loader
Loading...
囲碁のことならなんでもご相談ください!
ログイン 新規登録

メルマガ

本因坊戦第三局
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
芝野虎丸棋聖・オセロ
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
急場を見つけよう【 囲碁講座 】
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
虎丸こども囲碁大会裏話②
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について
本因坊戦・第二局

 

  福岡航太朗七段、注目の第二戦

 

七大タイトルの挑戦手合に初登場の福岡航太朗七段ですが、第一局は一力遼本因坊に先勝と鮮烈なデビューを果たしました!

さて、注目の第二戦ですが、立ち上がりはお互いに模様を囲い合う渋い碁となりました。
ただし、一力本因坊は模様を広げる棋風ではないことから、何となく福岡七段がそう仕向けるような作戦を選んだのかなとも思いました。

そのかいあってか、立ち上がりの作戦は黒番の福岡七段が成功していたかと思います。
とはいえ、中盤からの一力本因坊の戦いはさすがです。
結局はいつものサバキの碁となり、形勢は逆転。
そのまま一力本因坊の勝ちとなりました。

しかし、福岡七段もヨセで猛烈な追い上げを見せて、1目半まで迫りました。
すんなりと負けていないあたりは、次回の第三局も期待できそうです。
天王山となる第三局は6月3日に行われます。

 

  1・2図 渋い展開の立ち上がり

 

黒 福岡 航太朗 七段
白 一力 遼 本因坊

本因坊戦第二局・1図

本因坊戦第二局・1図

△、白38手目と一力本因坊が構えたところです。
黒も白もお互いに落ち着いた布石ですね。

最近見慣れた対決の一力遼本因坊VS芝野虎丸棋聖だったら、一力本因坊が黒番かなと思ってしまうような立ち上がりとなりました。

本因坊戦第二局・2図

本因坊戦第二局・2図

黒は中央で白模様を軽く消そうとしたことを発端に、白は左辺で反発して戦いが始まりました。
そこで出てきたのが▲、48手目のアキ三角です。

アキ三角は愚形の中の愚形。
よもやプロが打つなんて、と考えてしまうところですが…。

ところがどっこい、アマが打つアキ三角は9割方が悪手ですが、プロが打つアキ三角は9割方が好手です(笑)

 

  3〜5図 愚形の応酬!? 棒ツギまで!

 
本因坊戦第二局・3図

本因坊戦第二局・3図

白56手目は△です。
みなさま、実はこの形も愚形ということをご存知でしょうか。

この形は「棒ツギ」という愚形です。
一間トビをノゾかれていないのにツグことを棒ツギと言います。

本因坊戦第二局・4図

本因坊戦第二局・4図

この手では白1と右上の二子にソイが形です。
二つ並んだら一間の形にする、ということですね。

しかし、ソイだと黒から2という下辺へ進出する手が残るので、綺麗な形だからと選ぶわけにはいかなかったのでしょう。
3図のアキ三角は愚形とはいえ、実戦的な手として選んだということです。

本因坊戦第二局・5図

本因坊戦第二局・5図

白68手目の△はまたもやアキ三角でした。
しかし、これも綺麗な形として一間に打つと、白四子が取られて投了となってしまうので仕方がありません。

ただ、仕方がありませんとは言いつつも、黒に流れが傾いていた序盤戦からこの手で逆転の契機をつかむことになったということを付け加えておきます。

 

  6図 あっさりと捨てたのが黒の敗着?

 
本因坊戦第二局・6図

本因坊戦第二局・6図

黒85手目は黒1でした。
白4までと捨てて、続いて打ち込みなどで上辺の白へ襲いかかる算段です。

とても大胆な手で、勝てば勝着と評されるほどの思い切りの良さです。
しかし、結果的には上辺の白もさらっとシノがれてしまい、逆転を許してしまったようです。

その後は白がそのまま押し切り、一力本因坊の勝利。
勝てば勝着だったかもしれませんが、結果的には敗着だったかもしれません。

 

  7図 アキ三角ならまだ粘れた?

 
本因坊戦第二局・7図

本因坊戦第二局・7図

6図の黒85手目では、本図の黒1とアキ三角で粘るべきだったようです。
やはりこの黒三子は白を切ってるので、要石なんですよね。

大事な石は簡単には捨ててはいけないということですね。
最後の最後まで愚形が出てくる一局でした。

みなさまも「アキ三角」「棒ツギ」などには十分お気をつけくださいね。

 

  各種ご案内

 

『囲碁マガジン』

永代囲碁塾では、囲碁の上達に役立つ考え方や講座、詰碁やコラムなどを配信しています。(無料会員登録でご覧いただけます)

『囲碁教室&出張レッスン』

永代囲碁塾では棋力向上に最も大事な「 基礎の考え方 」を中心に指導しています。
各種教室・個人出張レッスン実施中。

『オンラインレッスン』

全国どこからでも参加できるオンライン指導。
近くに囲碁教室がない方にもおすすめ!
ご希望のレッスン内容や日時をご相談ください。

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

  肩ツケ定石を使ってみよう(PDF)

 

肩ツケ定石・問題

肩ツケ定石・実戦例

 

  「 肩ツケ定石 」の関連記事

 

