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タグ: 碁聖戦

2025年7月10日

碁聖戦第二局

By igosalon

2025年7月9日、日本棋院東京本院にて「第50期碁聖戦挑戦手合五番勝負 第2局」が行われました。

黒番の井山裕太碁聖が、白番の芝野虎丸十段に185手・中押し勝ちを収め、シリーズは1勝1敗のタイとなりました。

 

  雄大な白模様に黒が突入、その結果は??

 

白の虎丸十段が、中盤で白模様をひたすらに大きくしました。

対する井山碁聖は白のスソ空きや少しだけある利きを使って、突入。

最後には白地を荒らすどころか、逆に攻め合いで白石を取ってしまうというおまけつき・・・。

読みに自信がないと、突っ込んでいけない局面の連続でしたね。

堂々と勝ち切った井山碁聖、強い。

 

  タイトルの行方は

 

井山碁聖は王座と合わせて二冠。

虎丸十段は十段のみで一冠。

一力棋聖の国内五冠を奪いにいく前哨戦になっていると思います。

どちらに勢いがつくか。

天王山となる三局目が楽しみですね。

 

  次局以降の日程

 

第三局 7月18日(金)

第四局 8月1日(金)

第五局 8月20日(水)

いずれも会場は日本棋院となります。

 

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2025年6月27日

芝野十段が先勝!(碁聖戦)

By igosalon
 

  第50期碁聖戦 第1局 総括

 

2025年6月25日、記念すべき第50期碁聖戦の第1局が、日本棋院東京本院にて行われました。

挑戦者は芝野虎丸十段。
昨年に続き2年連続の挑戦で、前回はストレート負けを喫していますが、今回は一味違います。
春の十段戦では井山十段(当時)をストレートで破って十段を奪取。
直近の本因坊戦挑戦手合でも一力遼本因坊を相手に、劣勢な状況から食らいつき、星を五分に戻して最終局まで持ち込んでいます。

一方、迎え撃つ井山裕太碁聖は現在5連覇中。過去にも6連覇を果たしており、このタイトル戦では圧倒的な実績を誇ります。

そんな二人の初戦、今回は芝野十段が黒番。
持ち時間各4時間、秒読みは残り5分からというスピーディな早碁形式の一日制です。
結果は午後5時38分、159手までで芝野十段の中押し勝ちとなりました。

昨年は三連敗でタイトルを逃した芝野十段にとって、今回の先勝は非常に大きな意味を持ちます。
対局内容もほぼ完勝と言ってよいのではないでしょうか。
幸先の良いスタートを切りました。

  会場と立会陣

 

舞台は日本棋院東京本院。歴史と伝統を誇るこの場所で、第50期という節目の碁聖戦初戦が行われるのは、まさにふさわしい舞台設定でした。

立会人は片岡聡九段。
穏やかで柔らかい語り口が印象的な棋士で、タイトル戦の進行役としても安心感があります。
優しくダンディーなおじさまです(笑)

記録係は大西研也六段と張心澄二段。
若手の二人がしっかりと記録を務め、現場に爽やかな空気を添えていました。

解説には鶴山淳志八段(新聞)、沼舘沙輝哉七段(幽玄の間)と、若手〜中堅の実力者が勢ぞろい。
今後を担う布陣としてもバランスの良い顔ぶれでした。

 

  勝負の裏側にある「人間味」

 

タイトル戦では毎回話題になるのが“昼食”と“おやつ”。

今回の昼食は、芝野十段が「あづまやの親子重」、井山碁聖が「明治座の桔梗」。
いずれも東京本院近辺の定番メニューですが、今回はどんな心境で決めたのでしょうか。

おやつは井山碁聖が「ガトーショコラとリンゴジュース」。
芝野十段が「ブルーベリーフロマージュとももジュース」。
芝野十段は甘党なイメージですが、井山碁聖もしっかりと甘いものを補充してますね。

対局の緊張感とは裏腹に、こうした柔らかい場面があることが、タイトル戦のもうひとつの魅力ですね。
ときには盤上よりも食レポで盛り上がることもよくあるくらいです(笑)

 

  次局へ向けて

 

第2局は7月9日(水)、日本棋院東京本院にて行われます。
2回目の6連覇に向けて、二連敗は避けたい井山碁聖。
対して、絶好調の勢いそのままに突っ走るか、芝野十段。
次局も楽しみです。

碁聖戦イメージ

永代囲碁塾

2025年6月25日

第50期碁聖戦挑戦手合が開幕!

By igosalon
 

  節目の第50期

 

2025年6月25日、いよいよ第50期碁聖戦五番勝負が日本棋院東京本院にて開幕しました。

第50回という記念すべき節目の期に登場したのは、井山裕太碁聖と、挑戦者の芝野虎丸十段。
井山碁聖は直近の3期でストレート勝ち。

さらには第46期からの「5連覇」という大記録がかかった重要なシリーズです。
第37期-42期の6連覇とは別で)

一方の芝野十段は、2年連続での挑戦。

昨年の3連敗ストレート負けの雪辱を果たすべく、再びこの舞台に帰ってきました。

(先日の十段戦では芝野十段が3−0ストレート勝ちをしておりましたが)

 

  立会人と記録係

 

ちなみに今回の立会人は片岡聡九段。
温厚な人柄と的確な分析で知られるレジェンド。

そして、記録係は大西研也六段と張心澄二段です。

対局の模様は、いつもの通り「幽玄の間」での中継に加え、日本棋院のYouTubeでも同時配信されていて、ファンの間でも大きな注目を集めています。

 

  勝負の行方は

 

井山碁聖が節目の五連覇を飾るのか。
それとも、最近絶好調の芝野十段が世代交代の狼煙を上げるのか。

このシリーズも楽しみですね。

永代囲碁塾