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本因坊戦第四局
2026年6月19日

福岡航太朗七段の完勝で最終局へ!【 本因坊戦・第四局 】

By igosalon

  カド番を凌いだ福岡航太朗七段

 

一力遼本因坊の2勝1敗と、カド番に追い込まれていた福岡七段ですが、この状況での完勝でお返しとは凄まじい底力ですね。

番勝負で初登場とは思えない勝負強さです。
あまりこの展開は聞いたことがないですね…。

一力本因坊が去年ほどの圧勝感がないまでも、なんやかんやで防衛するのかな…という空気になっていたところを、どかーんと一発返しました。

全く分からなくなったどころか、流れは福岡七段のもとにあるのではないでしょうか。

番勝負の最終局では、追いついた側が有利とはよく聞きますからね。

最終局は7月1日(水)に山梨県甲府市の常磐ホテルにて対局されます。
泣いても笑っても最後の一局です。
どんなドラマが待ち受けているんでしょうね〜。

  1図 白模様に突入した黒

 

白 一力 遼 本因坊
黒 福岡 航太朗 七段

黒は序盤から快調に確定地を稼いでいます。
そのうえ、白模様の中には入っていきます。
図々しいですね(笑)

白もそう簡単にはサバかせるわけにはいかない状況です。
△と黒二子をシチョウで取るぞと脅した局面です。

黒の取った作戦は…。

本因坊戦第四局・1図
本因坊戦第四局・1図

  2図 亀の甲を許す

 
本因坊戦第四局・2図
本因坊戦第四局・2図

脅されている黒は冷静に黒1と辺に入り込んできました。
それならばと白2と黒二子をシチョウでカカえます。

それでも黒は3と我関せずの態度で打ち進めます。
それならばと白は、しっかりと黒二子をポン抜いて鉄壁の厚みが出現しました。

みんな大好き「ポン抜き30目」のパワーアップバージョンとなる「亀の甲」という形です。
一子のポン抜きが30目なら、二子のポン抜きである亀の甲は60目!と言われるほど価値が高いのですが…。

それでも黒は我関せずと言ったところで黒7としっかりと生きました。
一昔前で亀の甲など許してしまったら「故郷に帰りなさい」と言われてしまうところだったでしょう。

ところがAIでこのワカレを確認すると、黒良しの判断…。
我々の勉強した常識はどこへ行ってしまったのでしょう?(笑)

その後も圧倒的な内容で完勝した福岡七段。
本因坊のタイトルをいただく気満々ですね。

とはいえ、一力さんも本調子ではないような打ち方ですが、それでも2勝2敗の五分。
簡単には本因坊のタイトルは譲らないことでしょう。
両者の闘志がバチバチとなるような最終局が本当に楽しみです。

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