国際棋戦で、日本勢が大健闘
中国主催の世界戦「第6回夢百合杯世界囲碁オープン戦」で、日本勢が頑張りました。
1回戦は5戦全勝。
2回戦は2勝3敗。
3回戦は0勝2敗でした。
最終的に日本勢の成績は7勝5敗。
世界戦としては、かなり健闘したと思います。
特に一回戦の5戦全勝は大きなインパクトがありました。
世界の強豪が集まる国際棋戦で、ここまできれいに日本勢が勝ち上がるのを見るのは久しぶりでした。
日本勢の成績表
| ラウンド |
成績 |
勝者 |
| 1回戦 |
5勝0敗 |
芝野虎丸九段、一力遼九段、井山裕太九段、三浦太郎五段、藤沢里菜七段 |
| 2回戦 |
2勝3敗 |
芝野虎丸九段、一力遼九段 |
| 3回戦 |
0勝2敗 |
なし |
| 合計 |
7勝5敗 |
ー |
三浦太郎五段の大金星
今回の日本勢で、最もインパクトが大きかったのは三浦太郎五段の1回戦勝利でしょう。
相手は中国の王星昊九段。世界戦で何度も名前を聞く、中国のトップ棋士です。
王星昊九段は2025年に北海新繹杯で世界戦初優勝。
さらに2026年にはLG杯でも優勝しており、すでに世界戦2冠の実績を持っています。
そんな世界トップクラスの相手に三浦五段が勝ったというのは、今回の1回戦5連勝の中でも特に大きな白星でした。
三浦五段は2回戦で屠暁宇九段に敗れましたが、王星昊九段に勝った1局だけでも十分に存在感を示したと思います。
(ちなみに屠暁宇九段も世界トップクラスと言っていい相手でしたが、中盤途中まで互角の戦いを見せておりました。)
三浦五段の今後の活躍に期待ですね!
藤沢里菜七段の価値ある1勝
もう一つ大きかったのは、藤沢里菜七段の1回戦勝利です。
藤沢七段は予選で敗退したものの、ワイルドカードで出場し、1回戦で尹成志五段に勝利しました。
男女混合の世界戦本戦で、女流棋士が勝利するというのはとても価値があります。
日本勢の1回戦5連勝の中でも、藤沢七段の1勝も大きな意味を持つ勝利だったと思います。
2回戦では范胤九段に敗れましたが、世界戦の本戦でしっかりと1勝。
日本の女流棋士として、存在感を示した大会になりました。
安定感のあるエース、芝野虎丸九段と一力遼九段
芝野虎丸九段と一力遼九段は、ともに3回戦まで進出しました。
中国のトップ棋士を相手にしながら、2人とも2勝1敗という成績です。
普通に考えれば、世界戦で2勝1敗は立派です。
(団体戦の農心杯でこの成績なら団体優勝できます!)
ただ、夢百合杯で優勝するなら、本戦で6連勝をする必要があります。
しかも、1回戦から強豪続き。後半に進むほど、相手はさらに厳しくなっていきます。
2勝1敗でもすごいのに、優勝するにはさらに…。
うーん、世界戦はしんどいですね(笑)
日本勢の健闘が見られたものの、世界戦優勝の難しさも感じる結果となりました。
まとめ
今回の夢百合杯での日本勢はベスト8進出はなりませんでしたが、三浦五段の大金星、藤沢七段の価値ある1勝、芝野九段と一力九段の安定感。
世界戦での日本勢の存在感を十分に感じられる内容だったと思います。
また、フィトラ・ラフィフ・シドキ二段も東南アジア枠で本戦に出場しました。
(1回戦で芈昱廷九段に敗退)
世界戦の優勝は本当に厳しい道のりですが、今後の日本勢の活躍に期待が持てる、明るい材料がたくさんあった大会になったと思います。
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