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ゆったりと品のある空間で囲碁を楽しむ・・・

日: 2021年2月7日

毎週金曜日は武蔵小杉の永代塾囲碁サロンにて金曜教室を行っています。

永代が講師として、毎回必ず講義と指導碁が受けられます。

指導碁から問題(黒番)

右下は星の一間バサミ定石ですね。

黒が実利で、白の厚みというワカレです。

右下で稼いだ黒は、このあと右辺の白模様を軽く消そうと考えました。

黒16の肩ツキが狙いです。

肩ツキは相手よりも高く打つことで封鎖されにくいという特徴があります。

さらに相手の近くに打っているので、相手は手を抜きにくい。

そうしてお互いに手を入れている間に、立場の弱い黒がいつの間にかサバキ形を得ているというのが流れです。

前置きが長くなりましたが白23の三々に対して、黒はどのような態度で臨みますか?

無難な進行

黒1は安全策です。

白2、黒3となればお互いに無難ですね。

落ち着いた進行となりますが、何となく黒が甘いようにも見えます。

こういきたい!(実戦)

黒1と遮っていきたいですね。

白10までは自然な流れです。

一見は黒の地が大きく荒らされたばかりか、黒の根拠まで心配になってきたように感じます。

しかし、自分の心配ばかりをしないで、周りの白も見てみましょう。

白のほうも心配なんですよね。

厳しい追及

続いて、黒1が最も厳しい追及でしょう。

白を分断して攻めていこうというつもりです。

そして黒1と打ったことで、何気に白地がこれ以上広がらなくなったというのも嬉しいポイントですね。

白2とトビ出してきても、調子で黒5までのように上辺から稼ぎながら「攻め」ていきます。

「攻め」というのは闇雲に相手を攻撃しても何にもなりません。

「取るぞー」と脅しながら、周りで得を図っていくのが正しい攻め方です。

そして攻めているうちに、相手が間違ったり、手を抜いてきたら取りにいくというのがお勧めです。

これができるとめちゃくちゃに勝率が良くなります。

すぐ取りにいくのは楽しいのですが、取れないことも多いし、取れなかったら何も残らない…。というのはよくある話ですね。

このあたりを気を付けていきましょう。

こんなのも面白い?

黒1と中央から止めて、白2を強制します。

そして、黒3あたりのヒラキで構えるのも、なかなかに良いですね。

こんな感じの石運びもありそうです。

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9路・第41〜42局

最近は(調子が)乗りに乗っている次男ですが、とうとう…。

置き石なしで打ってきました!

しかも、いっちょ前に

次男「お願いします」とか言ってきてるし〜。

というか、先番だったら置く前に「お願いします」だし(笑)

これまで、五子や三子の置き碁しかやったことがないから分からないのよね。

置き碁だったら、置き終わったあとに挨拶です。

互先や先番なら初手を打つ前。

今度、ゆっくり教えておくか。