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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・

月: 2021年3月

トビカケ定石後の三々は難しい

今回は詰碁がとても絡んでくるので、どうしても難しくなってしまいます。

全てを解説するのは大変なので、ざーと変化図を並べるだけにします。

流し読みするだけでも十分かと思われますので、お気軽にどうぞー。

こういうのを見ると、一題につき解説図が10ページずつあるような詰碁集があるといいですよね!

問題数より中身で勝負みたいな!

時間が空いたら試しに作ってみようかな。

問題数100問、ページ数1,000ページ!(笑)

トビカケ定石後の三々は結構生きる

白1の三々で中々死にません。

白11が無難で、白は次に12と13を見合いにしっかりと生きます。

トビカケ定石後の三々(2)

読みに自信がある人は白11で欲張りましょう。

白7の捨て石のおかげで生きています。

トビカケ定石後の三々(3)

(2)で捨て石のおかげとありましたが、本図のように捨て石をしないと…。

黒14で部分的には死んでいます。

ただ、この局面では白Aがあるのでまだ何とかなりそうですが…。

トビカケ定石後の三々(4)

実はこんな手もあります。

これをマスターしたのであれば、一番地がお得なのでお勧めです。

トビカケ定石後の三々(5)

黒2のオサエもやっておきます。

白11までが相場の生きです。

トビカケ定石後の三々(6)

黒4からの変化も必須ですね。

白11までが相場の生きです。

トビカケ定石後の三々(7)

黒10で殺しにくることも考えられます。

そのときは白23まで。

難解ですね…。

詰碁が絡むとどうしてもこうなりますね…。

頑張ってください!

トビカケ定石後の流れ

黒45〜49では隅に三々が残っていることが分かりました。

この手の意味は黒地を増やしたわけではなくて、上辺の黒と右上の黒を連絡させたことに意味があります。

そういう意味があるというのを分かったうえで打たないと、三々に入られて「あれ…?」ということになりますのでご注意を〜。

これでトビカケ定石シリーズはおしまい。

前回のトビカケ定石の解説はこちら↓

トビカケ定石 ←クリック

その後の方向感覚は大事

前回の解説でトビカケ定石はバッチリですよね!?

ということでその後の解説にいきたいと思います。

白18までのトビカケ定石は、黒に実利を与えた代わりに、素晴らしい白の厚みを築くことができました。

この後の展開はこの厚みを意識しながら打ち進めることになります。

ワリ打ちには厚みへ追い込む

実戦の黒19への打ち込みに対しては白20のほうからツメるのが正しい方向です。

上辺の厚みへ追いやるイメージを持ちます。

本図のように白1のほうからツメるのは、厚みから動いていることになってしまいます。

白1と厚みが重複してしまいますね。

黒6までの定石などが予想されますが、このワカレは白が甘いでしょう。

厚みのほうから動くと確実に陣地が取れて、安心感があります。

ただ、

安心感=堅すぎて効率が悪い

ということにもなりかねないのです。

何事もバランスが大事ということですね。

私はこの安心感を得たいがために、堅く打ちすぎることを「セコムの二重契約」と表現します(笑)

同じ警備会社に料金を二度払っても意味がありません。

せめてセコムとALSOKなど、違う警備

会社とそれぞれで契約しましょう(笑)

やっぱり厚みのほうから打っては駄目よ

実戦の白42もポイントです。

黒の二間ビラキに対して、左右から詰め寄ることで、中央へ向かわせるように誘導します。

黒は厚みのほうへ向かう。

白は黒の根拠を奪いながら、隅の実利をガッチリ。

これが目指すべき方向性です。

本図の白1から打つのは、黒に喜んで2と打たれます。

これは白の気分が良いように見えますが、実際はその反対です。

白が厚みのほうから動いているのに対し、黒は根拠を得ながら実利を稼ぐ&白の実利を奪っています。

黒にとってこんなに嬉しい展開はありません。

白のこの攻め方は、黒に辺で生かしてあげる代わりに中央を白がいただくよという交換条件なのです。

この交換条件で黒が得をしたということをしっかりと感じ取りましょう。

ふー、長くなったので、今回はここまで。

次回こそはトビカケ定石後の三々の解説にいきます(笑)

金曜教室(永代塾囲碁サロン)

金曜教室 ←詳細はこちら

毎週金曜日の13時から16時ごろまで、武蔵小杉の永代塾囲碁サロンにて教室をしています。
内容は下記のとおりです。
①講義(約30分)
テーマ別での問題形式が中心です。
少ない言葉で分かりやすく説明するをモットーに教えています。
②多面打ち指導碁
希望者には棋譜を採っておき、メールにて棋譜添削もしています。
③宿題
希望者には詰碁などもメールで送らせていただいています。
上記のようにサービスは本当に充実していると思います。
是非、一度遊びにきてみませんか?
明るくアットホームな雰囲気の教室ですので、お気軽にお問い合わせください。
2021年3月29日

トビカケ定石【金曜教室】

By igosalon

星のトビカケ定石をご存知ですか?

