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日: 2026年5月8日

 

  三度目の正直!七大タイトル戦で初登場!

 

一力遼名人VS佐田篤史七段で碁聖戦の挑戦者を決める一戦が行われました。

結果は佐田七段の黒番中押し勝ち。
三度目の挑戦者決定戦にして、初めての勝利となりました。

一力名人は自社のタイトル戦だけあって、碁聖を何としても獲得したい気持ちもあったでしょう。
あと一歩のところで、今年は断念ということになりました。

それにしても佐田七段というニューフェイスがきましたね。

実は佐田七段は囲碁界の桃太郎と呼ばれています!
岡山出身で桃太郎のように誰からも愛されるキャラということで異名がついたとか。
たしかに言われてみれば、はちまきをビシっと締めると、似合って格好良いような気がします。

ところで囲碁界の桃太郎ということは、鬼を退治にいくことになります。
今回の鬼は…。
碁聖のタイトルを持っているのは鬼よりも強い「魔王」です(笑)
桃太郎は魔王討伐に成功するのか!

注目の碁聖戦は例年だと6月末頃からのスタートです。
乞うご期待!

 

  とっておきをとっておきすぎた

 

黒・佐田 篤史 七段

白・一力 遼 名人

碁聖戦・挑戦者決定戦1図

碁聖戦・挑戦者決定戦1図

ポイントに取り上げたのは、▲(黒55)と打った場面です。

なんとなく形勢に分が悪そうな黒は、左辺で戦いを起こしたい雰囲気ですね。

一力名人が選んだ次の一手は!?

 

  無難な手に見えるが

 
碁聖戦・挑戦者決定戦2図

碁聖戦・挑戦者決定戦2図

一力棋聖は無難に二間ビラキを選びました。

無難に大きい。

普通に大きい。

でも、なんだか一力さんらしからぬ、厳しさを感じない一着のような気がします。

真意はいかほど…?

 

  気分の良いタタキ

 
碁聖戦・挑戦者決定戦3図

碁聖戦・挑戦者決定戦3図

ここは白1と黒2の交換を利かしておきたいところでした。
しかし、この手の意味は、黒を小さく眼二つで生きさせて満足という手です。
普通の人は、気分の良いタタキを打ててこれで満足といったところでしょう。

しかし、一力さんはこんなものでは満足できなかったのかもしれません。
場合によっては白2と取りにいく手を狙っていたということでしょう。
2図の二間ビラキは迫力のない無難な手に見えて、実は厳しい一手なのかもしれません。

ただ、このあとの展開では白1が間に合わなくなってしまい、フリカワリで黒が大きく得をしました。
とっておきのタタキを最善の手順で決めたいという一力さんの目論見が外れてしまった格好です。

こうなると勝つのはなかなか大変です。
このまま佐田七段が押し切り、挑戦者決定となりました。

桃太郎さん、次は鬼退治ならぬ、魔王退治だ!

 

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