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2025年6月8日

強くなるレッスン(模様の接点、実戦編2)

By igosalon
 

  前回の記事

 

→ 模様の接点(考え方)

→ 模様の接点(実戦編)

模様の接点となる考え方、「模様や確定地とは何か」を説明しています。

 

  勢力の種類を把握する

 

問題へいく前に勢力とは何かという定義も確認しておきましょう。

勢力とは「厚み」「模様」「確定地」3要素を総称しています。

同じ勢力でも模様と確定地は正反対の性質を持つので、しっかりと見極めるのが大事です。

 

  黒番・どちらから勢力を広げる?

 

碁盤の上半分に、黒の勢力があります。

黒がAとBのどちらの方向から勢力を広げるかを考えます。

 

  勢力判断はブロック分けする

 

着手を決める前に、勢力判断が大事です。

上辺黒の勢力を細かくブロック分けして、上記の3要素のどれにあたるかを確認していきましょう。

・黒Aの周辺の五間幅は、白からの打ち込みが残っているので模様です。

・黒Bの周辺は黒の確定地です。

・黒Cの周辺も黒の確定地です。

このように勢力判断は「繋がっている石を一ブロック」と考えて、ブロックごとに何の勢力かを把握するのが大事です。

「上辺は全て黒の勢力」は正しいですが、「上辺は全て黒模様」は正しくありません。

勢力は細かく分けて判断していきましょう。

 

  正解・黒Aは模様の接点

 

黒1(A)と模様の近くから動くのが正しい方向です。

白から上辺の黒模様に打ち込まれると、勢力がなくなってしまうので価値が高いところです。

黒1と打つことによって、上辺が黒の確定地になる確率がぐんと上がりました。

白2には黒3で反撃できます。

さらに黒1があることによって、左辺の白模様への打ち込みも狙いやすくなっています。

黒1はお互いの模様に関係のある場所ということで、一石二鳥の好手です。

これが「模様の接点」となります。

 

  失敗・黒Bは確定地どうしのところ

 

黒1(B)は右上黒の確定地から動いていて、価値が小さいところです。

さらには右辺白にも響かずに、「確定地どうし」と言えるような場所でしょう。

言ってみれば「確定地の接点」となりそうですね。

対して白には2などで左辺白模様を広げられたりと、好点を占められます。

さらには白4と下辺の黒模様にも打ち込まれて散々な結果です。

 

  まとめ

 

① 着手を決める前に勢力判断

② グループごとに勢力判断

③ 勢力は厚みと模様と確定地の3要素

④ 模様から動く、確定地からは動かない

 

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