黒1の星→白6のカカリ→黒7の一間バサミまではよくある進行です。

黒7に対しての白は三々に入るのが最も多いです。

しかし、白8のトビも昭和の時代にはよく打たれていましたよ。

昭和の男であるお父ちゃんは今でも打っていますけどね(ドヤ顔)

白8のトビに黒9の一間受け(又は小ゲイマ)は絶対とされていました。

AIが現れるまでは…。

まぁ、この部分のくだりは説明すると長くなるので飛ばしましょう(笑)

白8のトビと白10のカケを選択することで、白18までが「トビカケ定石」とされています。

(ちなみに私はこの定石の名前を知ったのはインストラクターになってからで、院生時代には知りませんでした(笑))

この手順を見てオヤッ?と思った方はいませんか?

一昔前までは黒11と13の手順が反対でした。

この違和感に気付いた方は昭和にこの定石を覚えた方だと思われます(笑)

平成では…。

実戦の黒13で本図の黒1と切るのが流行ったときがありました。

20年くらい前ですかね。

このような理由から、トビカケ定石は実戦の黒11から先に打たれるようになったのです。

囲碁は定石選択にも時代を感じることがあります。

昭和の仲間が昔の定石を選んでくれると、何だかホッとします(笑)

昔の温かいマイホームに帰ったような感じになりますね(笑)

現代の碁は忙しすぎて…。

そして、

さらに一昔前の定石辞典などでは白18がなくても定石とされていたと思います。

しかし…。

実戦の白18で本図の白1などと手を抜くと黒2が厳しい。

ここを分断されると、上辺の白は孤立して厚みとは呼べなくなります。

トビカケ定石の魅力がなくなるどころか、白が急に悪くなってもおかしくありません。

白の連携は確保しておきたいところです。

それでこそ上辺の白は厚みと呼ぶに値しますね。

今回はここまで。

次回はトビカケ定石後の打ち方を解説します。

金曜教室のご案内(永代塾囲碁サロン)

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毎週金曜日の13時から16時ごろまで、武蔵小杉の永代塾囲碁サロンにて教室をしています。
内容は下記のとおりです。
①講義(約30分)
テーマ別での問題形式が中心です。
少ない言葉で分かりやすく説明するをモットーに教えています。
②多面打ち指導碁
希望者には棋譜を採っておき、メールにて棋譜添削もしています。
③宿題
希望者には詰碁などもメールで送らせていただいています。
上記のようにサービスは本当に充実していると思います。
是非、一度遊びにきてみませんか?
明るくアットホームな雰囲気の教室ですので、お気軽にお問い合わせください。

4級から2級へ

久しぶりに野狐を始めて、4級でのんびりと対局させていました。

しばらくお休みしている間にだいぶ強くなっているので、実際は4級ではさすがに大きく勝ち越します。

結果として15勝2敗で一気に2級アップしました。

まだこの感じでは続けて打っていれば初段くらいにはなるのではないかなと思います。

でも、また15局くらいは打たないといけないので、少し時間がかかりますね。

また初段に上がる頃には強くなっているはずなので、また上がって…。

という状態になると、棋力アップに昇段が追いつかないという夢のような流れが出来上がります。

こうなるといいなぁ(笑)

29級の認定状

囲碁大会に出場すると認定状がもらえたりします。

なぜか、右上に次男の名前が書かれていた!(笑)

賞状に書いてしまうなんて…。

永代家は昔から有難いものたちの、有り難みが分かっていない人達です。

ちなみにお父ちゃんもお母ちゃんも、賞状やトロフィーはあまり保管しておかないタイプです!

子ども達が大きいトロフィーもらってきたらどうしよう?(笑)

2021年3月25日

NHK囲碁講座テキスト 4月号

By igosalon

NHK囲碁講座テキストのお仕事

講座ページの編集担当も丸2年になりました。

スタートは稲葉かりんちゃんと同じです!(笑)

そして、その他にはNHK杯の観戦記や、口絵なども単発で担当しています。

ヘルプでNHK杯ページの編集担当をしていた時期もあります。

4月号は口絵(巻頭カラー)を担当

講座の講師が変わったり、リニューアルをされると必ず口絵で紹介されます。

4月号は新講座紹介が定番になっております。

今回は上野愛咲美女流棋聖と下島陽平八段のお二人です。

口絵では写真などともにりんごレベルやハンマーの紹介をしています。

文/永代和盛

と書いてあるので見つけてくださいね!(笑)

生徒さんが定期購読

ふふふ。

NHK囲碁講座テキストの営業マンが通りますよー。

4月号から教室の生徒さんがNHK囲碁講座テキストの定期購読をしてくれました。

これまでは本屋さんで毎月買っていたそうですが、本屋さんに置いていないときもあるそうで…。

普段買わない人が購入すると、常連さんの分がなくなるのかな?

そして、最近では困ったことに近所の本屋さんがなくなってしまう事態にまでなっています。

最近はアマゾンがあるから困らないですからね…。

生徒さんが本屋さんに定期購読をしたいと言ったら、本屋さんは窓口ではないと断られてしまったようで…。

こんなに身近に窓口の人間がいたのに…(>_<)

ということで、数名分まとめて定期購読して持参することにしました!

