アジア大会の囲碁種目は全日程を終了しました。
今回は女子団体を振り返ってみたいと思います。
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日本の女子団体は日中韓の三つ巴で金メダル争いを期待されています。
注目の予選は韓国と中国に敗れたものの、3勝2敗で3位通過。
決勝トーナメントの準決勝進出を決めました。
韓国と中国には負けたものの、それぞれが1ー2ということできちんと戦えている状況でした。
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準決勝では中国に1ー2で敗れました。
主将戦の藤沢里菜さんのところは勝つチャンスもあったようで、惜しい敗戦となってしまいました。
とはいえ、上野愛咲美さんが勝利を挙げるなど日本もかなり戦えていることが分かります。
ここではyoutubeで「上野愛咲美五段 VS 呉依銘五段 」の解説をしたのでアップしておきます。
準決勝に敗れた日本は3位決定戦で中国香港と銅メダルを争いました。
ここは中国香港に貫禄を見せて3-0で勝利。
見事に銅メダル獲得となりました!
おめでとうございます!
1998年生まれ、埼玉県出身
2010年入段(女流棋士最年少)、東京本院所属
藤沢秀行名誉棋聖門下、父は藤澤一就八段
棋風はしっかりと落ち着いているが、やるときはやるというイメージがあります。
三大リーグまであと一歩のところまでいき、三大リーグ入りに最も近づいた女流棋士となります。(ここでも立ちはだかったのは一力さん。上野さんの竜星戦の快挙も連続して防ぐ)
第一印象は棋風と同じようにしっかり者でした。
しかし、どうも話を聞いていくと天然というか、抜けているところがあるというイメージです(笑)
日本棋院の「スリッパを履いたまま家へ帰ろうとして外に出た」というのは有名なエピソードです。
藤沢さんご本人いわく、これには背びれ、尾ひれがくっついた噂だという主張をしておりますが…。
実際のところはどうなのでしょうか。
小さいときからゲームが好きだったが、修業時代に母親から捨てられてしまったとのこと。
なので、入段した日にそのままゲームを買いにいったというエピソードも(笑)
好きなアニメは名探偵コナンというのは公言してますね。
好きな芸能人は有村架純さんとも。
NHK杯に出場されたときに、対局日とは別で対局の感想を取材したことがあります。
本当に丁寧に対応していただいて、とても真面目な人なんだなぁという印象です。
(さすがに囲碁棋士は真面目な人が多い)
女流最年少で入段してからは、当時の時の人であった謝依旻さんから数々のタイトルを奪取。
追いつき追い越せの様相で、一気に駆け抜けました。
今では女流囲碁界の第一人者として、後ろから上野愛咲美女流名人や仲邑菫女流棋聖に追いかけられています。
勝負の世界では誰でもこんな感じではありますが、今後の戦いが楽しみですね。
現在は韓国リーグなどにも積極的に参加して、世界で活躍しています。
アジア大会でも頑張ってほしいですね!