが本音でした。
でも、相手の主力である星合くん(去年はバトリアヌスで出場)はいただいたので、負けることはないかなと思ってました。
六将の相手は元院生で現在早稲田の囲碁部で活躍中の若手です。
この相手ですが、院生当時はAクラスに在籍していたので、正直かなり強いです。
自分の白番で部分的にたまたま観戦した農心杯(井山さんVSパクジョンファン)と同じ定石ができました。
その後のパクジョンファンの打ち方に感動したので、その手だけは思い切って真似してみました。
しかもノータイムで(笑)
この作戦は結果的に成功しました。
中央を大きく張って、相手を誘い込みじわじわと攻めていって完勝ムードです。
しかし、当然のごとく終盤でミスをします。
それでも、少し残りそうだという直感が見事に当たり、ギリギリの半目勝ち。
まだまだ若手には負けられんという意気込みを発揮しました(笑)
チームは三将の井場くんと四将の星合くんも半目勝ち。
3人で半目勝負を制しチームも勝てました。
この半目勝負が全てひっくり返るとチームは負けです。
スコア以上に接戦でした。
しかし、ここで重大な事実が・・・。
永代さんはこの半目勝負で体力の大半を使い果たしました・・・。
三回戦 新宿囲碁センター 11-4
正直なところ、数字順に対局していったら少し無名なチームと当たる予定でした。
なので、補欠とかに回って休もうかなと思っていたらいきなり組み合わせが変わりました。
理由は推測ですが、32チーム締め切りのところを40チームも申し込みを受けてしまったことかと思います。
5回戦では下手すると、全勝者が2チーム出る危険性があるのですが・・・。
そこの内部事情はこちらには分からないので置いておきます。
その入れ替わった先の相手は新宿囲碁センターです。
またもや毎回のように入賞をしている強豪チームです。
前回の四回戦でも当たっているのでチーム事情は分かっています。
ここもオーダー対策は万全。
六将は昔にケンカップでも何度か対戦しているT田さん。
一度も負けたことがないので、負けたくないところであります。
しかし、ずらっと並んで対戦しているところを見ると、何となくうちのチームのほうが手厚そう。
安心感を持って対局しました。
またもや白番で序盤は快調な打ち回し。
しかし、勝負所ではっきりと優勢になる場面を逃してからはミスを連発。
流れが悪くなってきました。
でも、ポジティブな永代さんはそんなのは気にしない。
いや、気付いていないというのが正しいか。
そして、最後のほうは何となくいけそうだー、えい!とやったのが無理手でした。
でも、結果的には難解な攻め合いになり、相手の失敗にも助けられてツブすことができました。
すっごく危なかったです。というか負けでしたね・・・。
二回戦の体力消耗が響いて、もうまともに考えられる力はありません・・・。
でも、早い終局で少しは体力回復できたかな・・・?
星も11勝と少し偏りましたが、油断をしていたら簡単にひっくり返されるでしょう。
現に六将は内容的に勝ったことが不思議なくらいです(笑)
十一将も途中で危なそうという声が出てきていましたしね。
さぁ、ラスト2局!
次はどこのチームだ!!!
つづく
メンバー集め
去年は子供囲碁塾の生徒やOBを中心に出場しました。一種の同窓会のようなものですね。あとはサロンの会員さんと一緒に出ようと思ったのですが、思うように人数が集まらず、そこにかくかくしかじかで洪道場の助っ人が入り、何とか15人集まりました。(これは去年のブログに書いたかな?)
