一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第6局が10月14日、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で始まりました。
シリーズは、一力名人の2連勝から芝野棋聖が3連勝!
芝野棋聖が3勝2敗とし、名人奪取に王手をかけています。
芝野棋聖がこの第6局を勝てば、名人位を奪取。
一力名人が勝てば、決着は第7局へ持ち越しです。
今回は黒番が芝野棋聖、白番が一力名人。
1日目のポイント紹介と、封じ手予想をします!

1図・ポイントの局面
1日目に気になったのが、白62に対して黒63と受けた局面です。
黒は少し気合いが悪かったかもしれません。
2図・黒の正しい対応
2図のように黒1から反撃していれば、互角の形勢でした。
黒が実戦でこの進行を避けたのは、あまり形を決めたくないという思惑があったのではないかと予想しています。
しかし、その遠慮によって、黒は形勢に遅れを取ることになったようです。
ここからの黒は、苦しい流れが続きます。
第3図・封じ手の局面
1日目は、芝野棋聖が黒101手目を封じて終了しました。
この時点では、白番の一力名人が優勢のようです。
今回も、永代の封じ手予想をしてみたいと思います!
第4図・永代の封じ手予想
長期戦を狙うなら、黒AやBのような感じですが…。
ここは黒の形勢も悪そうですので、黒1、3と激しくいきましょう!
これが永代の封じ手予想です!
どうでしょうか?
今回こそ当たるかな〜??
一力名人が、このまま優勢を維持して最終局へ持ち込むのか。
芝野棋聖が巻き返して、名人奪取を決めるのか。
1日目の形勢は一力名人が良いようですが、まだ勝負所は続きます。
封じ手の答えとともに、2日目の展開も楽しみにしています!
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第5局は9月30日、10月1日に、三重県鳥羽市の「戸田家」で行われました。
結果は230手で、芝野棋聖の白番中押し勝ち。
芝野棋聖は第3局から3連勝を飾り、シリーズ成績を3勝2敗としました。
名人奪取まで、あと1勝となり、王手です!

一力名人が封じた黒105は、黒1でした。
前日のブログで予想したのは、図の黒A。
普通の流れなら黒Bだし、AIの予想手も黒Bだったようですが、一力名人は普通に打たないかなと予想しての黒Aでした。
しかし、一力名人が選んだのは黒1で一線違となり、今回の封じ手予想は惜しくもハズレです。
封じ手予想の連続的中とはなりませんでした(笑)
形勢のほうですが、封じ手をする局面では、ほぼ互角。
しかし、AIの勝率を見るかぎりでは、封じ手のあたりから黒の勝率が少しずつ下がっていきました。
黒が一手で大きく崩れたというよりも、芝野棋聖が少しずつリードを広げていったと言いますか、一力名人が少しずつ転んでいったというような流れでした。
対局全体を振り返って、私が気になったのは1日目に打たれた白80です。
この白80は「両ゲイマの天王山」とも言える一手。
広い盤面の中で、芝野棋聖が絶好の場所へ先着しました。
何となく全体を見渡して見ると、最後の大場という雰囲気が漂っています。
俗に言う「手止まり」ですね。
勝率は別として、この白80の天王山に回れたことは気持ち的に大きかったのではないでしょうか。
芝野棋聖はこの白80こそが、本局の流れを掴んだ一手なのではないかなと予想します。
シリーズ成績は、芝野棋聖の3勝2敗となりました。
第6局で芝野棋聖が勝てば、名人位を奪取。
一力名人が勝てば、決着は第7局へ持ち越されます。
3連勝で勢いに乗る芝野棋聖が、そのまま名人位を奪取するのか。
それとも、後がなくなった一力名人が踏みとどまるのか。
第6局は10月14日、15日に、千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で行われます。
名人戦七番勝負も、いよいよ大詰め。
一力名人がこのまま4連敗するとも考えにくいので、第七局までいきそうな気もします!
何はともあれ、楽しみですね!
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第5局は9月30日、10月1日に、三重県鳥羽市の「戸田家」で行われています。
ここまでのシリーズ成績は2勝2敗。
第5局に勝ったほうが、名人位まであと1勝と迫ります。
1日目は、一力名人が黒105手目を封じて終了しました。
今回も封じ手を予想してみたいと思います。
第1図は、1日目の途中で気になった局面です。
このあたりまでは、戦いになりそうでならない落ち着いた展開でした。
しかし、白1から5と無理やりこじ開けてて一気に激戦へ。
結局はお二人とも戦いが好きですからね〜!
