第8回多摩地区市町対抗囲碁団体戦
第8回多摩地区市町対抗囲碁団体戦に、三鷹市から出場しました。
今回は、多摩地区から21の市町が参加。
さらに、チーム数を調整するために編成された連合(運営)チームを加え、合計22チームで争われました。
この大会は、1チーム9人による団体戦です。
主将と副将はハンデなしの無差別戦で、三将以下は棋力差に応じたハンデ戦となります。
主将と副将は純粋な棋力が重要ですが、三将以下は、棋力が高ければ必ず有利というわけではありません。
ハンデを背負っても勝ち切れるか、反対にハンデをうまく生かせるか。
単純に「強い人が勝つ」とは限らないところが、この大会の面白さです。
また、運営側としては、シニア・子ども・級位者・女性の4種類の選手に参加してもらうことを大切にしています。
チームの点数が同じになった場合は、この4種類をきちんとそろえているチームが、順位決定で優遇されます。
強い人だけを集めるのではなく、年代や棋力を問わず、さまざまな人に囲碁を楽しんでもらいたい。
そんな大会の趣旨が、チーム編成や対局方式にも表れています。
大会には、ゲスト棋士として「鶴山淳志プロ」、「兆乾プロ」、「金子真季プロ」の3人も参加しました。
いずれも多摩地区に在住、または出身など、多摩地区にゆかりのある棋士です。
過去最強!?三鷹市の布陣
今回の三鷹市チームは、過去最強の布陣ではないかと思っていました。
主将はお父さん。
副将には、三鷹子ども囲碁教室の先生が入りました。
さらに、三将はおじいちゃん、六将は次男、九将は長女。
家族から4人が三鷹市代表として出場です。
家族4人の成績は、以下のとおりです。
| 順位 |
出場者 |
成績 |
| 主将 |
お父さん |
3勝1敗 |
| 三将 |
おじいちゃん |
4勝0敗 |
| 六将 |
次男 |
4勝0敗 |
| 九将 |
長女 |
2勝2敗 |
家族4人で合計13勝3敗という好成績でした。
特に、おじいちゃんと次男は4戦全勝。
お見事!
終局一手前の大事件
1回戦の組み合わせだけは事前に決まっており、三鷹市は調布市と対戦しました。
注目の主将戦は「 お父さん VS ◯田◯生くん 」。
◯田くんは、今大会の出場者では最強なのではないかと思われるほどの強敵です。
とはいえ、最近のお父さんは、斗真の指導で院生の碁を見る機会も多く、調子も悪くなさそう。
対局前は、それなりに自信がありました。
お父さんは、序盤ではあまり形勢を気にせず、時間を残すことを重視します。
序盤は多少ひどく打っても、そこまで大差にはなりにくい。
それなら、中盤の難しい場面に時間を残したほうがよいという考えです。
特に今回のような、秒読みがなく、持ち時間を使い切ったら負けとなる対局では、この打ち方が最善ではないかと思っています。
院生のころは秒読みのある対局しかありませんでしたが、その後、アマ大会へ出始めたときは、持ち時間だけの対局に合わせて、すぐに打ち方を切り替えました。
この作戦は、おおむね成功していると思います。
今回の対局は、私が白番でした。
少し形勢が悪い状態で中盤へ。
そこからコウ絡みで、相手に簡単な決め手を与えないように粘りました。
すると、すぐに形勢が追いつきます。
さらに、その後は望外にも相手の石まで取ることができ、勝勢になりました。
10目ほどリードしたまま、対局はいよいよ終局直前へ。
そして、事件が起きたのは最後から一手前でした。
相手には半コウを取る手がありましたが、持ち時間が切れそうだったから半コウを譲ってきたように見えました。
そこで、お父さんは半コウをツギながら、
「終わりですか?」
と聞いた、その瞬間。
ガラガラ〜。
いきなり相手に、白の9子を取られました。
一瞬、何が起きたのか理解できませんでした。
すると相手から、
「アタリでしたよ」と言われました。
ああ、そうか。
時間が切れそうだから、時間つなぎの手を打っていただけだったのか……。
状況を理解したお父さんは、すぐに「負けました」と投了しました。
アタリをツイでいれば、持ち時間の都合で相手は半コウを譲ることになり、白の10目半勝ち。
これまでこの大会で負けたことがないという◯田くんを相手に、終局直前で勝ちを逃してしまいました。
この対局は始まる前から注目されていたため、終局するころには15人ほどのギャラリーが集まっていました。
しかし、あまりにも衝撃的な大逆転劇。
みんな、呆然としているお父さんに気を使ってくれたのでしょう。
対局後に話しかけてきたのは、次男と長女だけでした(笑)
三連勝で立て直すも入賞ならず
終局直前で大逆転負けをしてしまいましたが、対局内容そのものは悪くありませんでした。
今大会最強と思われる相手に、十分に良い碁を打つことができました。
まだまだ現役でもいけそうです(笑)
しかも、三鷹市は1回戦を3勝6敗で落としており、お父さんが勝っていたとしても、チームの勝敗は変わりませんでした。
まぁ、負けはしたけど内容は良かった。
チームの勝敗にも影響していない。
そうやって自分を慰めつつ、対局後は目数を確認するために棋譜だけつけて、そのまますぐに2回戦へ向かいました。
あの負けを引きずって、そのままズルズルといかなかったのは良かったです。
その後は何とか3連勝し、最終成績は3勝1敗となりました。
三鷹市のチーム成績は2勝2敗。
残念ながら、今回は入賞とはなりませんでした。
最後はお楽しみ抽選会
大会終了後は、閉会式に続いてお楽しみ抽選会が行われました。
鶴山淳志プロ、兆乾プロ、金子真季プロの3人が、それぞれ抽選のくじを引いてくれました。
当選者には、サイン色紙やサイン入りの囲碁本、お菓子などが贈られました。
そして、おじいちゃんは鶴山プロの抽選で、サイン色紙をゲット!
たしか、前の抽選会でも当たっていたような……。
くじ運、強し(笑)
全勝してたし、抽選も当たったし、運も実力もありますね(笑)
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