9路・第52〜53局
次男にはルールをほぼ教えずに対局しているので、細かいことは分かっていません。
それでもたくさん対局してると終局の感覚はついてきました。
なので、そろそろ9路なら大会に出せるかなぁと考え始めたのですが、大事なことに気付きました。
次男はコウが分からない
囲碁のルールは基本的に簡単ですが、唯一コウというものだけは少しハードルが高いですよね。
教えてすぐに身につくものだろうか。
しつこく教えると囲碁は難しいというイメージを持ってしまわないだろうか。
長男のときはどうだったかなあ?
悩みどころですね。
多面打ち指導碁から
子供教室で送迎をしてくれていたYさん(生徒のおじいちゃん)が、金曜教室に通い始めてくれました。
どこで縁が始まるか分からないものですねぇ。
【問題・黒番】最大限に利かす
そのYさんとの指導碁です。
白37とカカえたところです。
これで黒26の一子は取られてしまいました。
しかし、この黒26にはまだ利用価値があります。
最大限にこの黒26を利用しましょう。
『失敗』味の良いポン抜き
黒1が自然に見えますが、これは淡白な利かし方です。
続いて白Aとポン抜かれると、それ以上の利きがありません。
これでは取られた石を最大限に利用したとは言えません。
『正解』二子にして捨てる
まずは取られている黒一子をあえて黒1と逃げるのがスタートです。
白2と打たれて無駄に取られているように見えますが…。
黒1と一回逃げたことによって、ダメの数(×)が二つに増えました。
このダメの数が増えたことが、取られた石を最大限に利用するためのポイントです。
続いて黒3から利かすのが手順です。
そして、黒5、7も先手で利かせます。
ダメが二つに増えたことにより、利きが2回になったのです。
失敗図よりも利きが増えましたね。
これで白Aと抜かせてから、黒はまた先手で他へ向かうことができます。
二子にして捨てるのは地が少し損ですが、それ以上に2回の利きのほうが利益は大きいのです。
金曜教室(永代塾囲碁サロン)