白104まで進んだところで、一力名人が次の黒105手目を封じました。
封じ手が可能となる17時30分から6分後の17時36分。
比較的スムーズに考えがまとまった感じでしょうか。
1日目はここで終了となりました。
私の封じ手予想は、黒1です。
まぁ、普通なら黒Aだと思うのですが…。
その普通というものに逆らって予想していきましょう(笑)
今回はまずはがっちりと守ってみました。
さぁ、どうなるかな…。ドキドキ
前回の第4局では、封じ手予想が的中しました。
今回も連続的中となるでしょうか。
2日目は本日の午前9時から再開されます。
シリーズ成績は2勝2敗。
第5局を制したほうが3勝目を挙げ、名人位まであと1勝と迫ります。
どちらが名人へ王手をかけるのか。
シリーズの流れを大きく左右する2日目に注目です!
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第4局は9月16日、17日に、静岡県伊豆の国市の「石のや伊豆長岡」で行われました。
結果は243手で、芝野棋聖の黒番中押し勝ち。
芝野棋聖は第3局に続いて連勝し、シリーズ成績を2勝2敗のタイに戻しました。
1日目の封じ手予想記事はこちら
【 ここにリンクを追加 】
芝野棋聖が封じた黒87は、前日のブログで予想したとおりの一手でした。
第2局に続いて、今回も封じ手予想が的中です!
今回は有力な候補が少なそうな局面だったので、何とか当てることができました。
ほとんど読んでいませんが、まずは予想が当たってひと安心です(笑)
1日目のブログで紹介したのが、一力名人の「 気合いのアキ三角 」です。
アキ三角は愚形の代表格ですが、一力名人の狙いははっきりとしていました。
それは下辺の黒を取りにいくことです。
この「 気合いのアキ三角 」から勝負が動いたように思います。
一力名人は、前日のアキ三角から黒石を取りにいき、実際に下辺▲の15個を取ることに成功します。
しかし、実は芝野棋聖はこの黒石を思い切って捨て石にしていたのです。
(取った?捨てた・・・??)
結果的には右辺に大きな黒地が完成しています。
白は黒石を取って大きな戦果を挙げたように見えますが、盤面全体を見れば右辺黒模様のほうが大きく、芝野棋聖が優位に立ったようです。
その後も終始、黒のペースだったことから、芝野棋聖の作戦勝ちといったところでしょう。
一力名人の「気合いのアキ三角」は、どうやら失敗に終わったようです。
やっぱりアキ三角はいけません(笑)
シリーズ成績は2勝2敗となりました。
七番勝負なのですが、残り3局で先に2勝したほうが名人位を手にする、改めての三番勝負の様相となりました。
第5局は9月30日、10月1日に、三重県鳥羽市の「戸田家」で行われます。
ますます面白くなってきた名人戦七番勝負。
第5局も楽しみにしたいと思います!
そして、必ず第6局まで行われるようになったというのも、地味にうれしいですね〜。
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第3局は9月8日、9日に、愛知県蒲郡市の「旬景浪漫 銀波荘」で行われました。
結果は、芝野棋聖の白番中押し勝ち。
184手で一力名人が投了しました。
開幕2連敗と苦しいスタートになっていた芝野棋聖ですが、第3局で反撃の1勝!
シリーズ成績を1勝2敗として、一力名人の3連勝を阻止しました。
正直なところ、芝野棋聖が0勝3敗になっていたらその先は厳しかったと思います。
スコア自体は、3連敗後の4連勝ということは前例がいくつかあります。
しかしスコア云々よりも、一力名人がここ最近の不調から脱しつつあり、力強さが戻ってきているような気がします。
そんな一力名人に0勝3敗となっていたら、なかなか厳しいだろうなというイメージです。
そんな中で、芝野棋聖が踏みとどまったことで、名人戦七番勝負が面白くなってきましたね。
1日目は、一力名人が黒109手目を封じました。
前日のブログで予想した封じ手は、図の黒1のオサエ(ソイ?)です。
封じ手は「黒Aのカケ」
残念ながら、今回の封じ手予想はハズレでした。
第2局では封じ手予想が見事に的中しましたが、連続で当てるのは難しいですね(笑)
ただ、封じ手の黒Aを打つ前は互角の形勢でした。
しかし、封じ手で勝率が下がってから、その後は少しずつ芝野棋聖のペースになっていったようです。
一力名人がしっかりと考えたうえでの封じ手だと思うのですが、これが流れを逃した一着になるとは…。
2日制ならではのドラマを感じます。
その後の内容は難しいのですが、一つだけ気になったことがあります。
白1(白122)に対しての黒の対応です。
ここは実戦の45手目くらいから、白1には黒2で取れている予定でした。
しかし、実戦の黒は他の手を打って、黒13子を取られてるんですよね…。
黒13子取られるか、白の4子を取るか。
その差は莫大だと思います。
でも、白4子を無理やり取ることで、周りの黒に悪影響が出るのでしょう。
例えば真ん中の少し右から連なる黒15子が切られて取られるとか…??
