記:永代和盛 2018.10.28
桑原駿プロは永代塾囲碁サロンに初登場です!
桑原駿プロ
岩田門下の19歳。
岩田門下ということで、首藤瞬プロ、白石勇一プロ、私に小田彩子とは同門となります。
私との対局
・桑原少年が小学二年生のときに一局。(7子くらいだったかな?)
・綱島時代の特訓教室。
・パッション出演時。(4子くらいかな)
こんな感じで全体で数局程度です。
すごく久しぶりであるのですが、なんだかすっかりと大人になってしまって・・・。
お父さんは嬉しいよ・・・・。(お兄さんではなく)
という気分でした(笑)
特に印象的だったのが、隣の研究会で検討会に参加してもらったときです。
解説がとてもロジカルで分かりやすい。
石の強弱や石の凝り具合。
石の方向性などを重点的に話していたと思います。
これはまるで・・・・。
私の解説を聞いているようだ・・・(!?)
と、いうのは冗談・・・
とも言い切れず・・・。
桑原駿プロは「永代さんとは感覚がかなり似ている」と言っていました。
実はここ数年は、ほとんど話したことはなかったのですが。
しかし、桑原駿プロのTwitterを見ていて僕も感性が似ているなと思っていました。
どういうふうに似ているかを聞きたい方は永代塾囲碁サロンまでどうぞ(笑)
昼の部が終わり、夜の部へ。
昼の部の詳細はこちら↓↓
夜の部
夜の部は金秀俊プロと白石勇一プロが残り、首藤瞬プロと星合志保プロが加わり、棋士が4人も集うという豪華なイベントとなりました。これからメインイベントが始まります。
プロレス碁
メインイベントはプロレス碁です。
プロレス碁は名前が物騒ではありますが、そこまでのものではありません。
まずは二人ずつがタッグとなります。
今回は永代の独断で下記としました。
「 金秀俊プロ & 星合志保プロ 」
VS
「 首藤瞬プロ & 白石勇一プロ 」
一人ずつ代表者を出して対局していきます。
そして、残った一人は大盤解説を行います。
ここでプロレス方式のルールが出てきます。
なんと!
いつでも自由なタイミングで、パートナーとタッチして交代してよいのです。
・シノギが苦手だからパートナーに任せよう。
・詰碁が苦手だから・・・以下同文
・負けましたを言いたくないから・・・(笑)
などなど、色んな理由で交代することができます(笑)
そして、観客側からすると少し前に打った本人がリアルタイムで解説してくれるというのがいいですね。どういう気持ちで打ったかを自分で解説するのです。
NHK杯などを見ていると、解説者は他人の碁になってしまうので無難なことだったり、「分かりませんね~」だったりを連発するというのはよく見る光景かと思います。
しかし、プロレス碁ではそれがありません。見ていて気持ちが良いものですよ。
プロレス碁スタート
首藤瞬プロ VS 星合志保プロでニギリをしました。
ニギリの結果、金プロ&星合プロの黒番となりました。
このまま最初の数手を打っていたのですが、解説は金プロと白石プロです。この金プロの解説がとても面白い!
金プロのNHK杯の解説を見た方は分かっているかもしれません。とにかく見ている人を楽しませようとするサービス精神が旺盛で面白いのです。
一転、対局者となるとこの厳しい表情。勝負師の顔になりました。
そして、解説者になるとニコニコと面白い。
対局者となると・・・・の繰り返し。
と、こんな感じで繰り返していました。オンとオフの切り替えが素晴らしい・・・。
【 全体図 】
カウンターの中にはお手伝いをしてくれた、宇佐美太郎インストラクターと矢野瑞季インストラクターがいますね。
さて、ここで星合プロが・・・。
星合プロ「怒られるような手を打っていいですか・・?」
これには解説者を含めて、会場中で大爆笑!
