囲碁マガジンで連載していた「永代和盛の囲碁人生」コラムを、そろそろ再開しようかなと思っています。
これまでに11回書いており、小1で囲碁を始めたところから、小学4〜5年生くらいまでの話まで進んでいます。
小学6年生からは「院生編」に入る予定でしたが、途中でストップしておりました。
第11回までの内容は、下記の囲碁マガジンのページにアーカイブを作りました。
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下記に第1回だけ載せておきます。
正直なところ、ルールを覚えた時期は覚えていない。
あとで色んな人の話を基に考えると、おそらく年長だったと思う。
ルールを教えたのは父で、当時の田舎碁会所三段くらい。
そんな父が、兄弟4人に同時にルールを教えたとのことだった。
長女は小学5年生、
長男は小学3年生、
次女は小学2年生、
和盛少年は年長。
インストラクターの経験が豊富になった今、当時のことを考えると・・・。
親が兄弟4人を同時に教えるなど無理ゲーというやつである。
ただでさえ甘えが出てしまう身内に教えるのは難しいのに、それを年頃の違う4人を同時にだ。
何度も言うが無理ゲーである。
ちなみに母は囲碁をやらなかったようだ。
歳の差があれど、最初は兄弟どうしで対局していたらしい。
一番歳の差がある長女 VS 和盛少年は5歳差である。
この時期の5歳差は物事の理解力に雲泥の差がある。
そんな長女は対局中に和盛少年にアドバイスをするらしい。
長女「ここがいいよ、こっちがいいよ」というふうに。
これだけ聞くと、なんと優しいお姉ちゃんなんだと誰もが思うだろう。
実際は和盛少年にわざとアタリを突っ込ませて、自分が勝てるようにする悪どいアドバイスばかりだったというのに・・・。
和盛少年は最初は素直に言うことを聞いていたらしい。
このころはなんと素直なのだろうか。
今となっては考えられない・・・・。
しかし、反対側の目線から見ると、長女は石取りを完璧に理解していたということだろう。
あくまでも二手先を読んで、自分が取れると判断していたのだから。
まだ石取りができていない和盛少年を相手に、そんな悪どいことをしなくても勝てていたはずだ。
子ども心というのは恐ろしい。
結果として、長女はルールを覚えたくらいで離脱。
次女は19路で打てるかどうか怪しいくらいで離脱。
女子二人はそうそうと脱落した。
しかし、長男と和盛少年の男子二人は囲碁を続けるという奇跡が起きた。
女子は離脱、男子は生き残り・・・。
一般的に囲碁人口は男性のほうが圧倒的に多いと思う。
囲碁というものは男性に合ったゲームなのだろうか。
色々と不思議に思うが、結果的にそうなのだからそうなのだろう。
ここから和盛少年の囲碁人生が始まるのであった。
まさか和盛少年が人生を懸けて囲碁をやるようなことになるとは・・・。
このころは誰もが予想できないことであった。
和盛少年本人でさえも・・・。
つづく