それくらいのことが起きないと、あえて取らないということはしないでしょう。
誰か教えて、強い人!(笑)
今回の対局場となった銀波荘は、将棋のタイトル戦が数多く行われてきたことで知られています。
そして、芝野棋聖にとっても思い出深い場所です。
2019年に銀波荘で行われた第67期王座戦第4局では、当時の芝野虎丸名人が井山裕太四冠に半目勝ち。
王座を奪取し、史上最年少での二冠を達成しました。
今回も開幕2連敗という苦しい状況で、大切な第3局に勝利。
芝野棋聖にとって、銀波荘は相性の良い対局場なのかもしれませんね。
第1局、第2局は一力名人が内容的にも充実した勝ち方を見せ、このまま一気に突き放すのかとも思われました。
しかし、第3局は芝野棋聖が白番で勝利。
開幕2連敗から、反撃の狼煙を上げました。
第4局で一力名人が再び突き放すのか。
それとも、芝野棋聖が連勝して2勝2敗のタイに戻すのか。
第4局は9月16日、17日に、静岡県伊豆の国市の「石のや伊豆長岡」で行われます。
芝野棋聖が1勝を返したことで、七番勝負はまだまだ分からなくなりました。
個人的には、このまま第7局のフルセットまで続く熱戦を期待しています!
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第3局は9月8日、愛知県蒲郡市の「旬景浪漫 銀波荘」で始まりました。
銀波荘は囲碁だけでなく、将棋のほうでもタイトル戦が行われているようです。
ここまで一力名人が開幕2連勝。
一力名人が3連勝で防衛に王手をかけるのか、それとも芝野棋聖が反撃の1勝を挙げるのか。シリーズの流れを左右しそうな重要な第3局です。
1日目は黒番の一力名人が黒109手目を封じて終了しました。
第2局では、まさかの封じ手予想的中!
その内容はこちらの記事で紹介しています。
▶ 封じ手予想が的中! 名人戦第2局
1日目の最後は、黒7の攻めに対して白8と手を抜いたところです。
黒としては、白に手を抜かれたところで、どのような判断をするかといったところでしょう。
このまま白石を攻めるのか、それとも別の場所へ回るのかが、封じ手の大きなポイントになりそうです。
ここで永代が封じ手の予想をします。

封じ手予想は黒1のオサエ!
手を抜いた白を厳しく追及する
封じ手は、黒1のオサエ(ソイ?)と予想します。
黒▲(黒107)に対して白が手を抜いたところなので、黒としてはその手抜きをとがめたいところ。
気合いとしては黒1にいくところでしょう。
ただ、意外性があまりない黒1に対しては、芝野棋聖も対策を考えているはず。
そして、芝野棋聖が対策を考えていることも、一力名人は考えているはず…(笑)
前回は「当てずっぽう」と言いながら、封じ手予想がまさかの的中。
今回は本命であろう黒1を封じ手予想として、手堅く二連チャンを狙いにいきます!

