お互いに模様を広げあうときに、好点が重なる場合があります。
これを「模様の接点」と言います。
お互いの好点なので、天王山という表現がぴったりです。
模様・・・打ち込みを狙われるような、不完全な勢力のこと
模様を自分の陣地にするのは価値が高く、勢力を広げるときは模様を中心に考えます。
不完全な勢力は、打ち込まれると陣地が0目になるということもありえます。
イメージとして「0目を20目に増やす」、「更地から二階建てを新築」と考えると分かりやすいでしょう。
確定地・・・すでに陣地が確定している場所
確定地から勢力を拡大するのは価値が低いです。
イメージとして「10目を20目に増やす」、「一階建てから二階建ての増築」と考えてください。
同じ手数を使って出来上がる陣地の数が同じなら、模様のほうが効率は良いことになります。
模様は油断していると弱い石にもなりえます。
確定地は生きているので、どうなっても強い石です。
陣地の効率、石の強弱など、どの角度から考えても、確定地よりも模様の優先度が高いことが分かります。
次回は実際に碁盤を使って、レッスンで出てきた実戦例を説明していきます。
模様や確定地、模様の接点などを解説します。
永代囲碁塾では「技術面」だけでなく、このような「基礎的な考え方」を中心に指導しています。
基礎がしっかりしていないと、技術面の勉強をしても効果を発揮しにくいでしょう。
まずは永代囲碁塾で基礎から学ぶことをお勧めします。
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