前回の日記はこちら↓
ハサミ定石後の狙いpart2
白27ときたところで黒番です。
黒はAのハネか、Bのサガリか。
落ち着いたサガリ
前回の日記では黒Aのハネを中心に説明しました。
今回は黒Bのサガリを中心に説明します。
黒1(A)のサガリは、一見は利かされただけのようですが、実はそうではありません。
例えば、白が利かしたと見て、白3などと手を抜いたとしましょう。
そうすると黒5の反撃がなかなかに厳しいのです。
成功するかどうかは、もちろん周りの状況しだいにはなります。
しかし、白に欠陥が残っているというのは良い狙いですよね。
この局面なら黒9と切るのは、かなり「あり」だと思いますね!
後手の先
黒1のサガリには白2としっかり構えるのも立派です。
ただ、それには黒も3と手を抜くことができます。
黒1と守って、ただ後手を引いたかのように見えましたが、先手を取れてしまいました。
このようにしっかりと構えることによって、先手になるパターンはとても多いものです。
これを「後手の先」と表現したりもします。
何だか格好いい響きですね。
まとめ
黒(A)は先手のように見えますが、厳しいオキを狙われていて味が悪いものです。
イメージ的には黒Bの反対で「先の後手」(?)と言うのかな?(笑)
自分的には黒Bのサガリのほうが好みです。
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