1日目終了時点の形勢は、私には全く分かりませんでした。
よく解説者が使う「ここの戦いがひと段落してみないことには分からない」というやつです。
正直なところ、これは便利な言葉ですね(笑)
私ではよく分からないので、AI先生に確認したところ、形勢は五分のようです。
今回は芝野棋聖もしっかりと踏ん張っていますね。
3局目の最終決戦である2日目は、午前9時から再開されます。
個人的には、芝野棋聖にも巻き返してもらい、最終第7局まで続くような熱戦を見てみたいですね。
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負の第2局が行われました。
結果は、一力名人の白番中押し勝ち。
開幕局に続いて勝利を収め、シリーズ成績を2勝0敗としました。
1日目が終了した時点では、形勢は白が良さそうでした。
芝野棋聖が2日目にどのような構想で逆転を目指すのか、注目の一局です。
前日に書いた封じ手予想の記事はこちらです。
挑戦者が苦戦?「封じ手予想・名人戦第二局」 ›
芝野棋聖が封じた黒97は、「10の三のブツカリ」でした。
これは、私が前日の記事で予想した黒1と同じ手です。
封じ手予想が見事に的中しました!
前日の記事では「何をしていいか分からないので、当てずっぽうで封じ手予想としておきます」と書きましたが、まさか本当に当たるとは……(笑)
この黒1は、AIの評価はそれほど高くないようです。
ただし、黒への利きが少なく、人間にとっては対応の難しい実戦的な一手だと思います。
形勢が苦しい芝野棋聖が、少しでも白に難しい判断を迫ろうとしたのでしょう。
AIの評価値が高い手と、人間同士の勝負での正解は必ずしも一致しません。
今回の封じ手は、人間同士の対局ならではの面白さを感じさせる一手だと思います。
そして、それを当てられたわたくしも、とてもうれしいでございまする(笑)
芝野棋聖は封じ手から上辺の白への攻めを狙い、逆転のきっかけを探しました。
しかし、一力名人は芝野棋聖の狙いに冷静に対応。
1日目からの優勢を崩すことなく、最後まで押し切りました。
そして、180手で芝野棋聖が投了。
二日制のタイトル戦としては、比較的早い終局ですね。
芝野棋聖がしかけても、一力名人は簡単には崩れません。
芝野棋聖に反撃のきっかけを与えず、一力名人がしっかりと横綱相撲を見せた一局だったと思います。
一力名人は、すっかり調子を取り戻してきたように見えます。
芝野棋聖は0勝2敗。
スコア的にも内容的にも、かなり苦しい状況になりました。
それでも、芝野棋聖には常識にとらわれない大胆な構想で、難しい状況を打破する力があります。
第3局から芝野棋聖が巻き返し、シリーズをさらに面白くしてくれることに期待したいですね。
個人的には、最終第7局まで見たいです!
一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第2局は9月2日、静岡県伊豆市の「東府や Resort&Spa-Izu」で始まりました。
開幕局は黒番の一力名人が中押し勝ち。
シリーズ成績を1勝0敗として迎えた第2局は、芝野棋聖が黒番です。
第1局の内容については、こちらの記事で紹介しています。
→ 一力遼名人が先勝! 名人戦挑戦手合・第1局
1日目の最後は、図の黒1に白2と受けたところです。
黒1は上辺白二子を攻める態度を見せながら、下辺から伸びる白の一段への攻めも狙っています。
カラミ攻めというやつですね。
黒1に白2となったところで、次の手が封じ手となりました。
黒1と攻めるぞと脅しているにもかかわらず、手を抜いたわけですから、何も考えなければ続いての封じ手は黒Aだと思います。
ただ、形勢は白が良さそうです。
逆転を狙うとなると、普通の手で良いものか…。
それもあって、封じ手には1時間以上の長考をして決めたようです。

封じ手予想は黒1でより厳しく攻めていく、そして利きを減らす
黒3と打つ前に黒1を利かします。
形勢不利の場面なので精一杯に頑張りたいところ。
何をしていいか分からないのですが、当てずっぽうで封じ手予想としておきます。
あとは黒AやBで時間つなぎということも考えられます。
長考してみたものの、考えがまとまらないので、ひとまずは封じ手は時間つなぎ。
そして、夜のうちに次の一手を考えるというのもアリかなと思いました。
もちろんAI対策のためにスマホなどの電子機器は持っていられません。
部屋に碁盤すら与えられないのではないでしょうか。(←未確認)
でも、一流のトップ棋士ならきっと碁盤はいらないよね…?(笑)

形勢ははっきりと白良しでしょう。
芝野棋聖は開幕局を落とし、二局目の1日目は形勢不利。
かなり厳しい状況ですが、簡単に土俵を割る棋聖ではないでしょう。
2日目のドラマも楽しみに観戦してみたいと思います。
それにしても一力名人は不調だった気がするのですが、もう完全に復活してきているのではないでしょうか。
恐ろしい…。