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日: 2026年9月10日

芝野棋聖が反撃の1勝

一力遼名人に芝野虎丸棋聖が挑戦する、第51期名人戦七番勝負。
第3局は9月8日、9日に、愛知県蒲郡市の「旬景浪漫 銀波荘」で行われました。

結果は、芝野棋聖の白番中押し勝ち。
184手で一力名人が投了しました。

開幕2連敗と苦しいスタートになっていた芝野棋聖ですが、第3局で反撃の1勝!
シリーズ成績を1勝2敗として、一力名人の3連勝を阻止しました。

正直なところ、芝野棋聖が0勝3敗になっていたらその先は厳しかったと思います。
スコア自体は、3連敗後の4連勝ということは前例がいくつかあります。
しかしスコア云々よりも、一力名人がここ最近の不調から脱しつつあり、力強さが戻ってきているような気がします。
そんな一力名人に0勝3敗となっていたら、なかなか厳しいだろうなというイメージです。

そんな中で、芝野棋聖が踏みとどまったことで、名人戦七番勝負が面白くなってきましたね。

封じ手予想はハズレ

1日目は、一力名人が黒109手目を封じました。
前日のブログで予想した封じ手は、図の黒1のオサエ(ソイ?)です。

黒・ 一力遼 名人
白・ 芝野虎丸 棋聖
第51期名人戦第3局の封じ手予想図

封じ手は「黒Aのカケ」

残念ながら、今回の封じ手予想はハズレでした。
第2局では封じ手予想が見事に的中しましたが、連続で当てるのは難しいですね(笑)

ただ、封じ手の黒Aを打つ前は互角の形勢でした。
しかし、封じ手で勝率が下がってから、その後は少しずつ芝野棋聖のペースになっていったようです。
一力名人がしっかりと考えたうえでの封じ手だと思うのですが、これが流れを逃した一着になるとは…。
2日制ならではのドラマを感じます。

永代が気になった局面

第51期名人戦第3局で気になった局面

その後の内容は難しいのですが、一つだけ気になったことがあります。
白1(白122)に対しての黒の対応です。

ここは実戦の45手目くらいから、白1には黒2で取れている予定でした。

しかし、実戦の黒は他の手を打って、黒13子を取られてるんですよね…。
黒13子取られるか、白の4子を取るか。
その差は莫大だと思います。
でも、白4子を無理やり取ることで、周りの黒に悪影響が出るのでしょう。

例えば真ん中の少し右から連なる黒15子が切られて取られるとか…??
それくらいのことが起きないと、あえて取らないということはしないでしょう。

誰か教えて、強い人!(笑)

芝野棋聖と銀波荘の縁

今回の対局場となった銀波荘は、将棋のタイトル戦が数多く行われてきたことで知られています。

そして、芝野棋聖にとっても思い出深い場所です。
2019年に銀波荘で行われた第67期王座戦第4局では、当時の芝野虎丸名人が井山裕太四冠に半目勝ち。
王座を奪取し、史上最年少での二冠を達成しました。

今回も開幕2連敗という苦しい状況で、大切な第3局に勝利。
芝野棋聖にとって、銀波荘は相性の良い対局場なのかもしれませんね。

名人戦が面白くなってきた!

第1局、第2局は一力名人が内容的にも充実した勝ち方を見せ、このまま一気に突き放すのかとも思われました。

しかし、第3局は芝野棋聖が白番で勝利。
開幕2連敗から、反撃の狼煙を上げました。

第4局で一力名人が再び突き放すのか。
それとも、芝野棋聖が連勝して2勝2敗のタイに戻すのか。

第4局は9月16日、17日に、静岡県伊豆の国市の「石のや伊豆長岡」で行われます。

芝野棋聖が1勝を返したことで、七番勝負はまだまだ分からなくなりました。
個人的には、このまま第7局のフルセットまで続く熱戦を期待しています!

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