ガチンコ八子局・第9局
最近はお父ちゃんが花粉症まっしぐらなので、体調が悪かったり眠かったりと、なかなか対局できていませんでした。
1週間ぶりくらいの対局です。
長男の最近のテーマは「厳しく戦う」です。
最近はすぐに守りに入りますからね。
【問題(黒番)】※5分で五段
▲一子がぽつんとしていますが、私にはとても輝いている石に見えます。
地合いは白が40目ほどリードしていて圧倒的ですが、黒にもラストチャンスがあります。
かなりの読みが必要です。
長男の碁を取り上げるときは大体が詰碁になってますね(笑)
『失敗』惜しい実戦
長男は実戦で黒1とナナメに動きました。
これはダメヅマリを狙ったなかなかの手で、普段から詰碁を頑張っている成果が出ている感じが見受けられます。
ただ、惜しい。
白の冷静な応手で手にならず
黒3には白4と冷静に相手の狙いの筋を消すことで、事件を防ぐことができます。
白が対応を間違えると…
黒3に白4と黒一子を抜くのが良さそうに見えますが、これは黒からの好手を誘発してしまいます。
黒5のホウリ込みが手筋!
続きは白の四子がオイオトシで取られることになります。
しっかりと読んで確認してみてください。
ちなみに実戦はこれで、白の四子を取らせてあげました。
勿論、形勢がかなり良いので負けないことを前提にしてのことですが…。
『正解』厳しくダメヅマリをつく
黒1とダイレクトにダメをつめていくのが、次に厳しい狙いを秘めています。
白2が普通の受け方ですが、これには黒3のホウリ込みがぴったりです。
続いて白Aの抜きは、黒Bのアタリで白の四子は助かりません。
もし、白が全部を捨てないで頑張ろうとしてきたら、逆転コースもあるかもしれませんね!
『正解・変化図』
黒1に白2はどうでしょうか?
これには黒3を決めてからの黒5で、全部の白が御用です。
これも大逆転コース!
『正解・変化図2』
黒5のときに、白6と打ってくるのにも注意が必要です。
黒7とアタリしてオイオトシにすることができます。
少し気付きにくいので、ご注意くださいね。
検討
局後の検討はとても大事です。
続けてもう一局打つよりも検討をしたほうが、何倍も効率良く強くなりますね。
長男も実戦では正解図は気付けませんでしたが、検討のときにはきちんと正解することができました。
これだけ読めれば立派なものです。
ウォーミングアップの詰碁
↓↓
対局
↓↓
検討
この繰り返しで、めちゃくちゃ強くなりますよ!