棋聖戦の第五局本日から山梨県甲府市の「常盤ホテル」にて行われます。
これまでは井山裕太棋聖の3-1ということで、山下敬吾九段はカド番に追い込まれています。
勝敗は勝負の常なので、あまり気にしてはいません。
カド番からのドラマはこれまで何度も起きているので、いつどうなるかは分からないからです。
ただ、いつも気になっているのが挑戦手合が途中で決着した場合の、次の対局予定地です。
もちろん、七番勝負は最短でいくと4局で終わりますので、5局目以降は出番なしということは覚悟しながら待っていなければなりません。
そういうこともあり、五番勝負の場合は最後のほうの対局予定地は日本棋院ということも少なくありません。
今回の棋聖戦は6局目が箱根の花月園ホテル、7局目は新潟ではありませんか。
花月園ホテルは11月に永代塾の囲碁旅行会を行った場所です。
支配人「今度の棋聖戦は6局目でうちが予定されているんです。回ってきますかね~」
当時の井山棋聖は七冠も崩れて、少し調子を落としてた時期のように思いました。そして、挑戦者候補は当時は山下九段と河野臨九段が争っていた時期です。
何とも予想しにくいことだったのですが、現実的になってきましたね。今回はお世話になっている花月園ホテルにまで回ってきてほしいという応援も込めて、山下敬吾九段を応援します(笑)
6局目までいけば、7局目までいってほしいので、やっぱり山下九段を応援します。
7局目までいったら・・・。
正直なところ、どちらが勝ってもよいです(笑)
要するに、囲碁界の盛り上がりのためにはフルセットまでよろしくお願いいたします!
表題は永代囲碁塾ブログのことではありません(笑)
このサイトは囲碁の入門者向けにルール説明をしたり、囲碁は楽しいイベントがありますよ~などというアピールをするところです。
とはいっても、既存の囲碁愛好家が見ても面白いと思いますけどね(笑)
とてもこのサイトに共感できたので、まずはPR記事を書いていただきました。
すごく丁寧に書いていただき、クオリティも高い記事だと思います!読みやすいですね。
皆さんもこういう記事がほしい!とか、うちもPR記事を載せたいと思うのであれば、お問合せください。お繋ぎいたします。
今週の水曜日は小田彩子の指導碁担当だったのですが、遠方よりお客様がいらっしゃいました。
なんと!
宇都宮からお越しになり、指導碁を受けていかれました。
小田が聞いてみると
「囲碁将棋チャンネルで、パッションや各種番組を見ているので知っていた」とのこと。
とても嬉しいですね。大歓迎です。
でも、一つだけ疑問があります。
なぜ、私(永代)の担当の日ではないんだろうか・・・(笑)
新初段シリーズ(週間碁)
週間碁では新初段になったお披露目イベントとして「新初段シリーズ」と題して、お披露目イベントを行います。だいたいが新初段の初仕事となります。
今回は特別に「SENKO CUP ワールド碁女流最強戦2019」に出場するために来日した、台湾の黒嘉嘉七段との対局です。
そんな一流の棋士が相手にしてもらえるというのは素晴らしい経験を積めると思います。
碁の内容
リップサービスを抜きにして、まず分かることは・・・。
内容の感想
黒77の時点は互先でも黒持ちです。
左上の定石は少し黒が甘いと思います。そのあたりから流れが悪くなってきました。
しかし、個人的な意見としては、続いての黒127が疑問です。引き続き、125の意思を継続して左側(122の二路左)から攻めていくのではないかなと。
その理由は白130からの仕掛けが厳しかったからです。もちろん、130に打たれてまずいなーと思ったので、前述の疑問というところが浮かび上がってくるのです。
相手に打たれる前に気付くのと、打たれてから気付くのでは大違いです。ちょっとこのあたりでは定先でも流れが悪いです。
最後のトドメは155と157で中央の中地を囲いにいったこと。生徒さんにもよく指導しますが、中地は価値が小さいです。これではっきりと負けが確定したと思います。
初年度で10勝はお約束します。
皆さんもこの碁を並べていただいて、迫力を感じてください。
うん?並べてもよく分からない?
オシャレな雰囲気のボードゲームカフェ「RE:ALL」へ行こう!今回は囲碁棋士の芝野龍之介二段も同行します。
囲碁をやってもよし!
その他のボードゲームでもよし!
ただ、お茶するのもよし!
