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2025年8月22日

強くなる囲碁レッスン(死活編)

By igosalon
 

詰碁には考え方がある

 

詰碁は量が大事!

簡単な問題をたくさん解きなさい!

暗記するくらいに何度も解きなさい!

こんなアドバイスがよく聞かれます。

これらは間違ってはいませんが、量が全てではありません。

昨日のオンラインレッスンでは「効率よく詰碁が解ける考え方」を伝授したので、ご紹介します。

 

詰碁と死活

 

私なりの詰碁と死活の定義もご紹介します。

詰碁と言えば「初手は一通り」しかなく、答えには「生き、死に、コウ」など、はっきりとした目的があります。

死活のほうは、生き死にが関わる場所を全般的に指します。

死活といっても、必ずしも何か事件が起こるわけではありません。

一見で死にそうに見える場所であれば、それは死活と呼んでいいのです。

「この詰碁は手なしか〜」はNGですが、

「この死活は手なしか〜」はOKです。

 

基本死活の考え方

 

基本死活と言えば、レベル的には初段くらいまでのことを指すと思います。

さらには実戦でもよく出てきそうな形ということを付け加えて、基本死活と呼ばれます。

逆に高段者の問題は、実戦では出てこなさそうな形も多いですし、基本死活の考え方を逆手にとって罠を仕掛けている問題も多いです。

アマチュアのみなさんは、高段者の問題には手を出さずに、まずは基本死活でしっかりと能力アップを目指すことをお勧めします。

 

死活で考えることは、大きく分けて二通り

 
 
① スペースを狭める
② 眼形を作らせないように急所へオキ

死活で考えることは大きく分けてこの二つです。

そして、実戦ではどちらを先に考えるべきでしょうか・・・。

それは①の「スペースを狭める」です!

詰碁では急所に打って失敗しても、「あー、ダメだったか〜」で済みます。

しかし、実戦で急所に打って失敗すると、持ち込みになって損をすることが多数です。

それに対して、スペースを狭めることは、失敗したとしてもヨセとして機能していることがほとんどです。

失敗したときのリスクを考えると、まずは①のスペースを狭める、それで相手が死にそうだったら、②の急所へオキでトドメを刺しにいくという順番がお勧めです。

 

問題1・黒番

 
問題1・黒番

問題1(黒番)

スペースを狭めるにも、コツがあります。

それは「広いほうから狭める」ということです。

問題を用意したので、解いてみてください。

 

問題2・黒番

 
問題2・黒番

問題2(黒番)

こちらも黒番で、白のスペースの狭め方が大事になってきます。

今回も「広い(長い)ほうから狭める」という基本的な考え方は変わりません。

 

正解は次回に!!

 

思いの外、長くなってきたので正解はまた次回に!!

 

永代囲碁塾のレッスン

 

永代囲碁塾では「技術面」だけでなく「基礎的な考え方」を中心に指導しています。

基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。

まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをお勧めします。

→ 永代囲碁塾オンラインレッスン

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