・アマ名人を大関稔くんから奪取。
・アマ本因坊を獲得。
・プロ棋戦の棋聖戦にアマ枠で出場し、5連勝してCリーグに進出。
・棋聖戦Cリーグでは3勝2敗で、堂々と残留を決めました。
日本のアマ囲碁界では、すでに大活躍していた大関稔くんとツートップとして、名を馳せています。
そんな強敵を復帰戦の初戦の相手として見事に引き当てた永代さんです。
昔の私なら「さあ、やってやるか!」という気合いで臨んだと思うのですが、今回はどうだったか・・・。
対局カードに番号を記入してもらい、席に向かって目の前に栗田くんが座っているのを確認したときに・・・。
「おいおい、すごいくじ運だな・・・」とは思いつつも、特に変わった気持ちは湧き起こりませんでした。
その理由として、前回の記事で紹介したとおりに、今回は長男と一緒に出場することが大きな意味を持っていたからです。
あとは腕試し気分だったので「良い相手だし、一局打ってみるか」という平常心で対局を迎えました。
黒・栗田佳樹 白・永代和盛
碁の内容としては、黒47からの乱戦で黒が失敗。
その後は良い勝負に持ち込まれそうな感じはあったものの、全般的に主導権を握ったまま勝ち切ったという一局でした。
AIにかけて細かいところを見てさえいなければ、完勝としていい一局だったと思います。
昔だったら気合いを入れたほうが良い碁を打てたものです。
気合いが入っていると、最初の一手は手が震えてしまうほどです。
しかし、今回は全くそんなことは起こりませんでした。
年齢を重ねて丸くなってしまった現在では、こんな感じで自然体のほうが、良い碁が打てるのかもしれません。
次の2日目(6/15)ではどういう心境で臨めるのかが楽しみです。