永代郵便が届けますー!(笑)

普段、お世話になっているところに少しばかりですが貢献できて嬉しいです。

NHK囲碁講座テキストを定期購読したい方は、是非とも永代までお知らせください!

広報から営業から事務手続きから何でもやりますよ!(笑)

あれだよ、あれ

対局中に三目中手の形を作ってあげて「あれだよ、あれ」と促すと、三目中手に気付くようになりました。

これは控えめにいって…。

「天才」だと思います!

(毎度おなじみの親バカ〜)

何度も言いますが、子供の才能が開花するのは親バカになるというのも大事な要素なんですよ。

正直なところ、次男のほうが囲碁を覚えるのが早い分だけ有利です。

悪戦苦闘しながらやってるお兄ちゃんをずっと見ているので、すっと入ってこれたと思います。

こういうところは次男がお得ですよねー。

でも、次男のつらいところは…。

洋服がおさがりばっかりというところかな!(笑)

2021年3月23日

13路盤に昇格!【次男】

By igosalon

9路盤は卒業!

先日のロッテ大会で思ったよりも打てているし、何となくだけど終局のタイミングも分かってきている感じもあるので、9路盤は卒業にしました!

今回から13路盤です!

パチパチパチ〜。

13路・第1局

今後もどれくらいで成長していくかを検証するために、局数もつけていきます。

息子たちで実験ですね(笑)

次男は整地はまだ難しいですが20くらいまでなら何とか数えられます。

先日は日本棋院でエレベーターのボタンに向かって数を数えていて

??となりました。

近付いて、よーく見ると点字の数を数えていました(笑)

数字が好きなのかな?

だとすると囲碁は向いているかもしれない!

(親バカでた〜)

最近は自分のほうのアタリもだいぶ気付くようになってきたし、成長を感じます。

ただ、相手の石を取れそうなアタリはほぼ気付きます(笑)

これは子どもあるあるでしょうね。

次男は8月の渡辺和代キッズカップには何とか間に合いそうな感じです。

楽しみだなぁ。

ガチンコ八子局・第15〜17局

八子局のガチンコ勝負となると、お父ちゃんも結構な勝負手という名の無理手を連発しなくてはいけません。

そこそこ詰碁のできる長男ならその無理手を吹き飛ばして、少しは置き石を減らしてくれるかと思っていましたが…。

へにゃへにゃ

一向に置き石が減る気配がありません…。

それどころか無理手を通し放題にして、内容がへにゃへにゃしてきました。

これでは逆効果になると思って、しばらくはガチンコ勝負を中止にして、指導碁スタイルに戻しました。

勝負所になると、声を掛けて手を止めさせます。

そこでゆっくり考えることで、少しは全体が見れるようになるでしょう。

しばらくはこれでいきたいと思います。

昨日の五連勝の勢いはどこへ行った!(笑)

初段で出場の長男

結果は何と、規定の4局を全勝でした!

しかも、終了後に時間が余っていたので5局目も打ってそれも勝ち

5戦全勝の結果でした!

パチパチパチ〜。

しかも、ちょいちょい仕事のついでに盤面を後ろからのぞいていたのですが、内容的にもまぁまぁだったのではないかなと思います。

普段は

洪道場ではお兄ちゃんたちにボコボコにされて。

家ではお父ちゃんにボコボコにされて。

最近はおじいちゃんにもボコボコにされて。

厳しい環境(!?)に置かれた長男は力を付けていたのでしょう。

まさか全勝なんて!

お父ちゃんの印象では、長男は間違いなく1局は負けてくるキャラだと思ってましたので本当に驚いています!(笑)

これで自信を持って二段を名乗ることができますね。

おめでとう〜!

30級で出場の次男(9路盤)

長男は結果はどうあれ、参加自体には不安はありません。

次男のほうは、結果は本当に気にならないのですが、整地やコウで他の子に迷惑をかけないか。

負けて途中で嫌になって、打たなくなったりとか。

それどころかおトイレだって心配です。

仕事の合間にちょくちょく様子を見ていたのですが…。

しかし、そんなに心配はいらなかったようです。

1局目は負けてしまったものの、2局目、3局目は勝ってしまいました!

そこで、外に出てきて…。

次男「疲れた〜、もう打ちたくない」

と言い出したので、まぁ仕方ないよなぁと思っていたのですが…。

でも、普段はそんなに飲ませてもらえないようなジュースを買ってあげたら、少し元気になってあと一局打ってきました(笑)

しかも、最後も勝って3勝1敗。

それで規定の4局もきちんとクリアできました。

きちんと最後まで打てて、えらい。

よくやった。

お父ちゃんはそれが一番嬉しいぞ。

この3勝という事実に世界で一番驚いているのは間違いなくお父ちゃんでしょう。

始まる前までは、間違いなく全敗すると思っていましたので(笑)

もう少し息子たちを信じてあげないといけませんね(笑)