うーん、センスがありますね~(笑)
タイムアップ
そうこうしているうちに終了のお時間となってしまいました。
終局図はこちら↓↓
難しい形勢ではあるそうですが、少しだけ「黒・金プロ&星合プロが優勢」かという感じみたいです。
敗因(だとしたら)は、序盤に白石プロが様子見で打ったつもり手を、引き継いで首藤プロが正面からハッスルしてしまったことにあるようです(笑)
前評判ではパワフルな3人組(金・白石・星合)に囲まれた冷静な首藤プロが誰と組んでも可哀そうという感じだったのに、結果は一番ハッスルしていたと・・・(笑)
色々と分からないものですね。
夜の部(後半)へつづく
チャリティー開催までの流れ
事の始まりは金秀俊プロのTwitterでの呼びかけでした。
永代囲碁塾でも何かできないかなと呼応したところ、話がトントン拍子で進んでチャリティー囲碁会が開催されました。
金秀俊プロの情熱はもちろんのこと、スピード感とフットワークの軽さにも驚かされました。
日程を決める際に、日本棋院のチャリティーのあとのほうがいいのではないか、平塚囲碁まつりとぶつからないように、などと他のことを色々と考慮していると10月13日(土)に決まりました。
囲碁界は他の世界と違って、全体的に協力し合う関係なので色々と気を遣います。それでも無事に開催できてよかったです。
そして、毎月第二土曜日は白石勇一プロの定期指導碁会が行われています。その調子で「夜も残ってチャリティー囲碁会に参加してくれませんか?」と打診したところ、驚くような返信がきました。
白石プロ「もちろんいいよ。それだったら、お昼もチャリティー囲碁会にしようか」
この優しさには脱帽です。
そして、さらに驚くべきことが・・・。
金プロにこの話をすると・・・。
金プロ「では、私もお昼から行きますよ。希望者がいれば指導碁を打ちます。」
ああーー、何という優しい方達なのでしょう。
ということでお昼の部は白石プロの講義(定例指導碁会のまま)からお二人の指導碁という内容で開催されることになりました。
金プロの指導碁風景
私はお昼のほうは途中からしか行けなかったのですが、永代塾囲碁サロンに着いてみると金プロが五面打ちをしていました!?
予約は3面打ちで募集しており、二回転がちょうど埋まった感じでその旨を金プロにもお伝えしていたのですが、当日の飛び入りで申し込みがあったようですね。
快く、面数を増やすことをOKしていただいたみたいです。
そして、金プロの指導碁は初めて見ました。
とても丁寧に指導している印象を受けましたし、対局中もにこやかに話しかけたりして、とても親しみやすかったです。
これは人気が出るなぁと思いました。
そして、なんと!
昼だけで合計8局も打っていただきました・・・。
ありがとうございます!!
白石勇一プロの指導碁風景
講義は聞けなかったのですが、名人戦の第4局を解説していただいたようです。途中からは金プロも一緒にやっていただいたみたいで、贅沢な時間ですね。
指導碁のほうはいつもの安定感で、しっかりと指導していました。基本的には厳しさの中に優しさがあるというタイプの指導碁です。
そして、夜の部へ
お昼からたくさんの方が来ていただいて、とても盛り上がりました。企画した当初はそこまで反応がなく、とても心配していましたが何とか無事に開催できて良かったです。
夜の部に続きます。
【 西日本豪雨 チャリティー囲碁会 】
永代塾囲碁サロンにて金秀俊プロ、首藤瞬プロ、白石勇一プロ、星合志保プロの4名で開催した西日本豪雨チャリティー囲碁会の収益金のご報告です。
入場料+指導料+寄付金= 93,500円
上記となりました。
週明けに振込みを行いたいと思います。(遅くとも水曜までには)
また振込をした際には改めてご報告をさせていただきます。
ご賛同いただいた、参加者の皆様(14名)、ご寄付をいただいた皆様、棋士の皆様、裏方でお手伝いをしてくれたスタッフの皆様。
皆さまのご支援のおかげで「楽しみながら被災地支援」ができたと思います。本当にありがとうございました。
2018年10月13日 永代和盛