ボードゲーム好きにはたまらないイベントです。
(囲碁アイドル講師の酒巻憲司インストラクターが囲碁担当しているお店です)
日時:3月9日(土)13時~18時
場所:RE:ALL
・東西線『神楽坂』2番出口徒歩5分
・有楽町線『江戸川橋』1b出口徒歩5分
住所:東京都新宿区天神町68-3 橋本ビル2F
ゲスト:芝野龍之介二段
・囲碁棋士、日本棋院本院所属
・ボードゲームは何でも大好き
ゲスト:永代和盛
・日本棋院 元院生
・囲碁インストラクター
・囲碁サロン経営、教室運営
・囲碁アイドルプロデューサー
参加費:2,000円
指導碁:芝野プロ/3,000円 永代イン/1,500円
※参加費別途・予約優先
スケジュール:
13時~15時 指導碁優先時間
15時~18時 ボードゲーム優先時間
土日でプロアマミックストーナメントが行われました。去年の企画はプロとアマの混合ペア碁。今年はかくかくしかじかで今回のシングル戦となったようです。
去年はペア碁で準優勝した小田彩子ですが、今年も出場させていただきました。一回戦は女流アマ同士の対戦。笹子理紗さんに勝利して二回戦へ。
二回戦は女流アマVS謝依旻プロ。
手合いはアマ側の先番逆コミ2目半でした。
なかなか検討してたようですが、最後は大石を仕留められてしまって負け。まぁ、トッププロの勝負根性はすごいのでこんなものでしょう。
棋譜を月曜教室などで紹介できたらいいなと考えています。
ちなみに優勝は黄翊祖プロだったそうです!おめでとうございます!
ありがとうございましたー!
井山裕太棋聖が勝って、3勝1敗としました。
そして、肝心の封じ手予想は、予想どおり(?)に外れてしまいました。
でも、予想図が実戦に近かったですね(笑)
こうなると黒が良さそうと書いてあるので、実際はそんな感じだったと思います。
そう自分を慰めておきます(笑)
次は当てるぞ!!!
棋聖戦第5局の日を覚えていたら・・・(笑)
先日のジャンボ囲碁大会で色んな人の近況を聞くと、囲碁に関わらず順調に仕事している人や、これから囲碁の世界でやっていきたいという人。何となく明るい気持ちが伝わってきました。
それとは反対に囲碁界から離れるという人もいて、とてもやるせない思いもありました。
それはその人の気持ちではありません。
これはあくまで「私の気持ち」です。
本人は前向きな決断でしょう。
若くてやる気のある若者に囲碁の世界から離れるという決断をさせてしまったこと。それは「やりがいよりも負担」のほうが重くなってしまったということです。
やりがいは囲碁好きならどれだけでもあると思います。しかし、向き不向きの問題はあれど、囲碁一本で仕事をするには年々、厳しい状況になってきています。満足な収入を得られる保証すらないのに、成功したとしても爆発的な収入が見込めるような業界ではありませんから。
世の中は0か100かで語ることはできないので、期待感というやりがいと、現実の負担のを常に大きさ比べをしていくことになります。常にギリギリの状態の人も多いわけです。
好きな仕事だから絶対に上手くいくということはありません。好きな仕事をしていれば、やりがいのほうが大きくなり、負担に負けない気持ちを長く持ち続けられるというだけです。(長く続けていればチャンスの数が増える)
それでも、囲碁好きには囲碁の世界を自信を持って勧めます。それと同時に囲碁好きな人がずっと働いていきたいと思えるような業界作りをしたい。それには自分だけでは力不足ですし、皆さまのご協力も必要です。
そんなこと言っても、自分だっていつまで囲碁の仕事を続けられるかも分かりません。その危機感は人一倍強いと思います。人の心配をしてる余裕などないのですが…。もちろん、年々厳しく…。
自分にできることからコツコツとやるしかないですね。そのコツコツはみんなで共有していきたいです。私はこれまでに培った経験やノウハウはいつでもオープンにしています。聞かれたら全て話します。(考え方が昭和感覚でストイックなので、あまり取り入れてもらえないですが。)
それでも囲碁指導の技術などは簡単に伝えられるものもあります。興味がある方はいつでもウェルカムです。(ネット上ではうまく伝える自信がないのでお断りしていることが多いですが)
自分の為にも、囲碁界の為にも、業界価値を高める努力をしていきます。
今後ともよろしくお願いいたします。