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日: 2025年10月19日

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  囲碁を覚える和盛少年

 

正直なところ、ルールを覚えた時期は覚えていない。

あとで色んな人の話を基に考えると、おそらく年長だったと思う。

ルールを教えたのは父で、当時の田舎碁会所三段くらい。

そんな父が、兄弟4人に同時にルールを教えたとのことだった。

長女は小学5年生、

長男は小学3年生、

次女は小学2年生、

和盛少年は年長。

インストラクターの経験が豊富になった今、当時のことを考えると・・・。

親が兄弟4人を同時に教えるなど無理ゲーというやつである。

ただでさえ甘えが出てしまう身内に教えるのは難しいのに、それを年頃の違う4人を同時にだ。

何度も言うが無理ゲーである。

ちなみに母は囲碁をやらなかったようだ。

 

  兄弟で対局

 

歳の差があれど、最初は兄弟どうしで対局していたらしい。

一番歳の差がある長女 VS 和盛少年は5歳差である。

この時期の5歳差は物事の理解力に雲泥の差がある。

そんな長女は対局中に和盛少年にアドバイスをするらしい。

長女「ここがいいよ、こっちがいいよ」というふうに。

これだけ聞くと、なんと優しいお姉ちゃんなんだと誰もが思うだろう。

実際は和盛少年にわざとアタリを突っ込ませて、自分が勝てるようにする悪どいアドバイスばかりだったというのに・・・。

和盛少年は最初は素直に言うことを聞いていたらしい。

このころはなんと素直なのだろうか。

今となっては考えられない・・・・。

しかし、反対側の目線から見ると、長女は石取りを完璧に理解していたということだろう。

あくまでも二手先を読んで、自分が取れると判断していたのだから。

まだ石取りができていない和盛少年を相手に、そんな悪どいことをしなくても勝てていたはずだ。

子ども心というのは恐ろしい。

 

  男子と女子の違い

 

結果として、長女はルールを覚えたくらいで離脱。

次女は19路で打てるかどうか怪しいくらいで離脱。

女子二人はそうそうと脱落した。

しかし、長男と和盛少年の男子二人は囲碁を続けるという奇跡が起きた。

女子は離脱、男子は生き残り・・・。

一般的に囲碁人口は男性のほうが圧倒的に多いと思う。

囲碁というものは男性に合ったゲームなのだろうか。

色々と不思議に思うが、結果的にそうなのだからそうなのだろう。

 

  終わりなき、長い囲碁人生の始まり

 

ここから和盛少年の囲碁人生が始まるのであった。

まさか和盛少年が人生を懸けて囲碁をやるようなことになるとは・・・。

このころは誰もが予想できないことであった。

和盛少年本人でさえも・・・。

つづく

 

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陣屋で開幕戦――王座戦第一局

 

10月17日(金)、神奈川県秦野市の老舗旅館「陣屋」で、第73期王座戦 挑戦手合五番勝負の第1局が行われた。(主催は日本経済新聞社・日本棋院・関西棋院)

井山裕太王座は5連覇+通算11期目の獲得を目指す。

名誉王座の資格は5連覇又は通算10期であるから、もうすでに名誉王座の資格は獲得している。

時がくれば名誉王座を名乗ることになるだろう。(30年くらい先かな?)

その現在進行形であるレジェンドの井山王座に挑むのは、現四冠である一力遼棋聖。

一力遼棋聖は今回が三度目の挑戦で初獲得、五冠を目指すシリーズとなる。

五冠となると、七冠同時制覇の偉業も見えてくる。

一力棋聖にとっても落としたくないシリーズだ。

ニギリの結果、井山王座が黒番を持って初手を小目へ打ち下ろす。

静かな陣屋の和室に緊張が満ちる。

序盤から中盤までは一進一退の互角の進行。

中盤に入ると井山王座の緩着(黒1)が出て、その隙を見逃さなかった一力棋聖が一気に攻め立てた。

王座戦第1局 陣屋 対局風景

最後は左上黒の大石を召し取ってゲームセット。

160手で一力棋聖が中押し勝ちを収めた。

次の第2局は10月24日(金)、愛知県蒲郡市「銀波荘」にて開催予定。

井山王座の巻き返しか、一力棋聖の連勝かに注目が集まる。

 

対局の背景・見どころ

 

絶対王者・一力遼四冠 vs レジェンド井山裕太二冠という図式で見どころが際立つ。

一力遼は棋聖・十段・本因坊・天元の四冠を保持。

最新の研究を積極的に取り入れた精密さとバランス感覚で、日本囲碁界のリーダー的存在となっている。

安定感と勝負強さは、まさに令和の絶対王者にふさわしい。

一方の井山裕太王座は、かつて七冠制覇を成し遂げたレジェンド。

現在も王座・名人の二冠を保持し、日本囲碁界の屋台骨として第一線で戦い続ける現在進行形のレジェンドである。

長年の実戦経験と逆転力の高さは健在で、番勝負の流れを一気に変える底力を持つ。

今期王座戦は「現代の王者」と「レジェンド」の激突。

初戦は一力棋聖が精密な運びで先行したが、井山王座がこのまま引き下がるとは考えにくい。

第2局以降も厳しい応酬が繰り広げられるのは間違いなく、囲碁ファンを楽しませてくれるだろう。

 

対局条件・持時間など

 

・総互先、先番6目半コミ出し

・各持時間3時間、秒読みは1分の考慮時間を5回

・対局開始10:00

・昼休憩12:00〜13:00

 

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