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日: 2025年5月12日

 

  前回の記事

 

強くなるレッスン(有段者編)

この記事では「利かし」「持ち込み」について講座を行いました。

今回はもっと分かりやすい図が実際のレッスンで出てきたので、紹介したいと思います。

 

  テーマ図・利かしか持ち込みか

 
テーマ図

テーマ図

黒番です。

上辺白の陣地が舞台です。

 

  下(隅や辺)からは持ち込み

 
持ち込み

持ち込み

黒1、3と侵入したとします。

黒1と白2は、黒1が白2に対して下(辺)から動いています。

この黒1を取られてしまうと「持ち込み」です。

黒3も同様となります。

 

  以降は持ち込みではない

 
損得なし

損得なし

続いて黒5から白14まで、黒は動いて取られてしまいました。

しかし、黒5から黒13までの動きに関しては持ち込みではありません。

黒も白も、白の陣地内で動いています。

白の陣地内であれば、お互いに損得なしとなります。

結果的に言うと、黒1と3は持ち込みなので、黒は「二手分の持ち込み」ということになります。

この「何手分の持ち込みか」というのは損失の大事な判断基準になりますので、しっかりと把握したいところです。

 

  上(中央)からは利かし

 
利かし

利かし

黒1と白2の交換は黒1が上(中央)からなので「利かし」です。

打ち込みが成功しないと分かった今では、黒1と白2の交換を目指すべきところです。

できれば、続いて黒Aも利かしたいところですが、黒Aに対して白は受けてくれないでしょう。

 

  まとめ

 

上辺が白地という仮定でまとめます。

上からの交換は「利かし」

下から打って取られたら「持ち込み」

これに尽きます。

下から打って生きることができたら大戦果ですが、そううまくいかないことも多いです。

そういうときは、さっと上から利かしてしまいましょう。

ただ、打ち込みが残っている場合に、上からさっと利かしてしまうと「味消し」となって損します。

このことから「相手の陣地が確定地かどうか」も大事な判断基準になります。

確定地かどうかの判断基準も、またのちほど説明したいと思います。

 

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