福岡航太朗本因坊が王座戦初挑戦
第74期王座戦の挑戦者決定戦が日本棋院で行われました。
対局したのは、福岡航太朗本因坊と井山裕太碁聖。
結果は、福岡本因坊の黒番中押し勝ちとなりました。
これにより、福岡本因坊は王座戦初挑戦。
10月23日からの五番勝負で、一力遼王座に挑戦します。
福岡本因坊は、本戦1回戦で三浦太郎五段、2回戦で酒井佑規七段、準決勝で余正麒九段に勝利。
そして、挑戦者決定戦では井山碁聖とそうそうたるメンバーを倒して挑戦を決めました。
「終局図」右上の白が全滅
こちらが終局図です。
右上を見ると、白石の大きな一団が黒に取られています。
右上の白石がすべて取られたところで、井山碁聖は投了しました。
こんなに単手数で終わるというのは、とても珍しいと思います。
井山碁聖は黒73手目で、福岡本因坊が本気で全ての白を取りにくるとは思わなかったのかもしれません。
詳しいことは分かりませんが、どこかで読み違いをしたことはたしかでしょう。
「1図」黒は形勢を損じたが、雄大な作戦
序盤は福岡本因坊が好調でした。
そこから中盤戦はどうなるのかなと思った矢先のことです。
黒は1から7と大胆に左上黒の4子を捨てて、右上黒の大模様を拡大する構想で勝負です。
序盤は好調だったのに、小さくまとまらずに豪快な作戦をとるというのは、若者らしくていいですね。
実際は黒1で黒Aあたりから動き出していくのが良かったようです。
本図の黒1からの動きは、結果的には少し形勢を損じたようですが、このあとの勝負所に直結する雄大な作戦は、見ていてワクワクしますね。
「2図」井山碁聖に失着
福岡本因坊が右上の白を取りにいきました。
黒1のときの白2で井山碁聖に失着が出ました。
白2を打った時点では白に生きはないかもしれません。
ここでは左上の黒4子を取っているわけですから、全ての石を生きにいかずに、半分でも生きるような作戦でいくべきだったようです。
井山碁聖に失着があったとしても、福岡本因坊の剛腕には脱帽ですね。
一力遼王座との再戦へ
さて、これで一力遼王座への挑戦者が決まりました。
福岡本因坊は、つい先日の本因坊戦で一力王座へ挑戦。
五番勝負を3勝2敗で制し、初めて本因坊のタイトルを獲得しました。
今回の王座戦は、その二人による再戦です。
福岡本因坊が再び一力王座からタイトルを奪い、二冠となるのか。
それとも、一力王座が本因坊戦の雪辱を果たして防衛するのか。
王座戦五番勝負は、10月23日に東京都のグランドプリンスホテル新高輪で開幕します。
各種ご案内
囲碁マガジン ›
永代囲碁塾では、囲碁の上達に役立つ考え方や講座、詰碁やコラムなどを配信しています。
無料会員登録でご覧いただけます。
囲碁教室&出張レッスン ›
永代囲碁塾では棋力向上に最も大事な「 基礎の考え方 」を中心に指導しています。
各種教室・個人出張レッスン実施中。
オンラインレッスン ›
全国どこからでも参加できるオンライン指導。
近くに囲碁教室がない方にもおすすめ!
ご希望のレッスン内容や日時をご相談ください。