今年は優勝する!という目標のもとにメンバー集めをしました。
現在の永代塾講師や、院生時代の仲間を中心に声掛けをしました。
駄目元で声を掛けた星合くんが出てくれたのは大きかったですね。
ここは出てくれるだろうと思って断られた、た〇ようくんとフリカワリという感じです(笑)
あとは井場くんが空きになっていたのが意外でした。
自分もそうですが、意外に声を掛けられない人っているんです。この人ほど強ければもうどこかに声を掛けられているだろうから無駄だろうな的な思い込みです。自分も出ていない時期は一回も声を掛けられたことはありません(笑)
最後に二人ほど全国クラスにオファーを断られましたが、メンバー集め的には成功したと言っていいでしょう。院生時代の仲間(花巻、周、寺山)繋がりがこぞって出場してくれたのも大きかったです。
15将の梶原さんはサロンの会員さん代表です。一人だけプロ修行をしていない方です。一種の強化指定選手ですね。まだまだ強くなってもらおうと思っています。今年は負け越してしまいましたが、当たり次第では勝ち越しもできたでしょうね。今年はクジ運が良すぎて強豪とばかり当たってしまいましたから。
そして、大会前日に補欠でたっちゃんが来てくれることになりました。幹事としては15人ぴったりで当日を迎えるのは不安でしかたないです。体調不良や交通トラブルで選手が来られないと困りますからね・・・。この不安は的中するのですが・・・。
開始前
自分は二回戦くらいまではたっちゃんに出場してもらって、対局しない予定でした。三回戦くらいから六将で満を持しての出場の予定でしたが・・・。(体力がない為)
一回戦が始まる前に、直前になっても大将の山根と四将の星合くんが来ません。山根は副将の宮川くんがニギった後に到着。ギリギリセーフでした。
本当は六将にたっちゃんが入ってもらう予定でしたが、四将にスライド。自分は初戦から六将で出場することにしました。でも、開始後1分くらいで星合くんが到着。後で聞くと電車が遅れてしまったとか。メッセージが来てたのに確認できなかったのが敗着でした。そのまま試合開始。
一回戦 日本青少年囲碁協会 15-0
六将で一回戦の相手はなんと小学二年生の男の子。実は三将の井場くんが普段教えているとか。聞いてみると新宿の藤沢プロのところに通っているようです。井場君はそこで師範をしていますからね。
この男の子がめちゃくちゃ強いんです。碁会所でいうと六段のおじ様方は勝てないでしょう。しかも一直線の読みだけで言えば、自分と読みを張る場面も。でも、こういうタイプは一直線の読みを外してあげると瞬殺できます。さすがに横の広がりは経験がモノをいいますからね。
しかし・・・・。今回はあえて、全ての戦いに乗ってあげようと思いました。それでもさすがに勝てると思っていたからです。
なので、ずーと戦っていてすごく楽しかったです。最後はツブしましたが、途中はなんとなくまずい雰囲気になった瞬間もあります。そこを切り抜けて、少し良さそうだなと思った瞬間にかなり先を読まなくてはいけない攻め合いが発生したのですが、全然読めなかったので少し外してしまいました。検討をしてもよく分からないくらい難解だったのですが、それもやってみたかったなーという気持ちはあります。早打ちの両者は早い時間に決着しました。
彼は4月から院生になるようです。間違いなくプロになれるでしょう。それくらいの才能は感じます。しかし、プロになった後にどうなるかは彼の努力次第。このあたりの感想は井場くんとほぼ同様の見解でした。将来が楽しみですね。
つづく
さすがにこれでラストです(笑)
そろそろ武田の冷たい視線に慣れ始めてきた今日このごろです。
三回戦はバトリアヌス帝国という珍しい名前のチームです。
現役大学生のチームなのかな?
元院生でAクラスまでいったメンバーも含まれていて強豪チームです。
もう二連勝もしてしまったし、強豪チームも出てきますよね。
3勝12敗でした。
副将の子が負けたのが意外(でも、相手もかなり強い)だったのと、3将の永代子供囲碁塾の元院生くんが負けたのはショック・・・。
3将までは3タテするものかと思ってました!!!