強くなる囲碁講座(肩ツケ定石)(永代囲碁塾ブログ)

 

  実戦問題を四題(PDF)

 
勢力の広げ方

勢力の広げ方・黒番

 

 「 勢力の広げ方 」の関連記事

 

強くなる囲碁講座(勢力の広げ方)(永代囲碁塾ブログ)

 

  実戦問題を四題(PDF)

 
石の強弱
 

  「石の強弱講座」の関連記事

 

【 講座 】形よりも石の強弱(オンラインレッスン )(永代囲碁塾ブログ)

 

  院生試験の関連記事

 

院生志願書に記入「日本棋院東京本院」 (永代囲碁塾ブログ)

長男の院生試験碁の結果は? (永代囲碁塾ブログ)

 

  1譜・試験碁の棋譜解説

 

二子・永代斗真(ながよとうま)

 白   ・河野光樹 八段

試験碁・1譜

試験碁・1譜

 

黒4〜8の出切りは長男が愛用している定石です。
むしろ、これ以外の定石はあまり知りません(笑)

黒12が分岐点です。
少し前までは黒12で22と打っていましたが、最近は黒12がマイブームのようです。

黒18まではこうなるところ。
白19に黒20はAI流ですね。
黒は大ゲイマと薄いので色々と難しい変化がありますが、白もなかなか無理はできないということで実戦くらいの相場のようです。

そして、白25から27と激しい展開に突入していきます。

 

  2譜・黒の捨て石作戦

 

試験碁・2譜

 

黒は34から43まで、大胆に隅の黒六子を捨てました。

隅の黒六子は頑張れば生きることはできますが、生きている間に中央の黒がボロボロになりそうです。

結局は自然な流れで白の実利、黒の厚みに分かれるという展開になりました。

試験碁・1図

試験碁・1図

黒42で1図黒1と打てば白の有利な一手ヨセコウが残りました。

ただ、それだと白は他へ手を抜くことになりますので、違った碁になりそうです。

 

 

  3譜・黒の捨て石作戦

 
試験碁・3譜(49〜74)

試験碁・3譜(49〜74)

 

白は49、51と下辺の黒模様を軽く消しにいきました。

続いて黒が下辺を受けたら、左辺の白模様を大きくしようと考えています。

黒も白の模様化の狙いを防ぐべく、黒52といきました。

それならばと白は53に突入。

このように、常にいろんな狙いを持って打つのが強い人です。

続く黒54が甘い一着でした。

周りのどの白石にも響いていません。

ただ、何となく相手の石を分断している、形だけの一手です。

勝負に勝っていくには、もっと目的意識をしっかりと持って、常に相手に最大限のプレッシャーをかける手を選び続けなければいけません。

このあたりは院生の得意分野です。

現状の実力を問わずに、強くなる院生は迫力を持って迫ってきます。

長男も院生に入れば、もう少しこのあたりのところが培われていくことでしょう。

現状はまだ勝負に甘い碁を打っています。

試験碁・2図

試験碁・2図

 

黒53では黒1からコスミツケを打ち、まずは隅の黒地を確保するべきでした。

その後は黒3からの分断。

右下を黒の厚み(強い石)と見るのであれば、これくらいはやらないといけません。

これは黒も十分に打てそうです。

続いて白73までと下辺で大きく生きることができました。

黒の勢力だった場所でこんなに大威張りで生きられてはいけません。

さらには…。

試験碁・3図

試験碁・3図

 

白73では3図の白1と受けていれば、白はもっと良かったのです。

これは白の生きを確保しつつも、黒aが利かないようにする工夫があります。

黒aが利くか利かないかは、中央の白二子に対して大きな違いがあります。

河野光樹プロが唯一反省していた一手でした。

4譜・白の術中にハマる

 
試験碁・4譜
試験碁・4譜(75〜115)

 

 

白はまたもや白75、77と軽く動いています。

ただ、これは白二子を絶対に逃げ出そうということではなくて、少し様子見の意味合いがあります。
黒78のように小さく取ってくるのであれば、白81から外からの利かしで捨てて十分という判断です。
弱い石はなるべく早めに捨ててしまおうということで、発想が明るいですね。
この時点で形勢はほぼ追いついてきていると言ってもいいでしょう。

そして、黒90から隅の地を稼ぎにいったのが敗着でしょう。
白99から黒106までシボられてしまっては万事休す。
形勢は白良しとなりました。

試験碁・4図
試験碁・4図

 

 

黒90では黒1と外をしっかりと守って力をためておくべきでした。
白4まで隅を稼がれてしまいますが、これは仕方がありません。

黒5あたりで中央の薄みをカバーしつつ、中央の黒三子の取り込みを狙うくらいでしょう。
このあと、白が中央の三子を動いてくれることを楽しみに…。

河野プロ「白三子も捨てる感じで打つことになるのかな」と明るい発想。
こうなっても長男が勝つのはなかなか大変そうです。

 

4月から院生に

 

試験碁の内容はまだまだ甘いところがたくさんあった長男ですが、院生に入れば厳しい環境の中で揉まれていくことでしょう。

環境というのは人を変えます。

今後も長男の成長を温かく見守りながら、応援していただけると幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。