会場に着くまでは3戦したら終わりで、決勝リーグに進むチームだけが戦うものだと思っていました。
でも、事実は違い・・・。
4戦は最低でも行い、場合によっては3勝1敗でも順位決定戦に進むシステムのようです。
小田に多分15時半ごろには終わるんじゃないかな~などと言いながら家を出てきました(笑)
そこで4回戦の相手は新宿囲碁センター。
最近は若手が強いので、若手中心のチームに押され気味ではありますが、少し前までは優勝候補として上がっていたチームです。
こちらも3勝12敗。
今度は副将の子が安定した勝ちっぷり。
3将はまたまた負け・・・。
でも、8将で参加していたもう一人の永代子供囲碁塾の元院生くんが頑張りました!
ここは良かった。
これで2勝2敗でフィニッシュ。
大会が始まってしまえば、一瞬のような出来事でした。
もう少しチームのメンバーと話しをしたかったなぁ。
大会が始まるまでが幹事の一仕事!
無事に大役を果たせてホッとしております。
来年はどうしようかな。
2チーム出すかな?(笑)
最後に・・・・・。
実際のところは武田には
「どこかでレポートを使ってください」
と言われただけで何も言われていません(笑)
遊んですみません~。
明日からはレポート登場かなぁ~。
武田の冷たい視線も何のその!
まだまだジャンボ囲碁大会の報告を続けます!(笑)
集合時間になって気付いたことですが、場所を伝えてもお互いに顔が分からないメンバーが・・・(笑)
うち、洪道場からの一名は韓国の子供で日本語が話せませんでした。
もう一人の洪道場の生徒が通訳できて一安心。
始まるまでが大変です。
それでも何とか開始時間までに15名の全員が顔合わせができて、とりあえずは対局開始することができました!
他チームは季節柄もあり、インフルエンザとかでちらほらと休みが出ていたみたいですね。
ここで幹事としては大役を務めあげることができた気分です。
あとは打つだけだ~!
一回戦は学生連合B。
局後に聞いた話だと、大将も副将も人数が足りないので応援要請をもらったとのこと。
大将は名古屋で副将は栃木か茨城あたりで・・・(笑)
名古屋の囲碁サロン「囲碁ぽよ」の話になりました。
囲碁ぽよを始めた方は少し前まで関東にいたのです。
通称「ビール王」と言えば、知ってる人は知っている(笑)
まだビール飲みまくっているのかなぁ。
あ、ジャンボ囲碁大会から脱線してきた・・・。
二回戦は彩の国連合。埼玉県の強豪を集めてのチーム編成のようです。
音頭をとっているのは大沢奈留美プロと摩耶さんのお父さん。
大沢摩耶さんが大将、娘の聖良ちゃんが副将、以下埼玉県の上位陣を集めたそうです。
ここには8勝7敗で、からくも勝利!(1不戦勝含)
しかも、お休みした一人は院生でAクラスまでいった子だったらしいのです。
来ていたら、7勝8敗で負けとなっていたかもしれませんね・・・。
それどころか、順番が一つずつ繰り下がるのでもっと悪影響が生まれる可能性も。
でも勝ったからよしとしましょう。
ここでお昼休憩。
大沢親子とそのまま一緒の席でした。
そして!!!この席で一つイベントが決まりました!これはまた後日にでもご紹介します。
つづく
なかなかジャンボ囲碁大会の報告が終わらない(笑)
ジャンボ囲碁大会は2つあります。
一つは支部や法人限定のジャンボ囲碁大会(雪組)。1チーム11名)
もう一つは誰でも自由参加のジャンボ囲碁大会(月組)です。
本日、この月組のほうに永代塾囲碁サロンとして出場します。
月組は1チームが・・・・。
15名!!!!
人数集めで苦労しました。
永代塾囲碁サロンの会員さん、子供囲碁塾(過去の生徒を含)を中心に声掛けをするも10名ほどでした。
ということでヘルプミーをして洪道場から3名、子供囲碁塾のS君の院生仲間、永代の同門などとかき集めて補欠登録なしのギリギリの参加です。
次回はどこかと合同で出場させてもらおうかな?(笑)
頑張ってきまーす。